トップリーグ2014_2015特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

トップチャレンジ1 第1節(1/12)

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試合結果

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場
1/12(月祝) 12:00 Honda HEAT 59-0 釜石シーウェイブスRFC 秩父宮
1/12(月祝) 14:00 三菱重工相模原 36-23 九州電力キューデンヴォルテクス 秩父宮

速報サマリー

[トップチャレンジ1 第1節(1月12日)]

Hondaと三菱重工相模原が勝ち点5ずつを獲得
自動昇格へ大一番となる直接対決は18日大阪で

後半34分、この日Honda9本目となるトライを決める途中出場のCTBマサンガ。次節、三菱重工相模原を破れば4季ぶりのTL昇格へ大きく前進する
photo by Kenji Demura (RJP)

12日、東京・秩父宮ラグビー場で来季のトップリーグ昇格を賭けたトップチャレンジ1 第1節2試合が行われた。

第1試合にはトップウエストを制したHonda HEATとトップチャレンジ2を勝ち抜いた釜石シーウェイブスRFCが登場。

試合開始から元豪州代表LOヒュー・マクメニマン、元NZ代表WTBホゼア・ギア、男子7人制日本代表WTBレメキ・ロマノなど、インパクトのある海外出身選手が並ぶHondaが攻める時間帯が圧倒的に多かったが、立ち上がりは釜石も粘りのディフェンスで健闘した。
ただ、「個々のフィジカル、スピード、すべてHondaが上回っていた」と、釜石の三浦健博ヘッドコーチが認めざるを得なかったとおり、時間の経過とともに圧倒的なアタック力に釜石が抵抗できなくなり、14分のギアの先制トライを皮切りに、最終的には計9トライを重ねたHondaが59-0で大勝。

「ストラクチャーの部分で修正点はあるものの、0点で抑えたディフェンスなどは評価できる」(藤本知明ヘッドコーチ)と、4季ぶりのトップリーグ復帰へ手応えを感じさせる初戦となった。

トップイースト1位の三菱重工相模原ダイナボアーズとトップキュウシュウ1位の九州電力キューデンヴォルテクスの対戦となった第2試合は、前半CTBロコツイ シュウペリ、FL李眩羽のトライでリードした三菱重工相模原に対して、九州電力も数少ないチャンスをものにするかたちで後半2トライを奪って、いったんは逆転。

それでも、後半も元NZ代表SOスティーブン・ドナルド、CTBロコツイ、途中出場の元ウェールズ代表WTBシェーン・ウィリアムズの海外出身選手がトライを重ねた三菱重工相模原が最終的には点差を13にまで広げて36-23で九州電力を振り切った。

昨季は入替戦でコカ・コーラウエストレッドスパークスに17-22で惜敗するなど、このところあと一歩で昇格が果たせない悔しいシーズンが続いている三菱重工相模原にとっては「キックにつき合いすぎて、自分たちの強みを出せなかった」(高岩映善監督)と、反省の多い試合ともなった。

1月18日に大阪・近鉄花園ラグビー場で行われる第2節は、九州電力対釜石、Honda対三菱重工相模原の対戦カードが予定されている。

(text by Kenji Demura)

 

43歳で元日本代表の伊藤剛臣もLOとしてフル出場した釜石だが、Hondaに完敗。現実的には入替戦を見据えた戦いとなる
photo by Kenji Demura (RJP)

後半28分、試合を決めるWTBウィリアムズのトライなどで九州電力を振り切った三菱重工相模原が次節Hondaとの決戦に臨むことに
photo by Kenji Demura (RJP)

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