トップリーグ2014_2015特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

ファーストステージ 第6節(10/11 - 10/12)

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試合結果

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場
10/11(土) 12:00 リコーブラックラムズ 31-24 NTTドコモレッドハリケーンズ 盛岡南
10/11(土) 14:05 クボタスピアーズ 24-29 豊田自動織機シャトルズ 盛岡南
10/11(土) 12:00 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 24-24 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 近鉄花園
10/11(土) 14:05 近鉄ライナーズ 30-31 サントリーサンゴリアス 近鉄花園
10/11(土) 13:00 NECグリーンロケッツ 21-44 パナソニック ワイルドナイツ 柏の葉
10/12(日) 13:00 キヤノンイーグルス 44-20 コカ・コーラレッドスパークス 大分陸
10/12(日) 14:05 宗像サニックスブルース 21-59 東芝ブレイブルーパス コカ・ウエスト
10/12(日) 13:00 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 29-26 ヤマハ発動機ジュビロ 富山陸

速報サマリー

[ファーストステージ第6節(10月12日)]

ヤマハ発動機に逆転勝ちのNTTコムが上位Gへ
キヤノン大勝でプールB残り2枠争いは熾烈に

ヤマハ発動機に執念の逆転勝ちをしたNTTコムが4位以内を確定させた(写真は後半6分にトライを奪うFL山下)
photo by Noriko Abe

12日、トップリーグ第6節3試合が行われ、プールAではすでに4位以内を確定させていたパナソニック ワイルドナイツ、東芝ブレイブルーパス、ヤマハ発動機ジュビロに続いて、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスが4位以内を決めて、セカンドステージを上位グループで戦う4チームの顔触れが決定した。

富山県総合運動公園陸上競技場で行われたNTTコム対ヤマハ発動機の一戦は、前半モールでのトライなどでリードしたヤマハ発動機に対して、NTTコムは数少ないチャンスをものにするかたちで前後半2トライずつを重ねて29-26で際どく逆転勝ち。
総勝ち点をヤマハ発動機と並ぶ21としたNTTコムはセカンドステージでは初めて上位グループ(グループA)で戦うことになる。
試合後の記者会見でロブ・ペニー ヘッドコーチは「自信を持ってこれからも戦っていきたい」と抱負を語った。

広島・コカ・コーラウエスト広島スタジアムでは東芝が計9トライを奪う猛攻で宗像サニックスブルースに59-21で大勝。総勝ち点を25に伸ばし、パナソニックを抑えてプールBの首位をキープ。

一方、プールBでは大分・大分市営陸上競技場でキヤノンイーグルス対コカ・コーラレッドスパークス戦が行われ、4強入りの可能性を残すキヤノンイーグルスが前半から着実にトライを重ねて44-20で快勝。セカンドステージでの上位グループ入りに望みをつないだ。

プールBでは神戸製鋼コベルコスティーラーズとサントリーサンゴリアスの上位グループ入りがすでに決まり、残り2枠をキヤノン(勝ち点22)、トヨタ自動車ヴェルブリッツ(同18)、近鉄ライナーズ(同17)、リコーブラックラムズ(同13)が競う状況となっている。

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前半モールでのトライなどでリードを許したものの、粘りのDFで引き離されなかったことがNTTコムの逆転勝ちにつながった
photo by Noriko Abe

後半27分、殊勲の逆転トライを決めたNTTコムのLO栗原がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた
photo by Noriko Abe

[ファーストステージ第6節(10月11日)]

トヨタ自動車と引き分けも神戸製鋼の4位以内が確定
パナソニック、サントリー、東芝、ヤマハ発動機も上位Gへ

前半トヨタ自動車にリードされた神戸製鋼だったが、後半WTB今村(中央)のトライなどで追い上げ、引き分けに。プールB3位以内を決めた
photo by RJP

トップリーグ第6節は11日、プールA2試合、プールB3試合の計5試合が行われた。

プールBでは、これまで全勝の神戸製鋼コベルコスティーラーズとトヨタ自動車ヴェルブリッツが近鉄花園ラグビー場の第1試合で激突。
上位進出のためには負けられないトヨタが前半に2トライ2ゴールを奪って14-3とリードしたが、神戸製鋼も後半に猛反撃。後半22分にWTB今村雄太のトライ、CTB山中亮平のゴールで24-14と逆転した。
しかし、トヨタもすぐにPR佐藤一斗のトライ、SO文字隆也のゴールで3点差に迫った後、32分の文字のPGで同点に。さらに終了間際に文字が勝利の望みを託してDGを蹴ったが、こちらは外れて結局引き分け。
ともに3トライずつで、勝ち点を2ポイント獲得した。

第2試合の近鉄ライナーズ対サントリーサンゴリアスは、さらにゲームが白熱。
前半を10-10で折り返し、後半30分にサントリーがSH日和佐篤のトライ、CTB宮本啓希のゴールで31-23と8点差にリードを広げた。しかし、粘る近鉄も、37分に途中出場のFL山口浩平のトライ、SO重光泰昌のゴールで1点差に迫ったが、サントリーが何とか逃げ切って、勝ち点5をゲット。通算勝ち点を23に伸ばして2位をキープした。
この結果、近鉄は勝ち点を17に伸ばしたものの、神戸製鋼とサントリーを最終節で逆転することが不可能となり、両チームの4位以内が確定。また、近鉄に勝ち点で11差をつけられたコカ・コーラレッドスパークスの5位以下も確定した。
一方、盛岡南で行われたリコーブラックラムズ対NTTドコモレッドハリケーンズ戦は、31-24でリコーが勝って、勝ち点を13に伸ばして最終節に望みをつないだ。

プールAでは、柏の葉公園総合競技場で行われたパナソニック ワイルドナイツ対NECグリーンロケッツ戦で、パナソニックが44-21と快勝。勝ち点を24に伸ばして、4位以内が確定。
「2週間ゲームから離れていたので、ある程度ミスが出るのは想定していたけど、トライの後もみんなで気の緩みがないようにしようと話し合った」というHO堀江翔太キャプテンの言葉通りに攻撃の手を緩めず、前半で試合を決めた。

盛岡南公園球技場で行われたクボタスピアーズ対豊田自動織機シャトルズ戦は、前半を6-7とリードされた豊田自動織機が後半4分にFBマーク・ジェラードのPGで逆転。さらにFL小山田岳のトライ、CTB大西将太郎のゴールでリードを広げ、クボタの猛追をかわして29-24で今季2勝目を挙げた。
この結果、クボタの総勝ち点が13にとどまったため、東芝ブレイブルーパス、ヤマハ発動機ジュビロの4位以内も確定した。

(text by Hiromitsu Nagata)

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近鉄との激戦を31-30で制したサントリーのプールB4位以内も確定した(写真中央はSOピシ)
photo by RJP

NECに快勝したパナソニックはこの日、試合のなかった東芝、ヤマハ発動機とともにプールA4位以内を決めた(写真はSOバーンズ)
photo by RJP

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