開催日 | Kick Off | Host | Visitor | 会場 | |
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11/30(土) | 12:00 | 九州電力キューデンヴォルテクス | 38-36 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | レベスタ |
11/30(土) | 14:15 | コカ・コーラウエストレッドスパークス | 32-17 | リコーブラックラムズ | レベスタ |
11/30(土) | 12:00 | NECグリーンロケッツ | 19-22 | キヤノンイーグルス |
熊谷 |
11/30(土) | 14:00 | パナソニック ワイルドナイツ | 24-20 | ヤマハ発動機ジュビロ | 熊谷 |
12/1(日) | 12:00 | 近鉄ライナーズ | 21-20 | NTTドコモレッドハリケーンズ | 近鉄花園 |
12/1(日) | 14:00 | トヨタ自動車ヴェルブリッツ | 12-27 | 東芝ブレイブルーパス | 近鉄花園 |
12/1(日) | 13:00 | クボタスピアーズ | 30-7 | 豊田自動織機シャトルズ | 長良川 |
12/1(日) | 13:00 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | 23-37 | サントリーサンゴリアス | ユニバ |
[セカンドステージ・第1節(12/1)]
ジャパン抜きのサントリーが神戸製鋼を圧倒
リーチ主将復帰の東芝もトヨタ自動車に快勝
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「タイトに戦えた」とCTB平ゲームキャプテンも納得の内容で神戸製鋼を圧倒したサントリー |
1日、セカンドステージ第1節4試合が行われ、グループAでは、サントリーサンゴリアスが神戸製鋼コベルコスティーラーズに、東芝ブレイブルーパスがトヨタ自動車ヴェルブリッツにそれぞれ快勝した。
兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われた神戸製鋼対サントリーは、リーグ3連覇を目指す王者の恐ろしいほどの底力があぶり出される一戦となった。
ホームにサントリーを迎えた神戸製鋼が4人の日本代表を先発させたのに対して、サントリーは11月13日に離脱しひと足先に帰国していたHO青木佑輔こそスターティングメンバーに名を連ねたものの、PR畠山健介、LO真壁伸弥、FL/NO8ヘンドリック・ツイ、SH日和佐篤の日本代表組はベンチスタート(SO小野晃征はメンバー外)。
それでも立ち上がりから圧倒的な強さを披露したのは、日本代表組に頼らないサントリー。
日本代表の欧州遠征最終戦でも先発した神戸製鋼が誇る平島、山下の両PRが、揃って前半36分に早くも退いたことが象徴しているかもしれない(山下はPR山内雅延の負傷のため、後半9分に再出場)。
「ファーストスクラムは良かったが、その後はセットプレーが良くなかった」と、神戸製鋼・苑田右二ヘッドコーチが語ったスクラムとラインアウトでも、そしてブレイクダウンの攻防でも、若いメンバーも多かったサントリーが圧倒。
得点こそ、SO森田恭平の2本のPGで神戸製鋼が先行したが、11分にサントリーが敵陣22m内のラインアウトから右に攻めた後、左に戻してNO8竹本隼太郎が神戸製鋼ゴールを陥れると、18分FL佐々木隆道、34分SO野村直矢と前半だけで計3トライ。
CTBニコラス ライアンの3ゴール/2PGの計12点も加えて、ハーフタイム時点でスコアはすでに27-6というほぼセーフティリード。
後半は神戸製鋼も3トライを返したものの、今季初出場のFL橋本大輝主将が「ショックですね。やられ過ぎました」と白旗を挙げる内容で王者が快勝(最終スコアは37-23)。
「(日本代表組のいない)11月に残ったメンバーがどう成長できるか」(大久保直弥監督)という意味では、チーム力のさらなる上積みを感じさせた王者の後半戦のスタートだった。
一方、大阪・近鉄花園ラグビー場では、後半22分に今季初出場のFLリーチ マイケル主将のトライでトヨタ自動車を引き離した東芝が27-12で快勝。三上正貴、湯原祐希、浅原拓真の日本代表組のフロントローが揃ってフル出場を果たすタフガイぶりも光った。
シーソーゲームとなったグループBの“大阪ダービー"は終了間際にSO重光泰昌の逆転PGが飛び出した近鉄ライナーズが21-20でNTTドコモレッドハリケーンズに1点差勝利。同じくグループBのクボタスピアーズ対豊田自動織機シャトルズは30-7でクボタが快勝した。
(text by Kenji Demura)
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ブレイクダウンの激しさでもセットプレーの安定度でもサントリーが上回った |
相変わらずの判断力でゲームをコントロールしたサントリーSHデュプレアがマン・オブ・ザ・マッチに |
[セカンドステージ・第1節(11/30)]
パナソニック、キヤノンがセカンドステージ好発進
コカ・コーラウエスト、九州電力は今季初白星
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後半5分のHO堀江主将のトライなど、千両役者が活躍したパナソニックが2ndステージ好スタート |
11月30日、ジャパンラグビー トップリーグ 2013-2014が1ヵ月間の休止期間を経て、セカンドステージに突入した。
熊谷スポーツ文化公園熊谷ラグビー場で行われたグループAの2試合は、共に最後まで勝敗の行方がわからない接戦となったが、キヤノンイーグルスがNECグリーンロケッツに、そしてパナソニック ワイルドナイツがヤマハ発動機ジュビロにそれぞれ競り勝ち、上位進出へ幸先いい1勝を上げた。
5日前に3週間に渡った欧州遠征から帰国した日本代表メンバーのプレーぶりが明暗を分けるかたちとなったのが、第2試合のパナソニック—ヤマハ発動機戦。
前半8分にWTB山田章仁のトライで先制したパナソニックは、後半5分には自陣から持ち出したHO堀江翔太主将が自ら敵陣深くに蹴り込んだボールを再確保して最後には左隅に飛び込むスーパープレーを見せて勝ち越しトライ。
「時差ボケでフラフラ」(堀江)というコンディションながら活躍すべき人が活躍したパナソニックに対して、同じように強行先発したヤマハ発動機FB五郎丸歩は前半3本のPGを外す乱調ぶり。
試合終盤、ヤマハ発動機は15ヵ月ぶりにトップリーグ復帰を果たしたSH矢富勇毅の活躍などもあって4点差に追い上げただけに、「ちゃんと光るべき人間が輝かないと。それぞれの役割を果たしてくれないと難しい」と清宮克幸監督を嘆かせる結果となった。
一方、第1試合はファーストステージ最終節でヤマハ発動機から劇的な金星を奪ってグループAに滑り込んだキヤノンの攻撃姿勢が目立つゲームとなった。
「この1ヵ月間は主にアタック練習に費やした」
そんな永友洋司監督の言葉どおりに、立ち上がりから積極的にボールを動かしたキヤノンが前半20分までにWTB原田季郎、FB和田拓主将がトライを奪って主導権を握り、最後はNECの猛追を守り切って22—19で勝利を収めた。
福岡レベルファイブスタジアムで行われたグループBの2試合では、ファーストステージで勝ち星を上げられなかった地元九州勢が奮起。
第1試合は、終了間際のFB荒牧佑輔の同点トライとSO齊藤玄樹の勝ち越しゴールで九州電力キューデンヴォルテクスがNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに劇的な逆転勝ち。
一方、第2試合に登場したコカ・コーラウエストレッドスパークスは前半9分のFBトゥ・ウマガマーシャルのトライで先制すると、リコーブラックラムズに一度もリードを許すことなく点数を重ねて32-17で快勝。
地元の2チームが揃って今季初白星、それもワイルドカードトーナメント出場へ意義の大きな勝ち点5を獲得するという、九州のファンにとっては最高のセカンドステージ第1節となった。
(text by Kenji Demura)
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前半6分のWTB原田の先制トライなどで終始リードを守ったキヤノンがNECを振り切り3点差勝利 |
後半3PG、2ゴールの計11得点を挙げたパナソニックSOバーンズがマン・オブ・ザ・マッチに |