トップリーグ2014_2015特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

セカンドステージ 第2節(12/6-7)

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見どころ

●セカンドステージ第2節プレビュー

熱かった開幕戦再現! パナソニック対東芝
大阪では神戸製鋼がサントリーを迎え撃つ

 
  正確なキックだけではなくハイボールにも強いパナソニックSOバーンズ。東芝としては絶対的な司令塔にプレッシャーをかけたいところ
 

正確なキックだけではなくハイボールにも強いパナソニックSOバーンズ。東芝としては絶対的な司令塔にプレッシャーをかけたいところ
photo by Kenji Demura (RJP)

ファーストステージ開幕戦では東芝の気迫がパナソニックを圧倒。セカンドステージでの再戦は頂点を見据えた大一番となる

ファーストステージ開幕戦では東芝の気迫がパナソニックを圧倒。セカンドステージでの再戦は頂点を見据えた大一番となる
photo by Kenji Demura (RJP)

日本代表としても存在感を見せたHO木津。神戸製鋼としてはファーストステージ同様まずはセットでサントリーに対して優位に立ちたい

日本代表としても存在感を見せたHO木津。神戸製鋼としてはファーストステージ同様まずはセットでサントリーに対して優位に立ちたい
photo by Kenji Demura (RJP)

共に日本代表選手の多い神戸製鋼とサントリー。LO真壁主将率いるサントリーとしても同じ相手に続けて負けるわけにはいかない

共に日本代表選手の多い神戸製鋼とサントリー。LO真壁主将率いるサントリーとしても同じ相手に続けて負けるわけにはいかない
photo by Kenji Demura (RJP)

キヤノンはNTTコム戦で途中出場ながらセットプレーを安定させたHO庭井が先発。強力FWヤマハ発動機戦のキーマンとしての期待がかかる

キヤノンはNTTコム戦で途中出場ながらセットプレーを安定させたHO庭井が先発。強力FWヤマハ発動機戦のキーマンとしての期待がかかる
photo by Kenji Demura (RJP)

前節、6週間ぶりの再開かつセカンドステージの開幕となったトップリーグ。
ファーストステージの順位によって与えられるボーナスポイントもあって、たった1節終了しただけなのに、グループAで首位と最下位の勝ち点差が8に広がるなど、リスタートダッシュに成功したチームとつまずいたチームで大きく明暗が分かれる形となった。

セカンドステージ第1節を終えての両グループの順位および勝ち点は以下のとおり。

●グループA
パナソニック ワイルドナイツ 9
東芝ブレイブルーパス 7
サントリーサンゴリアス 7
キヤノンイーグルス 6
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 4
ヤマハ発動機ジュビロ 3
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 1
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 1

●グループB
クボタスピアーズ 8
近鉄ライナーズ 8
リコーブラックラムズ 7
NTTドコモレッドハリケーンズ 6
NECグリーンロケッツ 4
宗像サニックスブルース 2
コカ・コーラレッドスパークス 2
豊田自動織機シャトルズ 2

今節の大一番は共に前節いいかたちで第2の開幕ダッシュに成功したパナソニック対東芝戦(6日、東京・駒沢陸上競技場=14:05)。
ファーストステージ開幕ゲームの再現となる。
気温自体は予想よりも上がらなかったが、まだまだ真夏と言えた8月22日に東京・秩父宮ラグビー場でのナイトゲームで行われた開幕戦では「ここで負けるようなことがあれば、今年のチャンピオンシップはない」(冨岡鉄平ヘッドコーチ)というほど焦点を合わせていた東芝が39-26という意外な大差をつけて勝利。

ただ、ディフェンディングチャンピオンにとっては、この開幕ゲームで敗れたことがチームを引き締める効果もあったのだろう。
パナソニックは以降負けなしで、ファーストステージ(プールA)を首位通過。
セカンドステージ初戦となった前節でもフィジカルなトヨタ自動車を攻守に圧倒。30-10で危なげなくセカンドステージのリスタートに成功した。
「(トヨタ自動車戦では)80分間、集中力を切らさずプレーできた。次の東芝戦もスタッフとプレーヤーが同じ方向を向いて戦っていきたい」(HO堀江翔太主)
いいかたちで乗り切ったファーストステージ後半のパフォーマンスに満足せずに、戦い方の幅を広げ、チームとしての完成度を高めようとしているパナソニック。
東芝としては前節の神戸製鋼戦でもスクラムで優位に立ったことで勝利を手にした(30-20)ように、まずはセットプレー、ブレイクダウンなどのコンタクトエリアで優位に立ち、攻守共にどれくらい前への圧力をかけられるかがポイントになりそうだ。

東芝 - パナソニック戦に先立って行われるキヤノン - ヤマハ発動機戦はどちらが4強への挑戦権を勝ち取るかのサバイバルマッチと言ってもいい一戦。
前節、しっかりゲームコントロールしながらCTB三友良平が7PGを決める安定した戦い方を見せ「いいチームになってきた」と永友洋司監督を喜ばせたキヤノンに対して、ヤマハ発動機は前節のサントリー戦で完全には主導権を握り切れなかったセットプレーでまずは優位に立ちたい。

日本代表組が完全復帰の神戸製鋼は
サントリーをセットで圧倒できるか

前節、試合4日前に欧州遠征から帰国した日本代表組をリザーブスタートにした影響もあって東芝に対してセットプレーで後手に回った神戸製鋼は大阪・近鉄花園ラグビー場にサントリーを迎える(7日14:05)。
日本代表組のコンディションも格段に良くなっていることが想定されるだけに、強力セットプレーと安定したディフェンス力を核にサントリー大久保直弥監督に「完敗」と言わしめたファーストステージでの対戦(29-22)を再現してシーズン終盤へ勢いをつけたいところだろう。

同日同会場での第1試合(12:00)では共にグループBでの初戦を接戦で乗り切った近鉄とリコーが対戦。
入替戦を回避し、ワイルドカードトーナメント進出を早く確定させたい両チーム。ファーストステージでの対戦では28-23で近鉄が競り勝っている。

東京、大阪以外では、いずれも7日、愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場でクボタスピアーズ対豊田自動織機(11:40)、トヨタ自動車対NTTコム(14:00)、長野・長野運動公園総合運動場陸上競技場でNEC対宗像サニックス(12:00)、滋賀・皇子山総合運動公園陸上競技場でNTTドコモ対コカ・コーラ(13:00)が予定されている。

(text by Kenji Demura)

チケット

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場 チケット
12/6(土) 12:00 キヤノンイーグルス ヤマハ発動機ジュビロ 駒沢 チケット
12/6(土) 14:05 東芝ブレイブルーパス パナソニック ワイルドナイツ 駒沢 チケット
12/7(日) 11:40 クボタスピアーズ 豊田自動織機シャトルズ 瑞穂 チケット
12/7(日) 14:00 トヨタ自動車ヴェルブリッツ NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 瑞穂 チケット
12/7(日) 12:00 近鉄ライナーズ リコーブラックラムズ 近鉄花園 チケット
12/7(日) 14:05 神戸製鋼コベルコスティーラーズ サントリーサンゴリアス 近鉄花園 チケット
12/7(日) 12:00 NECグリーンロケッツ 宗像サニックスブルース 東和田陸 チケット
12/7(日) 13:00 NTTドコモレッドハリケーンズ コカ・コーラレッドスパークス 皇子山 チケット
■チケット全国発売日
セカンドステージ 第1節〜第7節:好評発売中です。
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