2節 会見リポート(三洋 25-10 サントリー)

三洋 25-10 サントリー   三洋 25-10 サントリー   三洋 25-10 サントリー
サントリーサンゴリアス、永友監督(右)と田中キャプテン
サントリーサンゴリアス、永友監督(右)と田中キャプテン

◎サントリーサンゴリアス
○永友洋司監督

「我々がやってきたことを全くできなかったというのが率直な感想です。この雨というコンディションもありましたが、不用意なミス、考えられない反則で自分たちのペースに持っていけませんでした。どのくらい継続して攻められるかが我々の生命線ですが、どちらもペナルティが多くてゲームが切れてしまい、今後規律の面も正して行かねばなりません。ペナルティを得点に結びつけたのがサンヨーさんで、我々はできなかったという試合でした。
三洋 25-10 サントリー
スクラムでの反則についてはスクラムリーダーがもっとレフリーとコミュニケーションをとるべきでした。確かに我々のほうがプレッシャーを受けていたというのは事実ですが。特にブレイクダウン近辺のタフさがサンヨーさんにはありました。また、NZカンタベリーのディフェンスを採用して非常に組織的な守りをし、やるべきことを選手が忠実に行っていると感じました。しかし、我々が積み上げてきたものは今日一日で崩れるわけではありません。幸い、これで終わりではないので今までやってきたことを信じてやっていくだけです。ありがたいことに今年のサントリーは強いといろいろ書かれていますが、うちはあまり強くないので、そんなに書かないでください(笑)」

○田中澄憲キャプテン
「非常にタフな試合でした。大事なところで反則などのミスが多く、春からやってきたディシプリン(規律)の面でも反省の多い試合でした。スクラムではこちらの3番が引いているとレフリーに受け取られたようで、試合中もっとコミュニケーションをとっていかねばなりません。ハイタックルについても試合前にレフリーからの注意がありました。今日は前半、テリトリーを取りに行きましたが、風下ということもあり、ゲインしてはミスするなど得点が取れなかったのが敗因です。チームの流れ、雰囲気を変えられなかったのが反省点です」

三洋 25-10 サントリー   三洋 25-10 サントリー   三洋 25-10 サントリー
三洋電機ワイルドナイツ、宮本監督(右)と榎本キャプテン
三洋電機ワイルドナイツ、宮本監督(右)と榎本キャプテン

◎三洋電機ワイルドナイツ
○宮本勝文監督

「お互い、波に乗ってきたチームで私としては不安な気持ちもありましたが、選手がディフェンスからペナルティをもらってよく得点してくれました。我々のこれまでやってきたことをよく出してくれたと思います。今日は涼しいことが分かっていましたのでうちの攻撃の中心、選手サミュを先発させ、攻める気持ちをなくすなと指示しました。ブラウニーの替え時は流れの中で決めていますが、今日はディフェンスがタイトな試合でしたので彼のディフェンス力とゴールキック力を総合的に判断して引っ張りました。
(びっしょりですが、との質問に)今日は社長と会長が応援に来てくださいまして、試合後に抱き合っていたらこうなってしまいました(笑)。
榎本キャプテン中心に18日に向けて厳しい練習も含め準備を十分にやってきましたので、連勝スタートについては予想通りです。今日は個人的には雨のときに負けた記憶がないので『雨よもっと降れ』と思っていましたが(笑)、サントリーさんも困ったんじゃないかと思います。山内選手については、スピードもあるし、タックルができ、性格的にも安心できる選手ですので先発で起用しています」

○榎本淳平キャプテン
「まず、今日は10分で退場せず最後まで試合に出られて良かったです(笑)。ディフェンスから勝利するという、春からやってきたことがここに来てチームがひとつになって出せるようになったと感じています。具体的な作戦は今日は特にありませんでしたが、去年やられたチャンネル0のところを練習してきて、春からやってきたフィットネスも後半出せたのは良かったと思います。ディフェンスはしないとラグビーになりません。各個人が意識して春から徹底的にやり込んできています。ディフェンスはコミュニケーションです。みんな夏からずっと自信がついてきて、ペナルティをしないでひたすら我慢していたら相手がミスしてくれると意識しています。今日はサントリーさんに接点では結構プレッシャーをかけられたのですが、まあ、でもミスしてくれて良かったと思います(笑)」

RELATED NEWS