トップリーグ2012-2013特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

特別編「ワイルドカードトーナメント 2回戦」「入替戦」(2/8)

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試合結果

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場
2/8(土) 12:00 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 18-3 近鉄ライナーズ 近鉄花園
2/8(土) 14:05 ヤマハ発動機ジュビロ 13-12 NECグリーンロケッツ 近鉄花園

速報サマリー

[特別編「ワイルドカードトーナメント 2回戦」「入替戦」(2/8)]

ヤマハ発動機、トヨタ自動車が日本選手権へ
三菱重工相模原を振り切りコカ・コーラWが残留

後半32分のFLホップグッドのトライなどで近鉄を突き放したトヨタ自動車は日本選手権で帝京大と対戦
photo by Kenji Demura (RJP)

8日、大阪・近鉄花園ラグビー場でワイルドカードトーナメント2回戦の2試合が行われ、トヨタ自動車ヴェルブリッツが18-3で近鉄ライナーズを、ヤマハ発動機ジュビロが13-12でNECグリーンロケッツをそれぞれ下して、日本選手権進出を決めた。

大阪朝鮮高級高等学校ラグビー部3年生、近鉄花園ラグビー場および運営担当の大阪府ラグビー協会スタッフなどの懸命な除雪作業によって予定どおりの開催にこぎつけ、キックオフ時点では雪が雨に変わっていたものの、グラウンドの一部には残雪も見える難しいコンディション。

セカンドステージ5節から4連勝と調子を上げていたトヨタ自動車は終始ブレイクダウンの圧力で近鉄を上回った。
立ち上がりは風下ということもあり近鉄に攻め込まれる場面も多かったが、「1人目がしっかりタックルできていたし、2人目もよくボールに絡めていた」(HO上野隆太主将)という好守で得点を許さず、23分に敵陣深くのラインアウトからしっかりモールを押し込んで先制。
後半も「コンディションもあって堅いゲームになったが、しっかりディフェンスしてくれたし、ブレイクダウンでのターンオーバーも取れた。トヨタらしい、いい試合ができた」と、廣瀬佳司監督も納得の締まった内容を続けて、18-3で完勝した。

続く第2試合は、前半風上に立ったNECがSO田村優の2PG、1DGで9-0とリードしたが、後半に入るとヤマハ発動機がほぼ一方的に試合を支配。
FB五郎丸歩のPGで追い上げた後、32分に敵陣深くのラインアウトから「最初から圧倒できる感触はあった」(FL三村勇飛丸主将)というフォワード陣の力強さをようやく生かすかたちで、モールでトライを取り切り1点差に。
直後の左隅からの難しいゴールキックを五郎丸が難なく決めて、逆転。辛くもNECを退けた。

この結果、16日の日本選手権ではヤマハ発動機が早稲田大と、トヨタ自動車が帝京大と対戦することに(他のカードは、東芝ブレイブルーパス対筑波大、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対慶應義塾大)。
自身かつて主将、監督を務めた早稲田大と対戦することになったヤマハ発動機の清宮克幸監督は「勝っている部分をしっかり出してヤマハのラグビーを全開に見せたい」と、抱負を語っていた。

尚、福岡レベルファイブスタジアムで行われた入替戦では、コカ・コーラウエストレッドスパークスが22-17で三菱重工相模原ダイナボアーズを振り切り、トップリーグ残留を決めた。

(text by Kenji Demura)

FW戦で優ったヤマハ発動機が13-12でNECに逆転勝ちして日本選手権出場を決めた
photo by Kenji Demura (RJP)

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福岡で行われた入替戦。粘る三菱重工相模原を22-17で振り切ったコカ・コーラWのトップリーグ残留が確定
photo by Yuji Arakawa

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