第12節 会見レポート(NECグリーンロケッツ57-17リコーブラックラムズ)

◎リコーブラックラムズ
○平岡正樹監督

「この試合は勝利すること、三洋さんの試合次第ではマイクロソフトカップ出場もあるという目標を持って臨みました。最初は良かったのですが、中盤、ディフェンスでしっかり止められなくなったところでNECさんのリズムになってしまったのが反省点です。メンバーは大幅に変わっていますけれども、年末、東芝さんと試合をして今まで出ていない選手の中で元気の有る選手を使いました。監督としては嬉しい悩みでした。点差は開きましたが、最後まで戦った選手と応援してくださったサポーターの皆様に感謝したいと思います。今シーズン、前半3試合はロースコアに持っていくことができ、1対1のディフェンスも前で止めていられましたが、中盤からは相手が「ブリッツディフェンス」に対応してきて、さらにキックされることによって選手の出足が止まり、チームとしての不安材料を修正できなかったと分析しています。昨年同様、結果としては入れ替え戦に出場することになりましたが、入れ替え戦ということでスタイルを変えるつもりはありません。1年間やってきたことを今までどおり出していきたいと思います。出られない選手、サポーターのためにも全身全霊をかけて1ヵ月しっかり準備し、勝利したいと思います。」

○伊藤鐘史バイスキャプテン
「リコーとしてはシンプルなゲームプランで4トライ取りに行きました。年末に東芝さんとBチーム同士の試合をして、うちの選手が闘志を剥き出しにして勝利しました。Aチームの皆も影響を受けて、その闘志を引き継いで臨みました。中盤でボールキープができなかったことと、ターンオーバーされたことでじりじりと劣勢に立たされてしまいました。なんとしてもプレーオフに出たかったのですが、気持ちを切り替えて入れ替え戦に臨みたいと思います。」

リコーブラックラムズの平岡監督(右)、伊藤バイスキャプテン リコーブラックラムズの平岡監督(右)、伊藤バイスキャプテン

◎NECグリーンロケッツ
○高岩映善ヘッドコーチ

「今日は日本選手権の切符を確実に手に入れて、もう一つはトップリーグを戦ってきた課題を解決することを目標に臨みました。結果的に点差は開きましたが、中身をしっかり分析して一発勝負のトーナメントに臨みたいと思います。ディフェンスでは前で止められるキーワードを作って取り組んでいます。アタックではクイックボールをもっと出すために早いサポートを目指しています。今日のディフェンスは100%ではないが、意識が感じられました。もっと良いディフェンスが出来るのではと思っています。窪田選手は今日の5トライというより、去年はバイスキャプテンとして、また今年もチームを引っ張ってくれていること、練習一日一日を100%やってくれているところが素晴らしいと思います。」

○箕内拓郎キャプテン
「最終戦に勝てて嬉しく思います。トップリーグの優勝がなくなった時点でマイクロソフトカップ2連覇を狙っています。今日、良い試合が出来たので、もう一回チームを立て直して1戦1戦、戦っていきたいと思います。ヤマハにも東芝にもトップリーグで負けているのでディフェンディングチャンピオンというより、チャレンジャーとしてやっていきたいですね。Xboxは去年頂いたので、もう要りませんが(笑)。負けた2試合については、いろいろと課題の有る中で東芝には4点差だったのは良い自信になっています。去年に比べ、下位チームに取りこぼさなくなったのは僕としては満足しています。残りの10%の精度を上げていかないと勝てませんので、その辺は高岩さんが分かっていますので、チーム一丸となってやっていきたいと思います。窪田選手の5トライについては、チームとしても個人としてもバツベイ選手の記録を抜かしてあげたかったが、あと5トライ足りなかった(笑)。でも、単独2位は嬉しいし、良かったと思います。」

○TL新記録の1試合5トライを上げた窪田幸一郎選手
「リコーさんが速いディフェンスで、裏にスペースが空いているので、そこを狙っていったところ、たまたま僕の前が空いていたのだと思います。皆のトライです。僕というより相手のディフェンスがヤコ選手が動くのでマークを捨てきれず外が空くので、トライが取れていると思います。いろんなところのスペースをヤコが見つけられるので、ヤコ様様ですね。僕としてはかなりやりやすいスタンドオフです。」

NECグリーンロケッツの、右から高岩ヘッドコーチ、窪田選手、箕内キャプテン NECグリーンロケッツの、右から高岩ヘッドコーチ、窪田選手、箕内キャプテン

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