トップリーグ2014_2015特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

トップチャレンジ1 第2節(1月18日)

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試合結果

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場
1/18(日) 12:00 九州電力キューデンヴォルテクス 26-17 釜石シーウェイブスRFC 近鉄花園
1/18(日) 14:00 Honda HEAT 33-16 三菱重工相模原ダイナボアーズ 近鉄花園

速報サマリー

[トップチャレンジ1 第2節(1月18日)]

Hondaが4年ぶりのトップリーグ復帰へ大きく前進
終盤、三菱重工相模原の“緑の壁”破って逆転勝ち

2トライを挙げた7人制日本代表WTBレメキなど、決定力あるランナーが終盤トライを重ねて三菱重工相模原を振り切ったHondaが自動昇格へ大きく前進
photo by Kenji Demura (RJP)

18日、大阪・近鉄花園ラグビー場で来季のトップチャレンジ1 第2節2試合が行われ、三菱重工相模原ダイナボアーズを破ったHonda HEATが勝ち点を10に伸ばし、来季のトップリーグ昇格へ大きく前進した。

共に第1節で勝ち点5を獲得した、トップイーストとトップウェストの覇者同士の対戦は、後半20分過ぎまで勝利の女神がどちらに微笑むかわからないシーソーゲームとなった。

前半4分にHondaがWTBレメキ ロマノ ラヴァのPGで先制したものの、「緑の壁」と高岩映善監督が表現するディフェンスが機能した三菱重工相模原がHondaの決定力のあるランナーを止めるシーンが目立ち、13分、23分とSH西舘健太のPGで三菱重工相模原が逆転。

一方のHondaはマイボールのラインアウトを中々キープできないなどセットプレーでも苦しんだが、前半26分に敵陣深くの相手ボールスクラムでプレッシャーをかけて、ブレイクダウンのターンオーバーからHO天野豪紀主将がトライを奪うなど、前半は11-6とHondaのリードで折り返し。

後半に入ると、前半も何度も敵陣深く攻め込みながら、あと一歩でトライに至らなかった三菱重工相模原がCTBレポロ テビタのラインブレイクからPR佐々木駿が相手ディフェンスを引きずりながらインゴールにグラウンディング(3分)。
SH西舘が直後のゴールと14分のPGを決めて、16-11と三菱重工相模原の5点リードで最後の20分へ。
「60分間は準備してきたものを出せた」(HO杉本剛章ゲームキャプテン)という三菱重工相模原の“緑の壁”を、NO8トマシ・ソンゲタ、WTBホゼア・ギア、同レメキなど、実績十分のパワーランナーたちが揃うHondaがどう打ち破るかが焦点の20分間となったが、軍配はHondaに。
「しっかりボールキープして、敵陣に入る」(HO天野主将)
リードされてもシンプルに自分たちのラグビーを貫いたHondaが22分、25分、31分、34分とトライを重ねて、最終的には33-16とダブルスコア以上に点差を広げて勝ち点5を獲得。
トップチャレンジ1で2戦2勝となったHondaは最終第3節勝ち点1を挙げれば、4年ぶりとなるトップリーグへの復帰が決まる。

Honda - 三菱重工相模原戦に先立って行われた九州電力キューデンヴォルテクス - 釜石シーウェイブスRFC戦は「組織的なディフェンスが80分間できた、いい試合だった」(FL平田一真主将)という九州電力が4トライを挙げて26-17で勝利。

第2節終了時点で勝ち点10のHondaが自動昇格権争いで圧倒的に優位に立つ一方、わずかながら共に勝ち点5の三菱重工相模原、九州電力にも自動昇格の可能性が残されている。
トップチャレンジ1の4チームは1位がトップリーグへ自動昇格を果たす一方、2〜4位は現トップリーグ勢との入替戦に回ることになる。

(text by Kenji Demura)

 

後半20分過ぎまでは組織DFが機能してHondaをリードしていた三菱重工相模原だったが、最後20分で引き離され悔しい逆転負け
photo by Kenji Demura (RJP)

前半16分のFB加藤(右)を皮切りに計4本のトライを重ねた九州電力が釜石を振り切り、自動昇格へわずかな望みをつなぐ1勝を挙げた
photo by Kenji Demura (RJP)

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