プレシーズンリーグ トーナメント戦 1回戦マッチサマリー(コカ・コーラ 24-35 豊田自動織機)

コカ・コーラ
レッドスパークス
コカ・コーラレッドスパークス
24 合計 35
10 前半 14
14 後半 21
豊田自動織機
シャトルズ
豊田自動織機シャトルズ

コカ・コーラレッドスパークス 24-35 豊田自動織機シャトルズ

プレシーズンリーグ シールドトーナメント 1回戦
2015年10月4日(日)11:40キックオフ/東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場

前夜の日本代表のサモア戦勝利の余韻が冷めやらぬ中、今季のトップリーグで3回試合が予定されている『駒沢オリンピック公園陸上競技場』で、トップリーグプレシーズンリーグ・シールドトーナメント(各プール4位の4チームによる勝ち抜き戦)の1回戦2試合が行われ、豊田自動織機シャトルズとクボタスピアーズが勝利。この2チームは、10月10日の決勝(熊谷ラグビー場)で対戦することになった。

豊田自動織機シャトルズが前後半それぞれの早い時間帯にトライを重ね、コカ・コーラレッドスパークスを寄せ付けず、シールドトーナメントの決勝へ進んだ。

豊田自動織機はPGで先制されたが、23分にCTBベンジャミン・サンダース、26分にWTB松井謙斗が続けてトライ(いずれもSOブライス・ヘガティーのゴール成功)してリード。

その後コカ・コーラに1トライ返され前半こそ4点差だけだったが、後半13分から29分までに3トライを集中。ゴールも全て成功し、25点差を付けた。終盤にコカ・コーラの反撃に遭うも11点差でタイムアップを迎えた。プレイングコーチである大西将太郎がウォーターボーイとしてピッチサイドに控え、時折BKへ鋭いアドバイスを送っていた。
(米田太郎)

● 記者会見ダイジェスト ●

コカ・コーラレッドスパークス

コカ・コーラレッドスパークス
山口監督(左)、山下キャプテン

山口智史監督

「今日の試合のためにご準備くださいました協会関係者ならびにボールボーイの皆様に感謝申し上げます。ゲームとしては、なかなかリズムがつかめず、セットもバラバラでした。来週は怪我人も多くメンバー選考も難しいが、ビリにはならないようにしたいと思います」

──プレシーズンリーグのテーマは?

「うちは、去年から出なかった若手が春から基本を積み重ねて、オプションを作らずシンプルにやって来ました。外国人含めてベストに近いメンバーを組んでいます。ただ、若手が育って来て、チームとして負け続けると勢いが止まってしまいます。我々は11月に向けてやっています」

山下昂大キャプテン

「ミスとペナルティで、正直自滅が多かったと思います。その中でチームの方向性を示すのがリーダーです。それができなかったと思います。ただ、性格的に後ろを向くタイプではないので、残り1か月前を向いて行きたいと思います」

──以前、チームがすぐシュンとなると言っていたが?

「やはり、その傾向はあります。うちのチームの悪い、弱いところで、なかなか変えようとしても変わらない部分です。ミスなくシンプルにやろうとしていますが、それができるのはやっている選手しかいないので、解決していきたいと思います」

豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズ
丹生ヘッドコーチ(左)、松岡キャプテン

丹生雅也ヘッドコーチ

「本日はありがとうございます。コーラさんはワイドにグラウンドを使って、クイックに攻めて来ると考えていました。ディフェンスでボールキャリアーにプレッシャーを掛けて思い通りにさせないことにフォーカスして来ました。ところどころ、選手がスピードを付けて、コーラさんの思い通りにさせないことができました」

──プレシーズンリーグの位置付けは?

「うちは開幕に向けて一戦、一戦を大事に準備するためのゲームという位置付けです。トップリーグ本番に向けて修正点を明確にしたいと思います」

──収穫と課題は?

「新しい選手を試せたことが良いところです。ただ、怪我人が多く、このメンバーになったところがあります。チームづくりをして、一戦、一戦何をしていくのかを明確にしていくことが課題です」

──コカ・コーラとは同じ組だが?

「勝ったことは自信にはなったが、本番ではないので。向こうも負けた悔しさをぶつけて来ると思います」

松岡毅キャプテン

「プレシーズンリーグのテーマが勝ち切ることですが、シーズン最初の勝利は嬉しいです。前へ出てプレッシャーをかけることができました。ポジションを下げて攻められた部分もありましたので、修正して、一日、一日前進していきたいと思います」

──プレシーズンリーグの収穫と課題は?

「キャプテンとして言っていることは、ファーストジャージを勝ち取る競争をしようということです。本当に、今日は誰が出ても織機のジャージを着るために、一生懸命にやってくれました。良い雰囲気で、より良い相手と試合できる喜びを感じながら一週間、準備したいと思います」

マン・オブ・ザ・マッチは豊田自動織機シャトルズ6番、小山田岳選手

RELATED NEWS