開催日 | Kick Off | Host | Visitor | 会場 | |
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10/19(土) | 12:00 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | 41-19 | 九州電力キューデンヴォルテクス | 秩父宮 |
10/19(土) | 12:00 | NTTドコモレッドハリケーンズ | 7-20 | トヨタ自動車ヴェルブリッツ | 近鉄花園 |
10/19(土) | 14:00 | パナソニック ワイルドナイツ | 40-22 | 東芝ブレイブルーパス | 秩父宮 |
10/19(土) | 14:00 | 近鉄ライナーズ | 17-26 | ヤマハ発動機ジュビロ | 近鉄花園 |
10/20(日) | 13:00 | サントリーサンゴリアス | 29-20 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | ニッパ球 |
10/20(日) | 13:00 | コカ・コーラウエストレッドスパークス | 36-66 | キヤノンイーグルス | 大分市営陸 |
10/20(日) | 14:00 | 豊田自動織機シャトルズ | 6-28 | NECグリーンロケッツ | 鈴鹿 |
10/20(日) | 14:00 | クボタスピアーズ | 16-12 | リコーブラックラムズ | 新発田 |
[1stステージ・第6節(10/20)]
神戸製鋼との雨中の我慢比べを制したサントリー
NECと共に2ndステージ上位グループ入り確定
神戸製鋼の大型FWと互角に渡り合って勝利を収めたサントリーは貫禄の上位グループ入り |
第6節4試合が行われ、プールAのサントリーサンゴリアスとNECグリーンロケッツのセカンドステージのグループA(上位グループ)進出が決まった。
注目のサントリー - 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦の行われた神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場は激しい雨が降りしきる、あいにくのコンディション。
立ち上がりから大型フォワードの神戸製鋼がサントリー陣に攻め込む時間帯が多かったが、ハンドリングエラーなども多く、前半の神戸製鋼のトライは35分にCTBジャック・フーリーが奪った1本のみ。
対するサントリーは、「体の大きな相手に対して立ち上がりで我慢できたことが、試合の最後まで効いた」とLO真壁伸弥主将が語ったとおり、しっかり守りながら、CTBニコラス ライアンが確実に2PG。さらに、前半終了間際にFB有賀剛がDGを決める試合巧者ぶりを発揮。
10-9と神戸製鋼の1点リードで迎えた後半に入ると、相手のミスにつけ込んで、サントリーが得点を重ねる展開となった。
4分にトップリーグ初先発のFL仲宗根健太がいきなり初トライ。23分にいったんは逆転されるが、35分のSH日和佐篤のトライの他、CTBニコラスが2ゴール、2PGを加えて、29-20で神戸製鋼を振り切り、セカンドステージでの上位グループ入りを確定させた。
一方、三重県営鈴鹿スポーツガーデン サッカー・ラグビー場では、NECが豊田自動織機シャトルズから4トライを奪って、28-6で快勝。ボーナスポイントも含めて勝ち点5を加えたNECは総勝ち点をサントリーと並ぶ25として、こちらもシーズン後半戦を上位グループで戦うことを決めた。
また、この日、大分市営陸上競技場でコカ・コーラウエストレッドスパークスを66-36で破ったキヤノンイーグルス、そして新潟・新発田市五十公野公園陸上競技場でリコーブラックラムズに16-12で競り勝ったクボタスピアーズの勝ち点は共に15となり、ファーストステージ最終節での4強入り(プールB)に望みをつないだ。
■今日のマン・オブ・ザ・マッチ
有賀剛(サントリーFB)
意外なことに自身初のマン・オブ・ザ・マッチ。前半終了間際には、これまた人生初の値千金のDGを決めた。
「DGはアドバンテージが出ていたので余裕をもって狙えた。チームとしてはフィジカルの強い神戸製鋼に対してフォワードがディフェンスで崩されなかったのでいい試合になった」
(text by Kenji Demura)
厳しいコンディションの中、神戸製鋼もCTBフーリーのトライなどでサントリーに迫ったが、勝ち点は挙げられず |
マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたサントリーFB有賀 |
[1stステージ・第6節(10/19)]
ヤマハ発動機、パナソニックが快勝し
2ndステージでのグループA入りが確定
後半30分にトライを奪うなど、途中出場ながら大仕事をしてみせたHO 堀江主将の活躍などでパナソニックが東芝に快勝 |
19日、ファーストステージ4試合が行われ、ヤマハ発動機ジュビロとパナソニック ワイルドナイツがプールB4位以内を確定させ、セカンドステージでの上位グループ入りを決めた。
東京・秩父宮ラグビー場の第2試合に登場したパナソニックは、後半に4トライを重ねて40-22という予想外の大差で東芝ブレイブルーパスに快勝した。
風下の前半を10-10で乗り切ったパナソニックは、3試合連続でリザーブスタートとなったHO堀江翔太主将を後半開始と同時に投入。
「前半10分くらいから出る準備をしていた」という新主将は、いきなり大きな仕事をやってのける。
「リスタートの部分で精彩を欠いた」(FL望月雄太ゲームキャプテン)という東芝の一瞬の隙をついて、試合再開のキックオフからボールを持って大きくゲイン。
NO8ホラニ龍コリニアシ、FL西原忠佑とつないで、わずか20秒で試合の流れを決定づけるトライを奪ったパナソニックは、30分に堀江主将自ら加えたトライを含めて、後半だけで30点を挙げてライバルの東芝を圧倒した。
「フィジカルに前に出続けてくれて、ディフェンスでも1対1でプレッシャーをかけてくれた」(中嶋則文監督)
フィジカルな戦いで東芝を圧倒しただけに、4位以内を確定させたパナソニックにとってはシーズン後半に向けて意義の大きな勝利となった。
一方、大阪・近鉄花園ラグビー場では、前半13-17と近鉄ライナーズにリードされたヤマハ発動機が後半4分にLO大戸裕矢のトライで逆転。FB五郎丸歩が1ゴール、2PGを加えて、26-17で近鉄を振り切り、無敗を守った。
パナソニック-東芝戦に先立って秩父宮ラグビー場で行われたNTTコミュニケーションズシャイニングアークス-九州電力キューデンヴォルテクス戦では、NTTコムが6トライを挙げて41-19で大勝。勝ち点5を獲得。
近鉄花園ラグビー場では、20-7でNTTドコモレッドハリケーンズを下したトヨタ自動車ヴェルブリッツがこちらは勝ち点4を加えた。
この結果、勝ち点25としたヤマハ発動機と、同23のパナソニックがセカンドステージをグループA(ファーストステージA、B両プールの上位4チームずつが進出)で戦うことが確定。
すでにグループA進出の望みを絶たれていた九州電力に加えて、NTTドコモと、この日、試合のなかった豊田自動織機シャトルズのセカンドステージでのグループB入りも確定した。
■今日のマン・オブ・ザ・マッチ
ホラニ 龍シオアペラトゥー(パナソニックPR)
スクラムの核となり、ハードタックルでもチームを救った。
「FW8人で力を出せた。ひたすら足を動かして、ワークレートを意識してプレーした」
(text by Kenji Demura)
計6トライを奪って快勝したNTTコムが4強入りに向けて大きな勝ち点5を獲得(写真は効果的なラインブレイクを重ねたSH鶴田) |
マン・オブ・ザ・マッチのホラニ 龍シオアペラトゥー(パナソニック ワイルドナイツ) |