トップチャレンジ1・第2節 マッチサマリー(宗像サニックス 61-14 九州電力)

宗像サニックスブルース
宗像サニックスブルース
61 合計 14
35 前半 0
26 後半 14
5 勝点 0
10 総勝点 5
九州電力キューデンヴォルテクス
九州電力キューデンヴォルテクス

宗像サニックスブルース 61-14 九州電力キューデンヴォルテクス

トップチャレンジシリーズ1 第2節
2016年1月17日(日)11:40キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場

冬晴れの聖地秩父宮で2016年1月17日、11時40分のキックオフはサニックスから。今シーズン、トップキュウシュウリーグでも2回対戦した両者だが、10月17日に行われた試合では38対9、11月28日は69対0で、サニックスが九州電力をどちらもノートライに抑えて勝っている。

このキックオフボールをいきなり九州電力がノックオン。ピンチを迎える。このスクラムからサニックスはサイドを突き、できたラックから9番清里が持ち出し、10番田代からアングルを変えて内に切れ込んだ13番ロビンスにパスして ゴール中央にトライ。サニックスが難なく先制し、10番田代がゴールを決めて7対0とリードした。
続けて6分、サニックスがラインブレイクし、敵陣15mの中央で相手のオフサイドから速攻を仕掛け、左サイドのラックから右へ展開。9番清里から10番田代、13番ロビンスで再度ラインブレイクして最後は右中間にトライ。ゴールも決まり14対0となる。

続いて21分、サニックス敵陣20mのラックから10番田代がブラインドサイドから走り込んできた11番屋宜にパスし、中央にトライ。ゴールも決まり21対0となる。さらに26分、敵陣10m付近でパスを受けた14番ヘスケスがパスダミーを2回しながらディフェンスラインを翻弄し、右サイドライン際を駆け抜け、九電の戻りのディフェンスの甘さにも助けられ、中央まで回りこんでトライ。33分には、サニックスゴール前のラックから九電が痛恨のノックオンオフサイド。このペナルティから、サニックス11番屋宜が速攻し、九電は誰も付いて来られず、悠々と中央にトライ。35対0となって、試合はほぼ決まってしまった。

前半のサニックスは選手たち全員がアグレッシブにトライを獲りに行っていた。対する九電は諦めが早く、粘り強いディフェンスが見られなかった。

後半、奮起した九電は6分、サニックスのノックオンからのスクラムで9番児玉が左に展開。ブラインドサイドから回って来た14番加藤にパス。加藤がゴール右へトライし、一矢を報いた。10番齊藤のゴールが決まって35対7となった。
続いて10分には、サニックス11番の軽率なラインアウト投入に九電FWが詰め、デッドボールラインを割った5mライン上スクラムから、九電10番齊藤の飛ばしパスを受けた11番磯田が左サイドラインギリギリを走り切り左中間にトライ。10番齊藤のゴールも成功し、35対14と点差が詰まった。しかし、九電の反撃もここまで。

24分、サニックスは18番ファンヴィックのラインブレイクからラックを連取。さらに14番ヘスケスのラインブレイクから17番高島が左中間にトライ。ゴール成功。30分には左22mライン上のラインアウトから右へ展開、14番ヘスケスがまたもやラインブレイクし、最後は二人を余しつつ右中間にトライ。ゴール成功。32分には、九電キックオフボールをFWが縦に突破、中央をラインブレイクして21番猿渡が右中間にノーホイッスルトライ。ゴール不成功。36分には、サニックスは自陣ゴール前からFW、BKがつないで、最後はノーマークで21番が中央にトライしトドメを刺した。10番田代のゴールも成功し、61対14でサニックスが快勝した。

九電は2トライを奪い、アタック面では秋からの改善が見られたものの、BKのラインディフェンスが崩壊。逆にサニックスのBKの充実ぶりが際立った試合であった。

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