開催日 | Kick Off | Host | Visitor | 会場 | |
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9/5(金) | 19:30 | サントリーサンゴリアス | 20-17 |
キヤノンイーグルス | 秩父宮 |
9/6(土) | 16:40 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | 30-6 | 豊田自動織機シャトルズ | 秩父宮 |
9/6(土) | 19:00 | 東芝ブレイブルーパス | 18-23 | クボタスピアーズ | 秩父宮 |
9/6(土) | 16:40 | 近鉄ライナーズ | 28-23 | リコーブラックラムズ | 金鳥スタ |
9/6(土) | 19:00 | NTTドコモレッドハリケーンズ | 19-31 | トヨタ自動車ヴェルブリッツ | 金鳥スタ |
9/6(土) | 16:40 | 宗像サニックスブルース | 36-31 | NECグリーンロケッツ | レベスタ |
9/6(土) | 19:00 | コカ・コーラレッドスパークス | 0-31 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | レベスタ |
9/6(土) | 18:00 | ヤマハ発動機ジュビロ | 9-14 | パナソニック ワイルドナイツ | ヤマハ |
[ファーストステージ第3節(9月6日)]
神戸製鋼、コカ・コーラを振り切り開幕3連勝
東芝はクボタに苦杯。ヤマハ発動機は王者に惜敗
難しいコンディションの中、FW戦で優位に立った神戸製鋼がコカ・コーラを零封。開幕3連勝とした |
各地で第3節の試合がおこなわれた9月6日。湿度の高い中での試合となった福岡・レベルファイブスタジアムでの試合では神戸製鋼コベルコスティーラーズが開幕3連勝を飾った。
コカ・コーラレッドスパークスに完封勝ちした80分。しかし、決して楽な展開ではなかった。今季開幕から厳しいディフェンスを見せてきたコカ・コーラは、この日もよく前に出て、激しく刺さる。
それでも、終止スクラムで圧倒し、モールで優位に立っていた神戸製鋼の圧力がコカ・コーラの抵抗力をジワジワと奪っていった。
後半24分にこの日2本目となるモールからのトライで追加点を奪うと、ラスト12分で3トライ。押し込んだスクラムの横にWTB山下楽平を走り込ませて奪った1トライ以外は、すべてFWのパワープレーで奪ったものだった。
「(試合途中で)雨も降って、汗でボールが滑る。自分の経験を振り返り、そういう状況下で一番勝利に近づくための方法で戦った」と語った神戸製鋼LO伊藤鐘史ゲームキャプテンは、得点差ほど力に開きがあったわけではなかったことも強調した。
この試合の前に同スタジアムでおこなわれた一戦では、宗像サニックスブルースがNECグリーンロケッツに36-31で勝ち、トップリーグ復帰後初の勝利を地元ファンとともに喜んだ。
東京・秩父宮ラグビー場では、クボタスピアーズが東芝ブレイブルーパスを23-18で破るビッグパフォーマンスを披露した。今季2連敗スタートと、勝利が遠かったクボタだが、この日は結束した戦い。前半途中で引き離されそうになったが、粘りを見せて逆転。勝者はSO森脇秀幸と、立川理道、アイザイア・トエアバのCTBコンビがよく機能した。
第2節まで連勝スタートと好発進を見せたヤマハ発動機ジュビロは、ホームのヤマハスタジアム(磐田)でパナソニック ワイルドナイツを迎えたが9-14と惜敗。しかし、昨季王者を苦しめた戦いからは進化がはっきりと感じられた。
また、大阪・キンチョウスタジアムで行われた2試合では、近鉄ライナーズがリコーに28-23で勝ち、トヨタ自動車ヴェルブリッツがNTTドコモレッドハリケーンズに31-19と快勝。ともに今季2勝目を挙げた。
(text by Kazuhiro Tamura)
前に出るDFで健闘したコカ・コーラだったが、得点は奪えず完封負け。切り札のWTBカミンズもトライは奪えず |
開幕3試合目にして今季初の九州でのゲームだった宗像サニックスは地元ファンに2年ぶりとなるトップリーグでの勝利をプレゼント |
[ファーストステージ第3節(9月5日)]
千両役者バーガーの逆転トライでサントリー接戦制す
一歩届かなかったキヤノンもサントリーから初勝ち点
後半32分、NO8バーガーが逆転トライを奪い、サントリーが大接戦をものにして開幕3連勝とした |
9月5日、東京・秩父宮ラグビー場でファーストステージ第3節、プールBの サントリーサンゴリアス-キヤノンイーグルス戦が行われ、後半32分のNO8スカルク・バーガーの逆転トライでサントリーが辛勝。
サントリーは開幕3連勝。キヤノンも勝ち点1を加えた。
試合は立ち上がりから両チームが取っては取り返すクロスゲームとなった。
前半21分までにサントリーSOトゥシ・ピシが2本、キヤノンCTB三友良平が1本のPGを決めて、6-3。
31分にサントリーがNO8バーガー、LO真壁伸弥主将の突破の後、ラックから縦に突破したPR畠山健介がトライを奪い引き離しにかかるが、キヤノンも34分にSH福居武がパスダミーから抜け出してトライを返して、13-10とサントリーの3点リードで前半は終了。
後半開始と同時にペースをつかんだキヤノンが、4分にSOカラム・ブルースのキックパスを大外でキャッチしたFLアダム・トムソンのトライ(ゴール成功)で17-13と逆転。
その後はサントリーの攻め込みながらのミスもあって、4点差でキヤノンリードのまま時間が経過していったが、32分にゴール前のスクラムからNO8バーガーがトライラインを越えて、とうとうサントリーが逆転。
キヤノンも終盤サントリーゴールに迫ったが、キックパスを追ったWTB和田拓主将があと一歩のところでトライを逃すなど、再逆転には至らず。サントリーが、試合後の記者会見で大久保直弥監督が「よく勝ったな」と率直に語らざるを得ないほど、どちらが勝ってもおかしくなかった接戦をものにした。
(text by Kenji Demura)
前半34分のSH福居のトライなどでサントリーと対等に戦ったキヤノンだが、あと一歩及ばず3点差で惜敗 |
激しいキヤノンDFにミスも多かったサントリーだが、前半31分にトライを奪ったPR畠山など要所で経験豊富なメンバーが活躍 |