セカンドステージ第7節 マッチサマリー(豊田自動織機 7-9 NEC)

豊田自動織機シャトルズ
豊田自動織機シャトルズ
7 合計 9
7 前半 3
0 後半 6
1 勝点 4
8 総勝点 27
NECグリーンロケッツ
NECグリーンロケッツ

豊田自動織機シャトルズ 7-9 NECグリーンロケッツ

セカンドステージ・第7節 グループB
2015年1月11日(日)11:40キックオフ/愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場

(写真:清水良枝)
(試合の写真は、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます)

穏やかな天候だがやや風が強いコンディションの中、風上の豊田自動織機シャトルズのキックオフでゲームが開始された。
本ゲームの結果が両チームの今後に大きく影響することから、激しいゲームが予想された。
背水の陣のシャトルズは、開始1分相手ペナルティーからゴール前に進むと、渾身のラインアウトモールで押し込み5番 松岡のトライ、ゴールも成功し、7-0と幸先のよいスタートを切った。

対するNECグリーンロケッツはブレイクダウンターンオーバーから相手陣に入り、ゴール正面でペナルティーを得ると前半11分、12番 田村がPGを確実に決め7-3と対抗する。
その後はシャトルズがゴールをこじ開けようと攻撃を試みるも、ゲインできない。
お互い好機を得るかに思える状況でも細かいミスが続きゲームは停滞して行く。
相手陣で優位に攻撃を行うシャトルズだが、ボールの継続をグリーンロケッツの防御に阻まれる。
流れはグリーンロケッツに傾きかけるが双方攻め手を欠き、7-3のまま前半が終了した。

後半、風上に立ったグリーンロケッツは、キックの蹴り合いの後のカウンターアタックからシャトルズのペナルティー、追い上げるべくPGを選択するも不成功。
ゲームは再び停滞して行く。
後半11分、シャトルズはブレイクタウンオーバーからゲームが動くかに見えたが、今度はグリーンロケッツのターンオーバー、中盤での攻防が続く。
ペナルティーが続くシャトルズに対し、グリーンロケッツはゴール前に前進、FW、BKと多彩に攻撃を仕掛けるが、シャトルズの攻守によって阻まれる。
三度ゲームは停滞するが後半28分、12番 田村がPGを成功させ、7-6とグリーンロケッツが詰め寄る。

後半33分にはキックパスからのWTBのキャッチ、リターンパスでトライに見えたもののスローフォワードの判定。
シャトルズは窮地を脱したかに見えたがグリーンロケッツの攻撃は続き、後半37分ペナルティーを得たグリーンロケッツがPGを成功させ、9-7とし、その後のシャトルズの攻撃を封じて勝利をおさめた。

● 記者会見ダイジェスト ●

豊田自動織機シャトルズ

丹生雅也ヘッドコーチ

「たくさんの応援団のおかげで選手の後押しになっていたことに感謝したい。選手はこの試合に負けたら終わりだ、という強い気持ちを持って挑めたので先制トライが取れたと思う。相手の粘り強いDFに苦しんだが我慢して戦えた。ボールキャリアーが長く立つことができないブレイクダウンの場面で課題が見つかったので、2月14日の入れ替え戦までに修正したい」

梅田紘一キャプテン

「ナイスゲームだったと思う。気持ちの入ったプレーができたが勝つことができなくて残念である。シーズンを通じてブレイクダウンが課題であった。サニックスの結果は気になっていたが、このゲームに勝つことに集中していた。負けた瞬間には正直、終わったと思ったが、なんとか入れ替え戦にまわることができたので、しっかり修正して気持ちを新たにし挑みたい」

NECグリーンロケッツ

相澤輝雄総監督

「勝たなければならない試合に勝つことができた。2週間にわたりノートライであること、単純なミスが多いことが課題である。トライは取られたが、かなり長い時間を我慢してディフェンスできたことは良かったと思う」

瀧澤直キャプテン

「お互いが勝ちにこだわる難しくてタフなゲームであった。体感的に織機さんのアタックもディフェンスも非常に強く厳しい時間が続いた。チームとして規律のあるディフェンスを我慢強くできたことが良かった。ワイルドカードでは上位リーグのチームとも対戦ができるので一つずつチャレンジしていきたい」

(記事:早坂一成、植村元統 広報担当:進藤剛)

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