第4節の見所

好調リコー、開幕連勝伸ばせるか
=トヨタ-ヤマハも好カード=


  前回9位のリコーブラックラムズが勢いに乗っている。前節、初代王者・神戸製鋼コベルコスティーラーズを31シーズンぶりに破り、開幕3連勝と好調そのもの。爆発的なパワーこそないが、堅い守りが光る。攻めては月田-オズボーンのハーフ団が好リード、ナンバー8・フェヌキタウらの突破力を引き出している。開幕戦の三洋電機ワイルドナイツ戦は5点差、第2戦(サントリーサンゴリアス)は4点差、神戸製鋼には6点差で競り勝つなど勝負強さを発揮。ワールドファイティングブル(9日14時、秩父宮)をたたいて連勝を伸ばせるか。

トヨタ自動車ヴェルブリッツ-ヤマハ発動機(9日14時、名古屋・瑞穂)も面白いカード。トヨタ自動車はトップリーグ初昇格で3戦をこなし、2勝1敗。そろそろ、リーグのパワー、スピードに慣れてきたころ。日本代表経験の豊富なSO広瀬がうまく試合を組み立て、難波、久住らの快足バックスを生かせるか。ヤマハ発動機の新外国人マクドナルドもニュージーランド代表のSO。攻守とも動きは一枚上手だけに、しっかりマークしないと思わぬ差がつくことも。ヤマハ発動機は前節、試合がなく休養十分。このあたりも好影響につながるか。

SOといえば、NECグリーンロケッツに新加入した南アフリカ代表のファン・デル・ヴェストハイゼンも評判通りの実力を披露。相手の動きを読んだ判断力は一級品だ。開幕3連敗、総失点144と元気がない近鉄ライナーズ(9日12時、東京・秩父宮)から確実に白星を狙いたい。

このほか、勝ち星がない日本IBMビッグブルーは、クボタスピアーズ(11日13時、新潟スタジアム)に挑む。

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