トップリーグ2014_2015特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

セカンドステージ 第3節(12/13-14)

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試合結果

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場
12/13(土) 11:40 サントリーサンゴリアス 32-16 東芝ブレイブルーパス 秩父宮
12/13(土) 14:00 パナソニック ワイルドナイツ 29-27 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 秩父宮
12/13(土) 12:00 クボタスピアーズ 36-11 宗像サニックスブルース 近鉄花園
12/13(土) 14:05 近鉄ライナーズ 30-27 NTTドコモレッドハリケーンズ 近鉄花園
12/13(土) 13:00 ヤマハ発動機ジュビロ 26-9 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス ヤマハ
12/13(土) 13:00 NECグリーンロケッツ 32-28 コカ・コーラレッドスパークス

ギオンス

12/14(日) 14:00 リコーブラックラムズ 36-0 豊田自動織機シャトルズ カンスタ
12/14(日) 13:00 キヤノンイーグルス 9-14 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 長良川

速報サマリー

[セカンドステージ第3節(12月13日)]

サントリーが東芝を止め、パナソニックは神戸製鋼に大逆転
ヤマハ発動機もNTTコムに快勝し、グループAは大混戦に

WTB中づる(雨冠に隹・鳥の順)のハットトリックなどで、東芝に攻め勝ったサントリーがセカンドステージ初となる勝ち点5を獲得
photo by Yuka Shiga

13日、セカンドステージ第3節6試合が行われた。
東京・秩父宮ラグビー場には、昨季の4強チームが集結。
第1試合ではセカンドステージに入り、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、パナソニック ワイルドナイツを連破してグループAで首位に立っていた東芝ブレイブルーパスとサントリーサンゴリアスが対戦。
試合は東芝が前節までの好調ぶりを生かすかたちで、CTBフランソワ・ステインの2PG、1DGで9-0とリード。
ところが、前半26分に東芝FL望月雄太が反則の繰り返しで10分間のシンビン退場になると、数的優位を生かしたサントリーが32分に村田大志、34分に中づる(雨冠に隹・鳥の順)隆彰という2人のWTBが連続トライを奪って一気に逆転する。
完全に流れをつかんだサントリーは後半に入ってもWTB中づる(雨冠に隹・鳥の順)の2トライなど計3トライを加えて32-16で快勝。東芝の連勝を止めた。

続く第2試合でも、ひとつのシンビンが流れを変えた。
前半、WTB中濱寛造、LOアンドリース・ベッカー、WTB山中楽平の3トライなどで神戸製鋼が27-3と大きくリードして折り返したが、後半9分、途中出場のLO鈴木敬弘が故意の反則で10分間の退場となると、パナソニックが一気に息を吹き返す。
14分にWTB山田章仁、18分にHO堀江翔太主将、さらに22分にCTBのJP・ピーターセン、30分にPR稲垣啓太と4連続トライ。4本中3本のゴールをSOベリック・バーンズが決めて、後半31分時点で29-27と大逆転に成功。そのまま逃げ切った。
後半は神戸製鋼に1点も与えず、「試合を重ねるごとに、ゲームの中での修正能力がついてきた」というHO堀江主将の言葉を裏付ける脅威の粘りを披露したパナソニックが、再びグループAの暫定首位に立った。

静岡・ヤマハスタジアム(磐田)では、ファーストステージでの対戦では惜敗(26-29)していたNTTコミュニケーションズシャイニングアークスを、地元のヤマハ発動機ジュビロが攻守に圧倒。
奪ったトライこそ2本のみだったものの、「もっと圧倒しないといけないが、相手をノートライに抑えたし、いいホームゲームができた」と清宮克幸監督も一定の評価を与える内容で、勝ち点4を獲得。
総勝ち点を12に伸ばしたヤマハ発動機は暫定2位に浮上した。
上位陣の順位は1位=パナソニック(勝ち点14)、2位=ヤマハ発動機(同12)、3位=サントリー(同12)、4位=東芝(同11)、5位=神戸製鋼(同9)。

一方、グループBではクボタスピアーズが宗像サニックスブルースに36-11、近鉄ライナーズがNTTドコモレッドハリケーンズに30-27、NECグリーンロケッツがコカ・コーラレッドスパークスに32-28で、それぞれ勝利を収めた。

(text by Kenji Demura)

 

前半の24点差をひっくり返し、神戸製鋼戦で大逆転勝利を収めたパナソニックが再びグループA首位に立った
photo by Yuka Shiga

トライこそ前半35分にWTB伊東(写真)が奪ったものなど2本にとどまったものの、攻守にNTTコムを圧倒したヤマハ発動機がグループA2位に浮上
photo by Kenji Demura (RJP)

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