トップリーグ2015-2016 第6節 マッチサマリー(近鉄 12-58 東芝)

近鉄
ライナーズ
近鉄ライナーズ
12 合計 58
7 前半 34
5 後半 24
0 勝点 5
19 総勝点 22
東芝
ブレイブルーパス
東芝ブレイブルーパス

近鉄ライナーズ 12-58 東芝ブレイブルーパス

トップリーグ2015-2016 第6節 グループA
2015年12月20日(日)13:00キックオフ/奈良・奈良市鴻ノ池陸上競技場

奈良市鴻ノ池陸上競技場で初めてのトップリーグ開催に6,100人強を超えるファンが集まった。
グループBでの上位4チームは決定しているが、グループAは、未だ決定せず、混戦となっている。
勝点19の近鉄ライナーズと勝点17の東芝ブレイブルーパスとの直接対決、どちらもここで勝点を積み上げて優位に立って上位トーナメントに進出したい大事な一戦となった。

風上から攻める近鉄FB高のキックオフで試合が開始。
開始5分、最初にスタンドを湧かせたのは東芝NO.8ゲームキャプテンのリーチだった。中央を突破しチャンスを掴みSH小川からパスを受けたCTBカフイが左中間に先制トライ。ゴールもSH小川が成功、0-7。
13分に再び東芝が左中間ラックからNO8マイケルからFL山本浩輝に渡り左中間にトライ、ゴール不成功で0-12。
東芝は怒涛の攻撃を繰り返し、近鉄に付け入る隙を与えず、前半で5トライ3ゴール1PGを獲得。近鉄を1トライ1ゴールに抑えて、7-34とリードして前半が終了。

後半に入っても勢いが衰えない東芝は、開始早々WTB豊島が左隅にノーホイッスルトライ。ゴール不成功も7-39。
9分に東芝が、22m左ラインアウトからモールで攻めゴール前5mからSH小川からパスをうけたLO小瀧がゴールポスト左に飛び込みトライ。ゴールもSH小川が成功し7-46とリードを広げる。
意地を見せたい近鉄は14分にハーフライン中央から途中出場した23番・テイラーが個人技で右隅にトライ。ゴールは不成功で12-46にする。
攻撃の手を緩めない東芝は、その後も2トライ1ゴールを決め、12-58と大差で東芝がリードして試合終了。
初めての鴻ノ池陸上競技場でのトップリーグの試合に観客から惜しみない拍手が湧いた。
前節からの攻撃リズムも防御も完璧な東芝に対して、近鉄は怪我人も多く戦力を欠いた戦いだったが、次節の巻き返しを期待したい。

MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は東芝ブレイブルーパスPR三上正貴選手が選ばれた。

● 記者会見ダイジェスト ●

近鉄ライナーズ

近鉄ライナーズ
前田監督(左)、豊田キャプテン

前田隆介監督

「今日もたくさんファンに来て頂き試合ができたことを嬉しく思います。
試合の内容はアタックもデフェンスも食い込まれフィジカル面も差し込まれ、ライナーズの脆い部分が出たと思います。シーズンはまだ続きますので、しっかり修正して次のNTTコム戦に向けて準備していきたいと思います」

豊田大樹キャプテン

「たくさんのファンの中で東芝に対していいチャレンジをしたかったのですが、局面で東芝に圧倒されました。来週も試合が続きますので、上位進出できるためにもしっかり修正して臨みたい」

──トンプソンの状態とスピース、デアリエンディのいない影響は?

前田監督

「トンプソンは先週の試合で痛めましたが、完治していないのでメンバーから外すことになりました。スピースもデアリエンディも怪我が完治していない状態です。チームとしては代わりをつくってきたので動揺はしていませんが、いるメンバーでやるしかない状態です」

──今日の敗因は?

豊田キャプテン

「アタックもデフェンスも前に出られませんでした。フィジカル面だと思います」

東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパス
富岡監督(右)、リーチ ゲームキャプテン

冨岡鉄平監督

「まず、ルーキーでNO.8として出場していた徳永が先週のパナソニック戦で噛みつく行為があって報道にも書かれていましたが、チームとして真摯に受け止めて再発しないように取り組んでいます。パナソニックの優秀な選手に対しても謝罪しました。今後は我々もしっかり留意してリーグ戦を盛り上げていきたいと思います。
今日、東芝は初めて奈良の鴻ノ池陸上競技場で本当に素晴らしいピッチで試合ができて嬉しく思います。
負けられない試合で、5ポイントを獲得するしかないと臨みました。キャプテンの森田もバイス(キャプテン)の梶川も怪我で出場できませんでしたが、その中でゲームキャプテンのリーチマイケルが最高のパフォーマンスを見せてくれました。30人の選手の中で一番輝いていました。
次の試合サントリー戦はお互いにライバルですので一週間しっかり準備をして臨みたいと思います」

リーチ マイケル ゲームキャプテン

「今日はとっても重要な試合でした。自分達の強みを出せて良かったと思います。反省はちょっとゲーム展開が早くなると対応ができなくなって悪い判断がありました。次のサントリー戦にはしっかり準備をして同じミスをしないように臨みたいと思います」

──今日のゲームプランは?

冨岡監督

「すべては言えませんが、アタック、デフェンスを準備していました。今日スタートからリーチ マイケルを中心に15名がしっかりアタックし、全員が戦ってくれました。近鉄とは点差は付いたが実力は差が無いと思っています。我々が前後半のゲームの入りが良かった、それがすべてだと思います」

──奈良のファンへのメッセージをお願いしたい。

リーチ ゲームキャプテン

「初めての奈良で多くのファンが声をかけてくれて、すごくラグビーが好きだなと思います。今日試合ができて、ピッチでも多くの声援をもらって忘れられない試合です。いろんな地域でもっとラグビーの良さを知ってもらえるようにしたいと思います」

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