開催日 | Kick Off | Host | Visitor | 会場 | |
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9/12(金) | 19:30 | 東芝ブレイブルーパス | 30-26 | NECグリーンロケッツ | 秩父宮 |
9/13(土) | 16:40 | 宗像サニックスブルース | 12-52 | ヤマハ発動機ジュビロ | ベアスタ |
9/13(土) | 19:00 | コカ・コーラレッドスパークス | 23-25 | トヨタ自動車ヴェルブリッツ | ベアスタ |
9/13(土) | 18:00 | サントリーサンゴリアス | 38-26 | リコーブラックラムズ | ニッパ球 |
9/13(土) | 19:05 | 豊田自動織機シャトルズ | 5-54 | パナソニック ワイルドナイツ | 鈴鹿 |
9/13(土) | 18:00 | NTTドコモレッドハリケーンズ | 26-36 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | 維新公園陸 |
9/14(日) | 16:00 | キヤノンイーグルス | 36-31 | 近鉄ライナーズ | Ksスタ |
9/14(日) | 18:20 | クボタスピアーズ | 29-27 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | Ksスタ |
[ファーストステージ第4節(9月14日)]
近鉄の猛追を振り切ったキヤノンが勝ち点5
ロスタイムの劇的な逆転劇でクボタも2勝目
共に持ち味を出し切る好勝負となったクボタ - NTTコム戦はロスタイムのCTB立川理の逆転PGでクボタが劇的な2点差勝ち |
9月14日、茨城・ケーズデンキスタジアムでファーストステージ第4節、キヤノンイーグルス対近鉄ライナーズ(プールB)、クボタスピアーズ対NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(プールA)の2試合が行われ、キヤノンとクボタが競り勝ち、それぞれ2勝目を挙げた。
第1試合は前半、セットプレーで優位に立ったキヤノンが一方的に攻める展開となった。
8分に敵陣ゴール前のPKでスクラムを選択した後、さらにPKからFWで攻めて最後はPR城彰が先制トライ。
19分にもスクラムでプレッシャーをかけてCTB三友良平が余裕を持って近鉄ゴールに走り込んでトライを奪うなど前半は14-3でキヤノンがリード。
後半はトライの応酬となったが、4トライを挙げた近鉄に対して、キヤノンも3トライを返して、36-31でキヤノンが逃げ切った。
第2試合クボタ - NTTコム戦は昨年も僅差の勝負を演じているチーム同士の対戦(NTTコム20-18クボタ)だったが、今回も手に汗握る展開となった。
後半、クボタにトライを重ねられて、いったんは逆転を許したNTTコムだったが、後半26分に相手スクラムにプレッシャーをかけてNO8 山下弘資が飛び込み、SOエルトン・ヤンチースのゴールも決まって27-26と再逆転。
そのままNTTコムが1点差勝利をものにしたと思われたロスタイム。
最後のワンプレーだった自陣ゴール前スクラムからクボタがフェイズを重ねて敵陣へ。
計20フェイズを数えようとしたクボタの連続攻撃に最後はNTTコムが我慢仕切れずに反則。
「緊張したけど、ルーティンを意識しながら『いつも通り、いつも通り』と考えて蹴った」というCTB立川理道のPGが決まって、クボタが劇的な逆転勝利を収めた。
「ディフェンスで激しく前に出られた」(石倉俊二監督)というクボタは2連敗の後、2連勝と調子を上げた状態で次節ヤマハ発動機ジュビロとの大一番を迎えることになった。
第4節終了時点で各プールの順位は以下のとおりとなっている。
<プールA>
1. ヤマハ発動機ジュビロ(16)、2. 東芝ブレイブルーパス(15)、3. パナソニック ワイルドナイツ(14)、4. NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(11)、5. クボタスピアーズ(8)、6. NECグリーンロケッツ(7)、7. 宗像サニックスブルース(5)、8. 豊田自動織機シャトルズ(5)
<プールB>
1. 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(18)、2. サントリーサンゴリアス(17)、3. トヨタ自動車ヴェルブリッツ(14)、4. キヤノンイーグルス(12)、5. 近鉄ライナーズ(10)、6. コカ・コーラレッドスパークス(6)、7. リコーブラックラムズ(3)、8. NTTドコモレッドハリケーンズ(3)
( )内の数字は勝ち点
(text by Kenji Demura)
後半44分逆転PGを決めるクボタCTB立川理。自陣ゴール前から約20フェイズを重ねて反則を誘ったクボタの集中力は見事だった |
前半8分のPR城のトライ(写真)を皮切りに計5トライを重ねたキヤノンが36 - 31で近鉄を振り切り2勝目を挙げた |
[ファーストステージ第4節(9月13日)]
神戸製鋼、サントリーが4連勝(プールB)
ヤマハ発動機はプールAの首位をキープ
前半17分のWTB中づる(雨冠に隹・鳥の順)を皮切りに計5トライ。サントリーが今季初の勝ち点5を奪っての勝利をものにした |
9月13日、トップリーグ第4節5試合が行われ、プールBでは神戸製鋼コベルコスティーラーズとサントリーサンゴリアスが全勝を守り、プールAではヤマハ発動機ジュビロが勝ち点5を加えて首位を守った。
神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場で行われたサントリー - リコー戦は、立ち上がりからミスの目立ったリコーに対して、サントリーは前半17分に敵陣ゴール前での中央スクラムから内に切れ込んできたWTB中づる(雨冠に隹・鳥の順)隆彰がリコーゴールを陥れたのを皮切りにハーフタイム前までに3トライ、3ゴール、1PGを重ねて24-0と大きくリード。
「3試合、消化不良の試合が続いていたが、サポートのスピードとアグレッシブさでは及第点」
前半は大久保直弥監督も手応えを感じるアタックを見せたサントリーだったが、後半はLO真壁伸弥主将のシンビン退場もあって、2トライを奪ったほかはリコーに4トライを献上。
何とか12点差で逃げ切り、開幕4連勝とした。
一方のリコーは開幕から4連敗で上位進出は極めて難しい状況となった。
山口・維新百年記念公園陸上競技場では、後半11分までに29-0とリードした神戸製鋼に対して、NTTドコモレッドハリケーンズも後半14分、19分、23分の連続3トライなどで追い上げたが、最終的には神戸製鋼が36-26で振り切り、勝ち点5を加えて、プールBの首位を守った。
三重県営鈴鹿スポーツガーデンサッカー・ラグビー場ではパナソニック ワイルドナイツが計6トライを挙げて豊田自動織機シャトルズに54-5で圧勝。
九州勢が上位を迎えた佐賀・ベストアメニティスタジアムでは、コカ・コーラレッドスパークスがトヨタ自動車ヴェルブリッツを追いつめたものの23-25で惜敗。一方、宗像サニックスブルースは強力ヤマハ発動機FWに立ち上がりから後手に回り、12-52の大差で敗れた。
(text by Kenji Demura)
「ゲインライン近くでプレーしてラインを押し上げてくれた」(大久保監督)SOピシがマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた |
終盤4連続トライで追い上げたリコーだが、前半の大量失点が響いた(写真は後半37分のSH山本のトライ) |
[ファーストステージ第4節(9月12日)]
前節の敗戦から立ち直った東芝が勝ち点5獲得
3連敗のNECは上位グループ入りに黄色信号
後半8分のCTBカフイのトライ(写真)など4トライを重ねた東芝がNECを振り切り勝ち点5を獲得。プールA暫定首位に立った |
9月12日、東京・秩父宮ラグビー場でファーストステージ第4節、プールAの 東芝ブレイブルーパス - NECグリーンロケッツ戦が行われ、東芝が30-26で勝利。
総勝ち点を15に伸ばし、暫定ながらプールAで首位に立った。
開始2分にいきなりディフェンスでプレッシャーをかけた東芝がNECのパスミスに乗じて、WTB大島脩平ゲームキャプテンのインターセプトからキックを追ったFB夏井大輔が相手BKに走り勝って先制トライ。
18分にも「スクラムが安定していたので、行けるかなと思った」というSH小川高廣がパスダミーから大きくゲインした後、大外のWTB豊島翔平が余裕を持ってNECゴールに駆け込んだ。
SH小川が2本のPGと1ゴールを決めて、前半27分までに18-0と東芝がリード。
立ち上がりからミスが目立ったNECも、ようやくも35分に相手ゴール前のPKからCTBニール・ブリューが初トライの後、SO田村優が1ゴール、1PGを加えて10点を返し、逆転の望みをつないでハーフタイムを迎えた。
後半も先手を取ったのは東芝。
再びSH小川がPKから仕掛けてCTBリチャード・カフイへラストパスを通し、小川自身のゴールも決まって25-10。
後半に入ってFWが前に出られるようになったNECもSO田村が3本連続でPGを決めて追いすがるが、26分にマレーシアセブンズから帰国したばかりの東芝WTB豊島が絶妙のフェイクからNECの2人のディフェンスの間にできたわずかなスペースを切り裂いて、東芝が安全圏へ。
終了5分前には途中出場していたNECのWTBネマニ・ナドロのインターセプトからのトライも飛び出したが、「今日は苦しい局面でもみんなの目がギラギラしていたし、メンタリティを80分間持続できた」(大島ゲームキャプテン)という東芝が、前節クボタに敗れた反省を生かすかたちで接戦をものにした。
「最後の最後まで勝利を信じきったメンバーを誇りに思う」
試合後、PR瀧澤直が胸を張ったNECだが、要所で出たミスが響くかたちで3連敗。早くもファーストステージでの4位以内入りに黄色信号が灯る格好となった。
(text by Kenji Demura)
1ゴール、4PGを決めたSO田村の好リードもあって終盤追い上げたNECだが、あと1歩及ばず3連敗となった |
マレーシアセブンズから帰国4日後という厳しい条件ながら2トライを奪う活躍を見せた東芝WTB豊島がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた |