「ぴあトークバトル どうなる!?プレーオフトーナメント」再現ダイジェスト

1月24日(日)から開幕する、ジャパンラグビー トップリーグ2009-2010プレーオフトーナメントに向けて「ぴあトークバトル スポーツ快楽主義2010 Vol.71~どうなる!?トップリーグプレーオフトーナメント~」が、1月12日に開催。その模様をダイジェストでご紹介します。


村上: さっそくですが、リーグ戦最後の三洋電機ワイルドナイツとの試合(16-16でドロー)では、最後にピシ選手が蹴り出しましたけど。
清宮: ミスキックでした。
村上: わざと? 
清宮: いえ、その時点では、(プレーオフトーナメントの)どちらのカードが東京開催になるか、知らなかったわけですし。
村上: 引き分けという結果でした。飯島さんはどうみていますか?
飯島: すべて(ビデオで)見直していませんが、サントリーはキックのエリアマネジメントがうまいなという印象ですね。
清宮: ライアンが出てませんでしたからね‥‥。
村上: 東芝は最終節、神戸製鋼に快勝、といっていいでしょうか。(52-33で東芝が勝利)
瀬川: 前半はよかったんですが。
村上: 後半、モールで押し込まれましたね。
瀬川: チームとしての約束事について、改めて修正して、プレーオフトーナメントに臨みたいと思っています。
村上: 石井さん(のトヨタ自動車ヴェルブリッツ)は完勝でしたね。(リコーブラックラムズに52-0)
石井: 大味なゲームになってしまいました。反省点は多い。
村上: それにしても難波選手、すごかったですね。独走してました。(33歳、元日本代表のセンター難波選手はこの日、2トライ)
石井: 最年長ですからね、足がもつれそうになりながらも走ってました。実は彼は腎臓破裂を経験していまして、ずいぶん悩んだようです、手術をせずに復帰をしたんですが、もう一度やってしまったら生命の危機ですから。今のところは大丈夫のようです。血尿がでたら即病院、とのことですが。
瀬川: うちもアイイに独走されて。
村上: 東芝は(今回プレーオフトーナメント出場の)3チームすべてに負けてますね。
瀬川: トークでも負けそう‥‥。
村上: いや、いまのそこ、笑いとってますよ(笑)。
村上: ところで小野澤選手、トライ王ですね。
清宮: おめでとうございます。小野澤くん。今年はすごく意識して、始めから狙ってましたね。
村上: チームの他の選手も(小野澤選手に)ボールを集めたりして?
清宮: いや、それはなかったですけど(笑)。有賀も北條も、獲りたかっただろうし。小野澤がトライをまさにしようとしていたときに、北條がぶつかってきて、ノックオンなんてことも‥‥(笑)。
村上: 小野澤選手、相当怒ってましたね。
清宮: 怒ってたね。もう周りに自分しかいなくて、ゆっくりトライをしようとしていたときだから。
村上: 今年はウイング、フルバックがトライを獲れるような戦い方がでしたけど、それは意図していたんですか?
清宮: 意図というか、自然にそうなったんです。
瀬川: (サントリーは)ナチュラル・ラグビーですから(笑)。
清宮: ありがとう(笑)。
村上: 石井さんは‥‥根性ラグビーですか?
石井: そんなに好きじゃないんです、根性って。
村上: 皆さん、現役時代の対戦はあるんですか?
飯島: 石井さんと私はやった事があるって言ってましたね。おそらく清宮さんともやった事があると思います。
村上: 全国大会で?
飯島: (清宮さんとは)リーグ戦が同じなんで。石井さんとは全国大会で?
石井: はい。
村上: でも、飯島さんは覚えてない。
飯島: あんまり覚えてないんですよね。
清宮: 去年は覚えてましたけど、ね。
飯島: そうそうそう、僻み嫉みの話は覚えてる(笑)。
村上: 石井さん、(その頃の)飯島さんの印象は?
石井: 全国大会でも対戦がありましたし、練習試合でもありましたけれども。僕が19の時、練習試合で肩を脱臼したんですね。飯島さんがずっと試合中にも関わらず「大丈夫か?大丈夫か?」って。
村上: へえ~。めちゃめちゃイイ人じゃないですか!(笑)
飯島: それなのに全然覚えてない(笑)
清宮: 試合に出てなかったの?
石井: 出てました。
村上: 出てたのに‥‥。
石井: 出てて、僕が肩脱臼したのに気付いて「大丈夫か?」ってずーっと。その当時メディカルって(体制がチームに)無いですから。
飯島: おそらくね、だいたい私、当時ラトゥっていたんですよ(シナリラトゥ氏)。彼がいろんな人間壊していくんですよね。その情景というか風景が『これヤバいんじゃないか』というようなのが印象に残っててね。音とか、曲がりかたとか、外れかたとか…いつも後について処理してたんです。それがおれの人間性なのかな(笑)。
清宮: きょうは最年長の飯島さんを持ち上げるトークですね。
村上: それでは、アンケートのコーナーにいきましょうか。パトリックさん、お願いします。
4監督への質問コーナー
ここでナビゲーターのパトリック・ユウ氏が登場。会場の皆さんからの6つの質問を紹介し、それに4監督に「YES」「NO」の札をあげて答えていただきました。その結果は次の通りで、これにからめてトークが展開されました。

Q1.トップリーグでは自分のチームがいちばん面白いラグビーをしている。
飯島 NO 石井 YES 瀬川 NO 清宮 YES
Q2.われわれがトップ4に残るのは当然である。
飯島 NO 石井 NO 瀬川 NO 清宮 YES
Q3.リーグ戦よりトーナメントの方が戦いやすい。
飯島 NO 石井 NO 瀬川 YES 清宮 YES
Q4.他のチームに気になる選手がいる。
飯島 NO 石井 NO 瀬川 YES 清宮 NO
Q5.今シーズン自分は変わったと思う。
飯島 NO 石井 YES 瀬川 YES 清宮 YES
Q6.監督は天職だ。
飯島 NO 石井 NO 瀬川 NO 清宮 YES

村上: 面白いですねー。清宮さんはほとんど「YES」ですね。まずひとつめ。「トップリーグでは自分たちのチームがいちばん面白いラグビーをしている」という質問には、清宮監督と石井監督が「YES」ですね。
石井: 良くも悪くもですね、ハラハラドキドキして楽しいんじゃないかなと。(自分は)いつも手に汗にぎってます。
村上: 清宮さんは。
清宮: とりあえず「YES」と。
村上: 監督はそうじゃないと、ということで?
清宮: とりあえず、です(笑)。
村上: 瀬川さんは、「NO」。
瀬川: 目指しているラグビーは、そういうところにありますけども、まだそこまでは、ですね。
村上: 瀬川さんが考える、面白いラグビーとは、具体的にはどういう?
瀬川: やはり、攻撃的なラグビーをしたいというのと、ボールも人も動くラグビーですね。
村上: まだ、できてませんか?
瀬川: そうですね、もう少し。
村上: 飯島さんも、「NO」。
飯島: 他のチーム、そんなに見てないんで、比較対照ができない。とにかく目の前の試合に勝とうとか、いいラグビーをしようとかは考えますが。
司会の村上氏が会場のお客さんに、どこが面白いと思うか4チーム順々に、拍手できいてみると、三洋電機ワイルドナイツ、サントリーサンゴリアスの拍手が多いという結果。また試しに、去年のこのトークバトルで、各監督から高評価を得た『福岡サニックスブルース』についてきいてみると、これがいちばん拍手が大きいという結果でした。
村上: 実際どうですか? サニックスは今年? 去年たいへんそのコーチングに対する評価が高かったわけですが。
清宮: やってる事は今年も変わらないんですけど、少しずつ去年まで足りなかったところ、たとえばスクラムなどが、アップしてる。彼(藤井雄一郎部長兼監督)は、少しずつベースを上げていってチームをつくるというよりも、先にチームのスタイルをつくった後にベースをつくっていく、という感じがしますね。
飯島: 今年、ウインドウマンスで宮崎合宿に行った時に、いっしょに練習をしたんですが、(藤井監督は)非常に熱い男だなという事がわかって、少し驚きました。もう少し冷静で静かな人なのかなと思っていましたので。すごく熱いモノを持っていて。(サニックスというチームは)なにがいいのか、ということはよくわからないんですが、チーム全体が同じ方向に向って行っているということは強く感じます。
村上: 「リーグ戦よりトーナメントのほうが戦い易い」という質問には、清宮監督と瀬川監督が「YES」です。
瀬川: もう、負けたらしょうがない、先を考えなくてすむ、そういった意味ではやり易いんじゃないかなと。
村上: 東芝ってトップリーグが始まってから、トーナメントではあまり負けてないですよね。
瀬川: そうですね、はい。
村上: なにか理由があるんでしょうか。
瀬川: やはり、そういう空気になってきますので。出る選手もそうですし、出ない選手もそうですし、会社のファンの皆さんもそうですし、1年間のなかでも充実した雰囲気がつくられている時期になってきますね。
村上: 清宮さんは?
清宮: (リーグ戦と合わせて)1回目より2回目、2回目より3回目のほうが、いろいろ考えられますからね。
村上: 石井さんは「NO」。
石井: はい。ひとつでも多く、試合したいじゃないですか。
村上: あ、そういう意味ですか(笑)。
村上: 「他のチームに気になる選手がいる」。これ「YES」は瀬川さんだけですか。
瀬川: 誰というよりは、いろいろなチームいろいろな選手の考え方があって、そういったプレーのスタイルなどは参考になりますから、そういった意味で気になりますね。
村上: あえて具体名をあげると?
瀬川: 今シーズンに関しては(サントリーの)ライアン選手などですね。
村上: あとの皆さんは「NO」。
飯島: ちょっと思いつきませんで‥‥まず、自分たちのところの選手のことも、よく分かってませんから。そちらのほうが大事かなと。
石井: ぼくも飯島さんと同じで、自分のチームのことで手いっぱいなので、気にしていられないというか。気にしだしたら、1日20時間くらい練習しないとだめかもしれない(笑)。
村上: 「今シーズン、自分は変わったと思う」。これは飯島さんだけが「NO」なので、先におききします。
飯島: 自分で変わったかどうか、よく分からないです。
村上: 石井さんは。
石井: 変わっていてほしいという願望もありますが、それまでは抵抗があったのが、周りの人の意見を前よりも聞くようになりましたね。
村上: 瀬川さんは。
瀬川: 去年、ああいうことがありましたので。
村上: 謹慎処分、ですね。
瀬川: チームのなかにいると見えないところを、チームの外から見たり、人に任せるところは任せたり、といった部分です。
村上: 清宮さんも。
清宮: そうですね、やはり勝ってませんからね。勝てていないうちは、やはり変わらないとだめですね。
村上: 具体的には。
清宮: 簡単にはいえないので‥‥。
村上: 飯島さんからみて、どうですか。
飯島: やはり、ラグビーに幅が出てきている感じがします。幅というのはヨコだけでなく、タテにも、広くなったなあという印象です。
村上: 他のチームで変わった、と思えるところはありますか。
飯島: とっさにいわれて思いつくのは、やはりサニックスでしょうか。いいときはもちろん、試合の状況が悪いときにも、全員がひとつの方向に向けて走っていくような、そんな感じを受けます。
村上: 瀬川さんは。
瀬川: 大きな変化を感じるところは、なかったです。ただサントリーさんは、去年「三洋はキックばかりだけど、俺たちはあまり蹴らないよな」なんて話をしてたんですけど、この間の試合ではまんまとキックでやられました(笑)。
村上: あの試合(12節)は完敗でしたね。
瀬川: 立ち上がりから波にのれないままでした。
村上: ヒル選手が出ていなかったんですよね。
瀬川: あの前の九州電力戦で、頭を打ったこともあって。
村上: プレーオフは大丈夫ですか。
瀬川: 13節で久しぶりにマン・オブ・ザ・マッチをとって、相当やる気になってます。
村上: 最後に、「監督は天職だ」。これは清宮さんだけが「YES」です。
清宮: 私だけ?
村上: 性格が向いているとか、そういうことなんでしょうか。
清宮: ぼく、B型なんですが、B型は向いているような気がします。自分のこだわるところは、すごくこだわるし、自分が興味がないことにはまったく無関心で、切り替えが早いというか、自分に必要でないと思うことはすぐ忘れるし。
村上: 他の方は「NO」ですけど。
飯島: 前監督の宮本をみていますと、私なんかよりよほど決断が早い。私は優柔不断ですからねえ。
瀬川: 私は情熱といった点は誰にも負けませんが、人を引っぱっていくという点で向いているかといえば、まだまだですし、天職とはいいきれません。
村上: ところで城戸選手はめちゃくちゃ男前ですね。
石井: そうですね、‥‥マリエって芸能人がいるじゃないですか。あの人に似ているんで、たまにチームでマリエって呼ばれてます。
村上: ぴあのウェブサイトの「イケメンインタビュー」で話を聞いたんですが、まあ、きれいな顔でしたね。サントリーでは菅藤心選手でした。菅藤選手のページはアクセスが多かったらしいですよ。東芝は吉田朋生選手。チーム内で異論はなかったですか。
瀬川: みんな(自分が)男前だと思ってますからね。顔はだめでも、心は男前だって。
村上: 東芝はそういうタイプの人が多いですよね。三洋は飯島選手。
飯島: 私と同じ名前なんですが。お母さんがハンガリーの方なんです。すごく整ってますよね。
村上: 本人はイケメンといわれるのはイヤみたいです。
飯島: いやみたいです。すごくナイーブな男なので。私とちがって。
会場のお客さんからも質問が。「2019年にワールドカップが日本で開催されますが、2019年に向けての思いは?」
清宮: 10年後‥‥もう9年後ですか。あっと云う間に終わっているんだろうという気持ちですね。自分がどうなっているか。何をしているのかも分からないし、何をしたいかも分からない。けれども、ラグビーが盛り上がっていて、ラグビーの良さを、みんなが熱く語り合っているような世界に、そんなふうになってたらいいなあと。希望です。
瀬川: お客さんがいっぱいになるスタジアムで試合をしてほしいし、自分もそこで観ていたいし。携わっていることができれば、本当に幸せだと思いますし。そのためにも、今日本のトップでさせて頂いている私たちが"礎"じゃないですけども、ラグビーの"精神""プレー"をしっかりとグラウンド上でパフォーマンスしていければなあと。まず、最初の一歩を作っていきたいと思っています。その時自分は何をしているか分からないけれども、ラグビーは非常にすばらしいスポーツだと思っていますので、何らかの形で携わっていたい。自分ができるのであれば、協力したいなと思っていますね。
石井: 多くの観客が足を運んで、非常に大きく盛り上がりが感じられる…日本が揺れるくらいの事が感じられるような大会であってほしいですね。そのために、今自分にできる事を一生懸命やるべきかなと考えています。10年後は何をしているかというよりも、その時にも生きていたい(笑)。
飯島: そろそろそういうことを考える年齢ですよね(笑)。たくさんの観客の方が海外から観に来て、日本でワールドカップをやったんだということを、多くに人に知ってもらえるような大会でありたいですね。石井監督も言いましたけれども、そのために私たちが今できることは、目の前の試合を、みんなの感動・共感を得るような試合をする事が大切だと。
「今年小学校1年生になる孫がラグビーを始めました。アドバイスをいただけないでしょうか?」
飯島: 一番最初は"マネ"することだと思うんですね。非常にうまい選手のマネをしていって、ある程度のところまでいって、そこから自分にオリジナリティを。うまい選手・好きな選手のプレーをマネをすることが一番早道だと私は思います。
石井: 飯島監督同様、マネすることが一番重要だと思いますし。いろんな状況を楽しんで、ラグビーを楽しいと思えるように、周囲の指導者・親御さんが、仕向けていってあげて欲しいなと思います。ときには厳しい事も楽しめるように育てていってあげれば、間違いなくラグビーを続けるんじゃないかなと思います。
瀬川: ラグビーって他のスポーツと違って、ボールを持って走ることも、パスすることも許されてますし、キックすることも当たることもディフェンスでは相手を捕まえて倒すことも許されている。いろんなプレーがあるので、自分の好きなプレーを、どんどん得意にしてやっていけばいいんじゃないかと思います。他の競技ですと、ある程度制限されたものがありますけれども、ラグビーは本当に自由にいろんなプレーができると思いますので。自分が本当に好きだという、ラグビーを始めるきっかけとなったことを一生懸命やっていけば、どんどん上達するんじゃないかなあと思いますね。
清宮: ぜひ本物を間近で見てほしいですね。試合を、トップ選手のパフォーマンスを。ラグビーの良さに気付いたり、憧れたりして『ああなりたい』とか『ああいうトコに僕も立ちたい』とかいう思いを早く作れば、人は自ずからね、いろんな方向でそこに辿り着けるように考える生き物じゃないですかね。早くそういうものを、大人が手助けして、気付かせてあげるとか、見せてあげるとかしていきたいなあとは思います。
プレーオフに向けての意気込み
飯島: 今年創部50年という節目でもありますし、フィジカルの強いトヨタさんに対して、全力でぶつかっていきます。(互いにぶつかり合うときの)音がするような試合をして、勝利したいと思います。
また、飯島監督からは、最終節でのラフプレーで、セミファイナルに出場できないトニー・ブラウン選手について、ひとことがありました。
昨年、タックルを受けて、けがをしたとき、医師から「生きているのが不思議だ」といわれるほどだったんです。夜中に緊急手術をして、明け方に麻酔が切れて、いちばん最初に私に言ったのが、タックルをした(近鉄ライナーズの)ルーク・トンプソンから連絡があったか、ということでした。実は私あてに何度か電話があったのですが、こちらも余裕がなく、電話に出られなかったのですが、そのことを伝えたら、彼に話があると、電話をかけたんです。そうしたら、試合中のことだから、仕方がないことだ。おまえは悪くない、心配するなと。危篤といっていい状態のときに、この男はすごいなーと思いました。今回の出場停止処分を受けた件は許されることではありませんが、トニー・ブラウンというのはこういう人間だということを、皆さんにお伝えしたく、話をさせていただきました。
石井: 三洋さんに対してどこまでチャレンジできるかが、カギだと思っています。この何年か、三洋さんには勝ったことがないので、自分たちのすべきことをしっかりと実行していきたい。
瀬川: 今シーズンは、日本一になって、ファンの皆さんと共に心の底から喜びあいたいと、一年間やってきました。トップリーグのベスト4のチームとして、1秒たりとも無駄にせずに準備をして試合に臨みたいと思います。
清宮: 昨日のボクシングの試合のように(同日の記者会見の内容をご参照ください)、熱い熱い空気で秩父宮ラグビー場を染めたいなと思います。試合が終わってもしばらくどよめきが消えないような、そんな試合にしたいと思います。


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