トップチャレンジ1・第3節 マッチサマリー(大阪府警察 0-57 宗像サニックス)

大阪府警察
大阪府警察
0 合計 57
0 前半 29
0 後半 28
0 勝点 5
0 総勝点 15
宗像サニックスブルース
宗像サニックスブルース
(写真:山口勝一)
(この他の写真については、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます)

大阪府警察 0-57 宗像サニックスブルース

トップチャレンジシリーズ1 第3節
2016年1月24日(日)14:00キックオフ/大阪・東大阪市花園ラグビー場

トップリーグ昇格を目指す各チームによるトップチャレンジ1最終節、トップウエストA・1位の大阪府警察とトップキュウシュウA・1位の宗像サニックスブルースとの対戦。トップチャレンジ1で宗像サニックスは2連勝、大阪府警は2連敗と短期決戦では好対照の戦績ではあるが、サニックスは2014-2015シーズンまでのトップリーグチーム、大阪府警は地元での開催だけに共に意地を見せたい一戦。冬空の下の東大阪市花園ラグビー場に両チームの応援に駆け付けた2500人近い観衆の見守る中、サニックスのキックオフで幕を開けた。

首位と4位の対戦にも関わらず前半は静かな滑り出し。20分までは両チーム自慢の好タックルで一進一退の攻防が続く。地元・大阪府警にとっては、3分からのサニックス右LOファアティンガ・レマルのシンビン中に先制・優位に立てなかったことがその後の展開に響いた。先手を取ったのはやはり地力のある宗像サニックス。21分に10mL中央付近のラックからFW陣が抜け出し、右PRヘンカス・ファンヴィックが大きくゲイン。フォローした右WTBアンドリュー・エブリンハムがポスト下に押さえ先制した(ゴール成功、0-7)。

さらに直後の25分、HL中央付近のラックからBKが左に展開、CTB金川禎臣のパスを受けた左WTB屋宜ショーンロバートが40m近くを走り切り左中間にトライ(ゴール不成功、0-12)。その後もFW・BKが一体となり3T(1G)を追加し、0-29とやや一方的に前半を終えた。

後半もやはり宗像サニックスペース。後半からSOに入ったドウェイン・スウィーニーの効果的なラン、キックを利してBKが縦横に展開。大阪府警のDFラインを蹂躙して大きくエリアを獲得、また接点でも強力FWが何度もターンオーバーして大阪府警のチャンスの芽を摘む。後半も4T4Gを挙げたサニックスが0-57と大阪府警を零封し、トップチャレンジ1首位通過を決めた。

宗像サニックスはやはりトップリーグでの実績をベースに、トップキュウシュウ、トップチャレンジ1を圧倒的な強さで勝ち抜いた。地力も兼ね備えているだけに、入替戦ではTL勢(NTTドコモレッドハリケーンズ)の脅威となろう。大阪府警は外国人選手を擁さない公務員チームで、トップチャレンジ1では苦戦を強いられたが、トップウエストのチャンピオンチームだけに是非、入替戦では意地を見せたい。


● 記者会見ダイジェスト ●

大阪府警察

古川敬祐監督

「ディフェンス、特にタックルは府警の良いところが出せたと思う。ただ1対1の場面でフィジカルの差が出た。全体的には通用していてもここという場面でのタックルミス、そこから一気にトライを奪われるなど、サニックスの力が上だったと思う。前半20分過ぎころまではタックルが通用していて、サニックスも予想以上だと感じてくれたのではないか。ただそこから徐々に1対1では止められなくなり、外国人に対しては2~3人かけないと止まらなくなった。そこからどんどん疲れも出始めて、突破されることも多くなってきた。最初は良いタックルも多かったので、それを80分間続けられるように鍛えていきたい。来週のリコーとの入替戦については、トップチャレンジ1で1勝もできていないので大きなことは言えないが、やはりチャレンジャーとして胸を借りるつもりで思い切りぶつかりたいと思う。
とにかく日がないので、今までやってきたとおりのディフェンスとアタックの整備、そこをしっかりしてとにかくトライをとれるような準備をしていきたい」


宗像サニックスブルース

藤井雄一郎監督

「大阪府警の良いタックルに対してしっかりと準備して臨んだが、見習わなければならない点もたくさんあり、いい勉強をさせてもらった。来週のNTTドコモとのゲームに向けてしっかりと調整し、是非トップリーグに復帰したい」



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