開催日 | Kick Off | Host | Visitor | 会場 | |
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2/14(土) | 13:00 | クボタスピアーズ | 34-5 | 釜石シーウェイブスRFC | 熊谷 |
2/14(土) | 13:00 | コカ・コーラレッドスパークス | 53-8 | 九州電力キューデンヴォルテクス | レベスタ |
2/14(土) | 13:00 | 豊田自動織機シャトルズ | 53-7 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | 瑞穂 |
[トップリーグ入替戦(2/14)]
トップリーグ勢がトップチャレンジ組を圧倒
クボタ、コカ・コーラ、豊田自動織機が残留へ
流れを完全に決めた後半開始早々のNO8カンコウスキーのトライなど計7トライを重ねた豊田自動織機が53-7で圧勝してTL残留へ |
14日、トップリーグ入替戦3試合が行われ、クボタスピアーズ、コカ・コーラレッドスパークス、豊田自動織機シャトルズが来季のトップリーグ残留を決めた。
愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場では、得失点差でトップリーグからの自動降格を免れた豊田自動織機(トップリーグ15位)とトップチャレンジ1で2位となった三菱重工相模原ダイナボアーズが対戦。
負ければ降格の一発勝負に「今までに感じたことのないくらいのハイプレッシャーを感じた」(SH梅田紘一主将)という重圧がチーム全体にのしかかっていた豊田自動織機だったが、立ち上がりから前に出る圧力で三菱重工相模原を圧倒。
前半5分に敵陣深くのペナルティキックでPGを狙わずにラインアウトからのモールで攻めた後、大きく左に振ってWTB大居広樹が先制トライ。
12分にも相手BKのミスから再びWTB大居が独走して連続トライを奪い、早くも主導権を握った。
「ディフェンスで前に出てプレッシャーをかけたかったが、反則、反則、反則で自陣でプレーする時間が長くなってしまった」(HO杉本剛章ゲームキャプテン)という三菱重工相模原も前半終了間際の38分に密集周辺を攻めてCTBロコツイ シュウペリが1トライを返して、17-7と豊田自動織機が10点リードでの折り返し。
後半は三菱重工相模原が風上となるだけに、十分逆転可能な点差にも思われたが、サイドを入れ替えた後も試合を支配したのは豊田自動織機。
4分のNO8ライアン・カンコウスキーの快走を皮切りに後半だけで5トライを奪う猛攻ぶり。計6ゴール、2PGを決めたCTB大西将太郎の安定したキック力もあって、得点を53点にまで伸ばす圧勝ぶりでトップリーグ残留を決めた。
すでに今季での引退を表明していた三菱重工相模原のWTBシェーン・ウィリアムズは後半29分から途中出場して、何度か4000人以上が埋めた観客席を沸かせる走りも見せたが、勝利には貢献できず。チームをトップリーグに昇格させられないまま、日本を去ることになった。
福岡・レベルファイブスタジアムで行われた九州ダービーでは、コカ・コーラがトップリーグで戦ってきた貫禄を示すかたちで、九州電力キューデンヴォルテクスから9トライを奪う猛攻ぶりで53-8で大勝。
埼玉・熊谷スポーツ文化公園(県営熊谷ラグビー場)でも、クボタが釜石シーウェイブスRFCのチャレンジを退けて34-5で順当勝ち。
この結果、来シーズンのトップリーグは、すでに自動降格が決まった宗像サニックスブルースに代わって自動昇格を勝ち取ったHonda HEATが加わる以外は、今季と同じ顔ぶれで熱戦が繰り広げられることが確定した。
(text by Kenji Demura)
3年連続での入替戦敗退となった三菱重工相模原。今季で引退する元ウェールズWTBのS.ウィリアムズも終盤快走を見せたが有終の美は飾れず |
九州ダービーは9トライを奪う猛攻を見せたコカ・コーラが53-8で九州電力を圧倒。コカ・コーラは来季TL唯一の九州勢となる |
クボタはフィリペサーリのトライなど4トライ1G4PGで釜石を退けた |