トップリーグ勢は北海道に集結
=連覇狙う神鋼、東芝など10チーム=
2年目を迎えるトップリーグは9月18日に開幕する。連覇を狙う神戸製鋼コベルコスティーラーズが8月15日(FWは11日スタート)から21日まで、北海道・網走で合宿するのをはじめ、12チーム中、海外遠征(豪州、ニュージーランド)のヤマハ発動機(ジュビロ)、ワールドファイティングブルを除く10チームが 北海道に集まり、懸命の強化練習に励んでいる。
かつて「ラグビーの夏」といえば、長野県・菅平高原が代名詞だった。ところが、高校から大学、社会人まで、一夏にざっと700チームが押し寄せ、グラウンドは過密状態に。練習試合もままならない状況に“菅平離れ”が進み、グラウンドなど整備されてきた北海道が、今や社会人チームの合宿のメッカとなった。
日本選手権覇者の東芝府中ブレイブルーパスは神戸製鋼より一足早く、7月29日に網走入り。今季からトップリーグに昇格した日本IBMビッグブルー(8日まで網走)と6日に対戦するのを皮切りに、8日コカコーラWJ(トップキュウシュウ)など、滞在中の13日までに4試合も組み、実戦中心に汗を流す。合宿中、1試合も組まずに調整する王者・神戸製鋼とは対照的。マイクロソフトカップ優勝のNECグリーンロケッツは3日から15日まで美幌で。14日のクボタスピアーズ戦など3試合を行う。昨シーズン無冠に終わったサントリーサンゴリアスは1日から7日まで函館、網走に移動して13日まで合宿を張り、リーグ制覇に意欲を燃やす。日本IBMとともに、リーグ入りを果たしたトヨタ自動車ヴェルブリッツは7月19日から8月4日まで豪州、9日から20日まで網走と約1カ月の長期合宿を行い、1年目から上位進出を狙っている。このほか、三洋電機ワイルドナイツ(12~21日)とリコーブラックラムズ(7~13日)は網走、近鉄ライナーズ(16~20日)は美幌、岩手県で一次合宿を終えたクボタ(9~19日)は北見でそれぞれ合宿を行い、長丁場のリーグ戦に備える。
|