今節の見どころ。

東芝府中、首位固め狙う
=NECは難敵・神戸製鋼と=


第9節注目の一戦は、NECグリーンロケッツ-神戸製鋼コベルコスティーラーズ(11日14時、東京・秩父宮)。既に3敗、優勝争いから大きく後退した神戸製鋼だが、決定力を誇るバックスの切り札・大畑が後半戦から復帰したのが心強い。前週のクボタスピアーズ戦では、いきなり2トライを挙げる活躍で存在感を示した。もともと地力がある初代王者だけに、相手にとっては手ごわい。

一方、ヤマハ発動機(ジュビロ)に手痛い1敗を喫したNECは2敗目となり、優勝へ向けてもう1敗もできない状況となった。主将の箕内を軸に、FW戦で先手を取って主導権を握れるか。


首位を行く東芝府中ブレイブルーパスはワールド ファイティングブル(11日12時、秩父宮)と対戦する。東芝府中は開幕戦(神戸製鋼)を落としたものの、その後は破竹の6連勝と好調を持続。FW一辺倒だった前半戦から一転、バックス陣に主力のFB立川、CTB日原ら故障者が戻り、さらに戦力が安定した。いま一つ波に乗り切れないワールド相手に、着実に白星を狙う。


このほか、勝ち点30で東芝府中と並ぶトヨタ自動車ヴェルブリッツと、ヤマハ発動機はそれぞれ日本IBMビッグブルー(12日13時、栃木県グリーンスタジアム)、クボタ(12日14時、大阪・花園)と当たるが、両チームともしっかり勝ち点5を稼ぎたいところだろう。

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