3節 マッチ&会見リポート(三洋電機 75-17 コカ・コーラウエスト)

コカ・コーラWRSカウンター   三洋電機陣ラック
コカ・コーラWRSカウンター 三洋電機陣ラック
マッチリポート
三洋電機ワイルドナイツ 75-17 コカ・コーラウエストレッドスパークス
(week3/2008年9月21日 at栃木県・足利市総合運動公園陸上競技場)

三洋電機、地元といってもいい両毛地区に初見参!そして圧勝の開幕3連勝!
開始早々、コカ・コーラが10番SO福田のPGで3点を先取。立ち上がり三洋FWの動きが悪くしばらくはコカ・コーラペースで進むかと思われたが、すぐさま三洋FWが底力を発揮しエンジン全開。大きなFWが良く走りボールを支配し怒涛のFWによる6連続トライ。トライ後のゴールも10番SOトニー・ブラウンが全て成功しこの時点で42対3。コカ・コーラも前半終了間際のワンチャンスを生かし13番レレアがナイススピードで三洋ディフェンスをぶち抜きでトライ。10番SO福田ゴールで前半終了。
後半11分コカ・コーラ14番徳住トライ。10番福田ゴール成功。後半も先に点を取ったのはコカ・コーラウエストレッドスパークス。しかし前半同様、徐々にコカ・コーラFWが集散で三洋電機FWより一歩遅れだす。17分、三洋電機昨年のトライ王14番右ウイング北川のトライで後半初トライ。前半はFW。後半はBKによるトライラッシュかと思いきや、後半もFWが良く走りBKと交互に5連続トライで勝負有り。三洋電機の圧勝で試合終了。

会見リポート
コカ・コーラウエストレッドスパークス
◎コカ・コーラウエストレッドスパークス
○向井昭吾監督
「外国人がケガで日本人だけのFWで戦ったが最初からスクラムが安定せず今日は苦しかった。最初のスクラムが安定していれば違った展開になったのではないかと思う。そういう意味では悔やんでいる。
後半、スクラムが安定し流れが我々になりかけたが、その流れを我々にくれないところに、三洋さんの強さがあると思う。ヒットのところはたぶん負けていなかったと思うが、そのあとの後ろの重さが「グッグッ」と圧力がかかってきているように感じた。相手はタックルリアクションのところが早いし、立ってプレーしているプレーヤーが多かった。相手は前に前に出ているので接点のところで外国人のランを1発で止められなかった。そのところが後手後手のタックルになり大量失点に繋がったのだと思う。
スピードでボールを動かしたいという意図が今日はあって、FWの近くで勝負をすると今日のようなゲームになると思った。渕上のキックと言うのもプランの1つだが、エリアを取るのでは無くアタックして4トライをとることが今日のタ-ゲットだったから速いプレーヤーにボールを渡したかった。そういう策をさせてくれないところに三洋さんのディフェンスの力があると思う」

○山口智史キャプテン
「今日の試合、負けた原因はセットプレイが全ての根源だった。それと僕個人の率直な意見として今日のFWには差があったと思う。スクラム、ラインアウトは別にしてラインデェフェンス、ラックエリアのリアクションの差、動き出しの差が今日のうちのFWとは差があったと思う。1人1人の差というよりボールの球出しのテンポの差がこの点数になったと思う。相手のテンポでSH田中君を楽にさせ、あのようなラグビーをされるとこのように点が取られるんだなと思う。ラックエリアの仕事をしっかりすることを日本人だけのFWでもこだわってやっていきたい。まだ2週間あるのでここのところはこだわってやっていきたい。
昨年も三洋さんと試合をやって、リアクションの差というか動きの速さを感じました。強いチームには『強さ』というものが色々あると思うのですが、三洋FWに関しては『速い』という印象が昨年もあって、今年も速さを感じました」

三洋電機自陣からのアタック   三洋電機トニー・ブラウン選手
三洋電機自陣からのアタック 三洋電機トニー・ブラウン選手

三洋電機ワイルドナイツ
◎三洋電機ワイルドナイツ
○飯島均監督
「今日の試合のインプレッションとしては、開始から30分が良かった。三洋にとってコーラさんにケガ人など不運なことが重なりその部分で力の差が出たのかなと思う。ただ、前半の最後にトライを取られたことと、後半スタートの10分が反省材料に思うが、強いコーラさんのようなチームに70点以上取れたことはすばらしいことと思う。替わった選手も非常に役割を果たしてくれたかなと思う。
10番SOトニーを替えた後、12番入江も替えた訳は、入江がハーフタイムで疲れている様子だったので替えた。SOには他にも良い選手がいて他の選手も使ってみたい。野口というSOもいる。ただ、トニーがすごく良いんでなかなか他を使えない。ただ、万が一という事もあるので試合展開によっては他を使ってみたい。
今シーズン最多の75点を取れたことは、ディフェンスのシステムがしっかりしている現在、下のチ-ムでも『気』が入っている時は点を取ることが難しい。コーラさんはケガ等いくつかの不運が重なったことと、遠距離からの遠征で疲れがあり、コーラさんにとって厳しいコンディションだったためかと思います。そのことは経験上すごく分かります。今日のディフェンスを点数にすると前半30分までは完璧で、その後トライを取られたので60~70点かなと思う。今日までの3試合で榎本淳平を除き大体の選手を使ったので、来週サテライトのゲームを見てリセットしたい。堀江も三洋のシステムを大体理解してきているので使ってみたい。朝見もいるしね 」

○トニー・ブラウン ゲームキャプテン
「飯島監督と同じで最初の30分は非常に良いゲームができ、良い強度で試合ができた。良いトライも何本かあって前半の30分で今日の試合を決定づけたと思います。前半の10分と後半の20分はスコアを狙いすぎて軽くなってしまった。ボールを軽く放しすぎ軽率になってしまったと思う。また、後半、レフリーのジャッジも三洋に厳しかったと思う」

コカ・コーラWR中央ラインアウト   コカ・コーラWRラインアウト
コカ・コーラWR中央ラインアウト コカ・コーラWRラインアウト

三洋電機ラック   三洋電機NO8
三洋電機ラック 三洋電機NO8

三洋電機FWトライ   三洋電機20M付近
三洋電機FWトライ 三洋電機20M付近

三洋電機14番北川選手   マン・オブ・ザ・マッチの山本貢選手(三洋電機ワイルドナイツ)
三洋電機14番北川選手 マン・オブ・ザ・マッチの山本貢選手(三洋電機ワイルドナイツ)

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