2節 会見リポート(リコー 3-24 NEC)

リコー 3-24 NEC   リコー 3-24 NEC   リコー 3-24 NEC   リコー 3-24 NEC
リコーブラックラムズ、レーン ヘッドコーチ(左)と伊藤ゲームキャプテン
リコーブラックラムズ、レーン ヘッドコーチ(左)と伊藤ゲームキャプテン(右)

◎リコーブラックラムズ
○ティム・レーン ヘッドコーチ

「結果は良くなかったが、後半ハートを見せてくれました。今日の試合はラインアウトなどセットプレーのターンオーバーから崩されてしまった。
スクラムについては、片岡選手が先週の試合で肩甲骨骨折という大きな怪我を追ってしまったのが非常に残念でした。
PGのチャンスがあった場面でトライを狙ったということについては、去年のチームは点を取れないために自信をなくしていた。今シーズンは何とかトライを取ってチームに自信をつけさせたいということがありました。
CTBのコンビは、外国人選手(メイジャーとロビンス)をゲームや相手を考えて交互に入れていく。我々はローテーションシステムを取っているので、どちらが良い等という問題ではありません。
トップリーグを含め日本のラグビーのレベルが上がっている。ワールドカップでの日本代表の活躍も非常に楽しみ。そういった意味でも日本ラグビーに貢献したいと思っています」

○伊藤鐘史ゲームキャプテン(田沼キャプテン負傷交代のため)
「今日の敗因はセットプレー。前半風上だったので、ボールを継続していくプランを立てましたが、攻撃のしようがなかった。ラインアウトについては、NECのディフェンスと風を見て前目のサインで組み立てましたが、上手くいかずパニックに陥ってしまった。相手のモール・ラックについては、いいDFができたと思っています。スクラムは8人で組むということを課題にしていましたが、それがまだできていません。今後シーズンが深まってくるので8人で組むということを再び意識していかなければならないと思っています。
接点の攻防については、個人的には負けていないがやはり、FW全体を見るともう少し厳しくしていかなければならないと思います」


リコー 3-24 NEC   リコー 3-24 NEC
NECグリーンロケッツ、高岩監督(右)と浅野キャプテン
NECグリーンロケッツ、高岩ヘッドコーチ(右)と浅野キャプテン

◎NECグリーンロケッツ
○高岩映善ヘッドコーチ

「初戦でできていなかった接点での攻防の激しさを取り戻せました。この点についてはある程度の成果が上がったといえます。ただ、今日の試合に関しては勝点5が取れなかったということが問題であり、今後の課題です。
BKとしての修正点は、スタンドオフのゲームメイクなどいろいろあるが、現時点ではBK3のライン参加やオーバーラップを作れない状況が気になります。これではラインは整わないし、いつまでたっても余らない。シェーン(オースティン)もまだコミュニケーション不足。今後パターン以外の意思統一を図っていかないと。
松尾・安藤の2人のスタンドオフの評価については、松尾はラインを引っ張る力や強さ、経験を持っている。対して安藤は全体の運動量、キックスキルに長けている。2人とも似たタイプでまさしく今シーズンのチームスローガンでもある"Compete"している状態です。今後もチャンスがあれば、2人併用して使っていきます」

○浅野良太キャプテン
「まずは勝ったことを素直に喜びたい。課題は、後半トライを取るチャンスがあったにも関らず取りきれなかったことです。ディフェンスは3点に抑えられたので初戦から上手く修正できました。
風については気にはなりましたが、ラインアウトやキックで前半・後半ともに陣地の取り合いで上手くいきました。
ブレイクダウンに関しては、初戦で自分たちの球出しができずに安定しなかったので、この一週間でもう一度修正しました。アタックに関してはボールのプレゼンテーション、ディフェンスについては、一人目の入り方からユニットまで、よりコアな部分を回数をこなして取り組みました。
今日はゲームプラン如何ではなく、何をするにしろベーシックにいこうということを話しました。具体的には前5人を前に出してバックスでトライを取るというイメージを持っていました。ラインアウトについては、青木コーチやメンバー外の選手のおかげで万全の対策ができました」

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