トップリーグ2015-2016 第7節 マッチサマリー(豊田自動織機 70-17 コカ・コーラ)

豊田自動織機
シャトルズ
豊田自動織機シャトルズ
70 合計 17
17 前半 10
53 後半 7
5 勝点 0
13 総勝点 3
コカ・コーラ
レッドスパークス
コカ・コーラレッドスパークス
(写真:清水良枝)
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豊田自動織機シャトルズ 70-17 コカ・コーラレッドスパークス

トップリーグ2015-2016 第7節 グループB
2015年12月26日(土)11:40キックオフ/愛知・パロマ瑞穂ラグビー場

風は強いが暖かい気候の中、風下の豊田自動織機のキックオフから試合がスタート。直後、コカ・コーラがキャッチミス、豊田自動織機がチャンスを得るがコカ・コーラが我慢のディフェンスからターンオーバーしてピンチを脱出。
その後は豊田自動織機がペナルティを繰り返し、コカ・コーラのチャンスの時間が続く。
コカ・コーラはその勢いを生かし、豊田自動織機のパスをインターセプトし、前半10分に9番 香月が中央にトライ。ゴールも決まり、豊田自動織機が0-7と先制する。
しかし、逆にコカ・コーラがペナルティを繰り返し豊田自動織機がコカ・コーラ陣へ攻め込む。

前半18分に豊田自動織機FWがしつこく攻めて、最後は6番 バツベイがディフェンスのギャップに走り込みトライ。ゴールも決めて、7-7とコカ・コーラに追いつく。その後、10分間はお互いにペナルティ、セットプレーにミスを繰り返し、チャンスは作るがトライは取りきれない時間が続く。

前半31分、豊田自動織機陣でペナルティを得たコカ・コーラがPGを選択し、成功させてコカ・コーラが7-10とする。
しかし、直後の33分、豊田自動織機がコカ・コーラ陣に一気に攻め込み、その勢いのまま豊田自動織機12番 ヴァカが中央にトライ。ゴールも成功させ14-10と豊田自動織機が逆転。
さらに、豊田自動織機が終了直前にスクラムでプレッシャーをかけ続けてコカ・コーラがたまらずペナルティをしてしまう、豊田自動織機はPGを選択し、成功させて追加点を加えて17―10で前半を終える。

後半開始早々、コカ・コーラは果敢に攻めるがペナルティ。豊田自動織機はPGを選択し、成功させて20―10とコカ・コーラを突き放しにかかる。
その後もコカ・コーラは自陣から攻め続けるが上手くいかず、後半5分にはコカ・コーラがターンオーバーされて豊田自動織機13番 サンダーズがそのままトライ。ゴールも成功させて27-10とする。
後半11分にも豊田自動織機は連続攻撃から12番 ヴァカがトライ、ゴールも成功させて34―10とする。豊田自動織機は後半16分にもBKのパワーランナーがディフェンスを崩して11番 徐がトライ、ゴールも成功させて41―10とする。

さらに後半20分に豊田自動織機13番 サンダーズがトライ、ゴールも成功させて48-10、25分にもラインアウトモールから豊田自動織機7番 高田がトライ。ゴールは失敗して53―10、続けて28分にはBKが早い展開で豊田自動織機14番 朝見がトライ。ゴールも成功させて60-10、さらに立て続けに33分には豊田自動織機20番 竹内がディフェンスラインを切り裂き、そのままトライ。ゴールも成功させて67-10とした。

しかし、コカ・コーラも最後の意地を見せて連続攻撃から後半39分に14番 築城がディフェンスラインを切り裂きトライ。ゴールも成功させて67-17としたが、最後の最後は豊田自動織機がコカ・コーラ陣へ攻め込みコカ・コーラがペナルティ。豊田自動織機はPGを成功させて最終スコアを70―17として試合終了。終始、豊田自動織機がキックとランを上手く使い試合を優位に進めた。


● 記者会見ダイジェスト ●

コカ・コーラレッドスパークス

コカ・コーラレッドスパークス
臼井監督(右)、山下キャプテン

臼井章広監督

「寒い中、ありがとうございました。豊田自動織機のみなさんありがとうございました。残念ながらリーグ戦全敗でした。豊田自動織機のディフェンスがフィジカル的に強かったです。年明けは順位決定戦があるので、一つでも順位をあげたいと思います」

山下昂大キャプテン

「たくさんのお客さんにお越しいただきありがとうございました。自分たちのやりたいことができませんでした。ラグビーの原点、ボールの争奪で完敗でした。監督の言ったように次に向けて頑張ります。全敗という結果を受け入れて、次に向けて準備をしていくのみです」

──後半得点差が開いた理由は?

山下キャプテン

「ディフェンスの圧力を受け、ボールを外に運ぶことができず、自分たちの形を作ることができませんでした」


豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズ
丹生ヘッドコーチ(右)、松岡キャプテン

丹生雅也ヘッドコーチ

「ありがとうございました。最後のホームの試合ということで、応援してくださる方へ感動を与えようと先週の修正をしてきました。前半は規律が守れていないところがあり、相手に反則を与えてしまいましたが、後半は選手がベストなパフォーマンスを出してくれたことが勝利の要因です。1月9日に向けて、修正点を改善していきます」

松岡毅キャプテン

「ありがとうございました。ホームでプレーできて嬉しかったです。FWに『プライドを持って戦おう』と強く言い続けてきました。FWが前に出たことが勝因です。次の試合をチャレンジャーの気持ちで迎えたいと思います」

マン・オブ・ザ・マッチは豊田自動織機シャトルズ3番、長江有祐選手

(記事:竹腰浩司 小川智)

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