トップリーグ2014_2015特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

セカンドステージ 第7節(1/11)

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試合結果

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場
1/11(日) 11:40 東芝ブレイブルーパス 31-14 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 秩父宮
1/11(日) 14:00 キヤノンイーグルス 8-47 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 秩父宮
1/11(日) 11:40 豊田自動織機シャトルズ 7-9 NECグリーンロケッツ 瑞穂
1/11(日) 14:00 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 19-40 サントリーサンゴリアス 瑞穂
1/11(日) 11:40 宗像サニックスブルース 33-46 NTTドコモレッドハリケーンズ レベスタ
1/11(日) 14:00 コカ・コーラレッドスパークス 22-38 リコーブラックラムズ レベスタ
1/11(日) 12:00 近鉄ライナーズ 10-19 クボタスピアーズ 近鉄花園
1/11(日) 14:05 ヤマハ発動機ジュビロ 26-18 パナソニック ワイルドナイツ 近鉄花園

速報サマリー

[セカンドステージ第7節(1月11日)]

神戸製鋼がレギュラーシーズン1位でLIXIL CUP 2015へ
東芝、ヤマハ発動機もベスト4。サントリーは4強逃す

前半8分のWTB山下楽を皮切りに5トライを奪って47-8で快勝した神戸製鋼が1位通過でプレーオフへ。2トライを記録した山下はトライ王にも名を連ねた
photo by Kenji Demura (RJP)

11日、セカンドステージ第7節の8試合が行われ、レギュラーシーズン全日程が終了。
グループAでは、すでにプレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015進出を決めていたパナソニック ワイルドナイツに続いて、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、東芝ブレイブルーパス、ヤマハ発動機ジュビロの4強入りが確定した。

東京・秩父宮ラグビー場の第2試合でキヤノンイーグルスと対戦した神戸製鋼はFW戦での優勢を生かすかたちで、前半にWTB山下楽平が2本、後半は途中出場していたCTBフレイザー・アンダーソンが3本トライを決めて47-8で快勝。勝ち点5を加えた。

大阪・近鉄花園ラグビー場第2試合では、4トライ以上を挙げて勝てば自力でのLIXIL CUP 2015進出を決められる立場だったヤマハ発動機が気迫のプレーで王者・パナソニックを圧倒した。
攻めては前後半2トライずつピッタリの4トライを重ね、守ってもパナソニックを2トライに抑える締まったパフォーマンスで26-18で勝利。

この結果、ヤマハ発動機が06〜07年シーズン以来となる4強入りを決める一方で、ボーナスポイントを獲得できなかったパナソニックに代わって神戸製鋼がレギュラーシーズン1位でプレーオフを迎えることになった。
「移動がないのはプラスになる。ホームというのも力になるはず」
神戸製鋼FL橋本大輝主将は大阪でセミファイナルを戦えることになったメリットを語る。

一方、東京・秩父宮の第1試合では、立ち上がりのフィジカルコンテストで優位に立った東芝が、スクラムでの2本のペナルティトライなど、FWの力強さを生かして5トライを奪って31-14でNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに快勝し、9季連続9回目となるプレーオフトーナメント進出を決めた。

レギュラーシーズン上位4チームの勝ち点は神戸製鋼(29)、パナソニック(29)、東芝(28)、ヤマハ発動機(27)。

愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場での第2試合ではサントリーサンゴリアスが6トライを奪ってトヨタ自動車ヴェルブリッツに勝利を収めて勝ち点を26に伸ばしたものの、4位のヤマハ発動機に勝ち点1及ばず、プレーオフ進出を逃した。
サントリーがプレーオフ進出を逃すのは、現行の4強によるプレーオフトーナメント制度が導入されるようになって初のこと。

1月24、25日に予定されているプレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015セミファイナルは神戸製鋼対ヤマハ発動機(24日14:00 大阪・近鉄花園)、パナソニック対東芝(25日14:00 東京・秩父宮ラグビー場)の顔合わせで行われることになる。

得失点差で宗像サニックスの自動降格が確定
クボタ、コカ・コーラ、豊田自動織機は入替戦へ

グループBでは勝ち点7で並ぶかたちでトップリーグ残留を争っていた、宗像サニックスブルースと豊田自動織機シャトルズが共に敗れ、ボーナスポイント1ずつを獲得したが、わずか6点の得失点差で豊田自動織機がトップリーグ生き残りを果たし、宗像サニックスの自動降格が決まった。

グループB4試合の結果は以下のとおり。

NECグリーンロケッツ 9-7 豊田自動織機シャトルズ(愛知・瑞穂)
NTTドコモレッドハリケーンズ 46-33 宗像サニックスブルース(福岡・レベスタ)
リコーブラックラムズ 38-22 コカ・コーラレッドスパークス(福岡・レベスタ)
クボタスピアーズ 19-10 近鉄ライナーズ(大阪・近鉄花園)

尚、個人タイトルは最多トライゲッターがネマニ・ナドロ(NEC)、堀江恭佑(ヤマハ発動機)、山下楽平(神戸製鋼)に3人が11トライで並び、得点王およびベストキッカーはベリック・バーンズ(パナソニック)が2冠を獲得した。

グループA、グループBの最終順位は以下のとおり。

(グループA)
1 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(29)
2 パナソニック ワイルドナイツ(29)
3 東芝ブレイブルーパス(28)
4 ヤマハ発動機ジュビロ(27)
5 サントリーサンゴリアス(26)
6 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(11)
7 キヤノンイーグルス(8)
8 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(2)

(グループB)
1 リコーブラックラムズ(32)
2 NECグリーンロケッツ(27)
3 NTTドコモレッドハリケーンズ(26)
4 近鉄ライナーズ(25)
5 クボタスピアーズ(24)
6 コカ・コーラレッドスパークス(15)
7 豊田自動織機シャトルズ(8)
8 宗像サニックスブルース(8)

( )内の数字は勝ち点。

日本選手権出場権を賭けてグループA5〜8位とグループB1〜4位が出場するワイルドカードトーナメント1回戦は以下の組み合わせで行われる。

NTTコム - リコー(24日11:40 東京・秩父宮)
サントリー - 近鉄(24日14:00 東京・秩父宮)
キヤノン - NEC(25日12:00 大阪・近鉄花園)
トヨタ自動車 - NTTドコモ(25日14:05大阪・近鉄花園)

※日本選手権へは2回戦(31日 大阪・近鉄花園)を勝った2チームが進出

また、グループB5〜7位チーム(クボタ、コカ・コーラ、豊田自動織機)が来季のトップリーグ残留を賭けてトップチャレンジ1の2〜4位チームと対戦する入替戦は2月14日に予定されている。

(text by Kenji Demura)

 

神戸製鋼は後半途中出場のCTBアンダーソが3トライ。BKが奪ったトライもキヤノンに対してFW戦で優位に立ったからこそ生まれた
photo by Kenji Demura (RJP)

スクラムで圧倒したFW第1列を筆頭にFW陣の力強さが目立った東芝は9季連続プレーオフへ(写真はMOMに選ばれたPR浅原)
photo by Kenji Demura (RJP)

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