8節 マッチ&会見リポート(ヤマハ発動機 32-13 コカ・コーラウエスト)

マッチリポート
ヤマハ発動機ジュビロ 32-13 コカ・コーラウエストレッドスパークス
【week8/2009年11月29(日) at岡山・桃太郎スタジアム】

3年連続3回目の岡山開催となったトップリーグ、第8節、ヤマハ発動機ジュビロ対コカ・コーラウエストレッドスパークスの対戦は、前半から優位にゲームを支配したヤマハ発動機ジュビロが32対13で快勝した。

前半開始3分、ヤマハ発動機ジュビロは、ハーフウェイライン中央付近ラックから、FWとBKが一体となって展開し、最後は右WTB松下が右中間に先制トライをし、幸先の良いスタートを切った。さらに、前半25分、SH矢富がゴール前5m左ラインアウトモールから持ち出してトライを追加した。FB五郎丸は、難しい角度ではあったが、2本ともコンバージョン・ゴールを決めた。また、前半21分と37分にFB五郎丸がペナルティゴール決め、有利にゲームを進めた。
対するコカ・コーラウエストレッドスパークスは、30分、39分にFBウェブがペナルティゴールを決め、食い下がった。(前半終了20対6)

後半開始2分、ヤマハ発動機ジュビロは、連続攻撃からゴール前15m右中間にキックしたボールを左CTBジョシュア・レヴィがキャッチ、右CTB中垣に繋ぎ、右隅にトライし、突き放す態勢に入った。しかし、コカ・コーラウエストレッドスパークスは、後半12分、ゴール前15m中央のラックから、HO蔵、No.8山口と繋ぎ、中央にトライを上げ、意地を見せたが、ヤマハ発動機ジュビロは、後半20分、22mライン左中間からインゴールにキックしたボールを左WTB中園が押さえて、ボーナスポイントを獲得する4トライ目をあげ勝利した。

マン・オブ・ザ・マッチには、試合を通して豊富な運動量でブレイクダウン、ディフェンスに活躍し、ラインアウトでの安定したキャッチングにより勝利に貢献した左LOローリー・ダンカン選手が選ばれた。


会見リポート
コカ・コーラウエストレッドスパークス
向井監督(左)、三根キャプテン
向井監督(左)、三根キャプテン


◎コカ・コーラウエストレッドスパークス
○向井昭吾監督
「前後半ともヤマハのターンオーバーに対応しきれなかった。ある程度攻撃はできたが、トライまで持っていけなかったことが敗因だ。ボールは回せるが、トライがとれないのが今年のチームの課題だ」

○三根秀敏キャプテン
「前半からミスが多く、コンタクトなど繋ぎの部分が軽くなってしまった。反省点が多いので、もっと激しくプレーできるよう次節までに修正したい」



ヤマハ発動機ジュビロ
シューラー監督(右)、山村キャプテン
シューラー監督(右)、山村キャプテン


◎ヤマハ発動機ジュビロ
○ケビン・シューラー監督
「まずは、勝ち点5がとれてとてもうれしい。試合内容は課題点が色々あったが、勝てたことを良しとしたい。1ヶ月間のブランクでコンビネーションの修正をしたが、うまくいかなかった。しかし、ヤマハのディフェンスが良く、後半SOにウェブが入ったが、しつこくタックルで止められた。ヤマハのプレーヤーは全員が感謝の気持ちを持って、プレーしている。毎週末にラグビーができる喜びを感じているようだ。今週神戸が負けて神戸より上に上がったが、1試合1試合大切に戦って上に進みたい」

○山村亮キャプテン
「勝ち点5をとれてほっとしている。まだまだ課題が多いので、ステップアップしなければならない。今後サントリーや神戸などとのゲームがあるので、1試合ごとにステップアップしたい」

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