トップリーグ2014_2015特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

トップチャレンジ1 第2節(1/18)

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見どころ

●トップチャレンジ1 第2節プレビュー

勝者が来季のトップリーグ昇格へ大きく前進!
勝ち点5のHondaと三菱重工相模原が直接対決

 
  釜石戦で3トライを奪ったWTBレメキ(写真)をはじめ強力メンバーが揃うHonda。三菱重工相模原のDFを破り、トップリーグ昇格へ前進なるか
 

釜石戦で3トライを奪ったWTBレメキ(写真)をはじめ強力メンバーが揃うHonda。三菱重工相模原のDFを破り、トップリーグ昇格へ前進なるか
photo by Kenji Demura (RJP)

Hondaの攻撃力を抑えてロースコアの戦いに持ち込みたい三菱重工相模原にとってはSOドナルドのゲームコントロール力も鍵を握る

Hondaの攻撃力を抑えてロースコアの戦いに持ち込みたい三菱重工相模原にとってはSOドナルドのゲームコントロール力も鍵を握る
photo by Kenji Demura (RJP)

日本人のみの選手構成になっている九州電力。「組織で取る」ことを徹底する一方で、WTB早田などの決定力にも期待がかかる

日本人のみの選手構成になっている九州電力。「組織で取る」ことを徹底する一方で、WTB早田などの決定力にも期待がかかる
photo by Kenji Demura (RJP)

18日、大阪・近鉄花園ラグビー場で、来季のトップリーグへの昇格を賭けるトップチャレンジ1 第2節2試合が行われる。

今季のトップチャレンジ1には、トップイーストディビジョン1 1位の三菱重工相模原ダイナボアーズ、トップウェストA 1位のHonda HEAT、トップキュウシュウA 1位の九州電力キューデンヴォルテクス、そしてトップチャレンジ2を勝ち抜いた釜石シーウェイブスRFCの4チームが参加。

12日に東京・秩父宮ラグビー場で行われた第1節では、Hondaが釜石に59-0、三菱重工相模原が九州電力に36-23で勝利。
今節は前節で勝ち点5ずつを挙げたHondaと三菱重工相模原が直接対決する大一番が予定されている(14:00)。

元豪州代表LOヒュー・マクメニマン、元NZ代表WTBホゼア・ギア、男子セブンズ日本代表WTBレメキ ロマノ ラヴァなど、インパクトある海外出身選手も顔を揃えるHondaは第1節では攻守に釜石を圧倒。
「我慢強く、しっかり戦えた」とFB鎌田哲郎ゲームキャプテンが振り返ったとおり、立ち上がりこそ釜石のハードタックルに手こずった部分もあったが、前半14分のWTBギアの先制トライを皮切りに、計9トライを重ねる猛攻を見せて、59得点。
「(三菱重工相模原戦に向けて)ストラクチャーでは修正が必要な部分もある」と、藤本知明ヘッドコーチは慎重な姿勢も見せるが、4年ぶりのトップリーグ復帰へ、いいチーム状態で三菱重工相模原との決戦を迎えることになる。

対する三菱重工相模原は、前節では外国人選手がいなくなった九州電力に対して、後半14分にいったんはリードを許すなど苦戦。
「九電のキッキングゲームにつき合いすぎた」
高岩映善監督はSOスティーブン・ドナルドなどがキックを多用して、攻撃リズムが出なかったことが苦戦の原因と分析。
「このままではHondaには厳しい」と正直な心情を吐露してもいたが、ハーフタイムに積極的に攻めることを指示した後半はドナルド自身が何度もラインブレイクをし、途中出場した切り札のWTBシェーン・ウィリアムズも決定的なトライを奪うなど、「これまでやってきたものを出せた」(SO安藤栄次主将)と、試合をコントロールすることに成功して、九州電力を振り切った。

「春シーズンにメンバーに言ったのが『もう一度、緑の壁をつくろう』ということ」という高岩監督が重きを置く三菱重工相模原のディフェンス力がインパクトあるHondaのアタックをどこまで封じることができるかが、一番のポイントになりそうだ。

初昇格目指す釜石は九州電力にチャレンジ

一方、第1試合は前節で敗れた同士の対戦。
今季、外国人選手なしで戦う九州電力は、前述のとおり、第1節では三菱重工相模原に対して後半14分にいったんは逆転するなど、「外国人がいなくなって、個で取るのではなく組織的に取るということにこだわってきた」(平田輝志監督)という独特のアタックがある程度通用する手応えもつかんだのも確か。

一方、Hondaに大量失点を許した釜石にとっては、「ロータックルで2人で1人を倒すプレー」(NO8須田康夫主将)など、ディフェンス面の整備が昨季までトップリーグでプレーしていた九州電力に対するアップセットを成し遂げるための絶対条件であることは間違いない。

25日に予定されている最終節での自動昇格の可能性を残すため、両チームとも4トライ以上に与えられるボーナスポイントを加えての勝利をものにしたいところだ。

4チームで争われているトップチャレンジ1。1位が来季トップリーグへの昇格を果たし、2〜4位の3チームが2月14日に予定されている現トップリーグ勢(クボタスピアーズ、コカ・コーラレッドスパークス、豊田自動織機シャトルズ)との入替戦に回ることになる。

(text by Kenji Demura)

チケット

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場
1/18(日) 12:00 九州電力キューデンヴォルテクス 釜石シーウェイブスRFC 近鉄花園
1/18(日) 14:00 Honda HEAT 三菱重工相模原ダイナボアーズ 近鉄花園
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