東芝府中軸に優勝争い――追うヤマハ、NEC、トヨタ、神鋼

3年目を迎えるジャパンラグビートップリーグ2005-2006は、いよいよ17日開幕、11月の休止期間を挟んで、来年1月9日まで全国各地延べ52会場で計66試合が行われる。夏の間、北海道や本場ニュージーランドなどで合宿を行い、鍛え上げた各チーム。その成果がどう出るか。注目チームの戦力を探った。

昨季、トップリーグとマイクロソフトカップの2冠を制した東芝府中ブレイブルーパスが優勝の最短距離にいるのは衆目の一致するところ。トライ王に輝いたバツベイ中心の強力モールはさらに磨きがかかった。CTBマクラウド、FB立川らバックス陣も決定力を持つうえ、トンガ出身の新外国人ケプが加わり戦力アップ。連覇を狙う4年目の薫田監督は「スタンディングラグビーを目指す。王者といっても昨年リーグ戦で唯一負けたのが神戸製鋼。雪辱したい」と昨年と同じ開幕戦の神戸製鋼コベルスティーラーズ戦に闘志を燃やす。

この王者を脅かす一番手は、初年度3位、昨季2位と栄冠に一歩ずつ近づいてきたヤマハ発動機ジュビロか。あとはリーグ初制覇を残すのみだ。春の国際試合では木曽ら5人も日本代表に抜てきされるなど一段と選手層も分厚くなった。ニュージーランド(NZ)代表SOマクドナルドが抜けた穴は、元スコットランド代表のレイニーらが補い、悲願達成への戦力は整った。

昨季3位で日本選手権覇者のNECグリーンロケッツは8月のニューカッスル・ファルコンズ戦では6-73で大敗。シーズンインを前に暗雲が立ち込めたが、高岩ヘッドコーチは「開幕前1週間できっちり仕上げたい」とチームの立て直しへ自信をのぞかせる。「今年も激しい試合が予想される。まず、開幕戦の三洋電機戦に全力を尽くす」。

昨季、リーグ初登場でいきなり4強入りしたトヨタ自動車ヴェルブリッツはさらに躍進を目指す。8月のファルコンズ戦は29-24で勝ち、チームは勢いづいた。新外国人の7人制NZ代表のFBアイイは、相手防御網をよく読んだ巧みなプレーが光る。「東芝府中が頭一つ抜け出しているが、ほかはそんなに差はない」と朽木監督。ひそかに優勝を狙っている。

初代王者から昨季5位に滑り落ちた神戸製鋼コベルコスティーラーズは巻き返しを図る。戦力を知り尽くしたCTB元木、WTB大畑、FW伊藤ら日本代表のベテラン勢を、新人SH後藤(早大出)がどうリードするかみもの。増保監督は「昨季は王者で開幕を迎えたが、今季はあくまでチャレンジャー」とリーグ戦にかける意気込みを口にした。

このほか、着実に力をつけるクボタスピアーズをはじめ、三洋電機ワイルドナイツ、サントリーサンゴリアス、ワールド ファイティングブル、リコーブラックラムズも上位進出をうかがえば、2年振りに復帰の福岡サニックスブルースとセコムラガッツもリーグ戦ひと波乱を狙う。来季は2チーム増の14チームで争われるが、今季は8強以下の4チームが入れ替え戦へ。強豪といえどもうかうかできず、開幕から激しい戦いが予想される。

RELATED NEWS