Microsoft CUP 準決勝会見リポート(東芝府中 23-10 NEC)

東芝府中 23-10 NEC   東芝府中 23-10 NEC   東芝府中 23-10 NEC  

NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツの高岩ヘッドコーチ(右)、浅野キャプテン
NECグリーンロケッツの高岩ヘッドコーチ(右)、浅野キャプテン


◎NECグリーンロケッツ
○高岩映善ヘッドコーチ

「結果として非常に残念ですけど、二度戦ってみて、両チームの差は決してないと感じています。敗因はセットプレーが安定せず、ノータッチキックも多く、自分たちで疲れるラグビーをやってしまったところにあります。もっとシンプルなラグビーをやっていかねばなりません。このまま終わらず、日本選手権で結果を出したいと思います。
<今日の攻撃について>
ちょっとサインに頼ってしまったかなと思います。そこでミスが出てしまったので、もう少しシンプルなラグビーを心がけたいと思います」

○浅野良太キャプテン
「東芝さんと今シーズン二度目の対戦ということで、お互い、接点が試合を左右すると考えていました。ブレイクダウンとセットプレーが少し安定しなかったことが、NECの攻撃する時間を少なくしてしまったかと思います。もう一回、日本選手権で東芝さんと当たれるよう我孫子に戻って一からやり直して、この場に戻って来たいと思います。
東芝さんはトップリーグの時と比べて、特にブレイクダウンの違いは感じませんでした。東芝さんの『売り』でもあるし、NECも譲れない部分の攻防だったと思います。サポートでNECが遅れる場面が何度かあって、ボールをキープできず、あと一つ球を出せませんでした。もう少し人をかけて出せば良かったかと思います。ラインアウトは探り合いのところがあって、NECとしてはセットを早くしたいと思いましたが、遅れてしまいました。僕が指示するオプションの問題もありましたが、修正できる範囲です。明日からやり直したいと思います」


東芝府中 23-10 NEC   東芝府中 38-7 神戸製鋼   東芝府中 38-7 神戸製鋼

東芝府中ブレイブルーパス

東芝府中ブレイブルーパスの薫田監督(右)、冨岡キャプテン
東芝府中ブレイブルーパスの薫田監督(右)、冨岡キャプテン


◎東芝府中ブレイブルーパス
○薫田真広監督

「まず、今日のゲームについては非常に満足しています。ミスもありましたが、選手はグラウンドを一杯に使って一生懸命やってくれたと思います。トップリーグで負けたときはスタンディングラグビーを封じられましたが、今日は修正できました。勝てなかったときのNECのジャッカル、東芝のノットリリースが今日は一つもなかったのではないかと思います。試合前からタイトで激しい戦いになると予想していましたが、しっかりプレーしてくれた選手を評価しています。
<サントリーが決勝相手ですが>
相手がどこであっても、自分たちのラグビーをするだけです。サントリーさんはトップリーグの後、立て直してきて、今日の得点だけを見ると昔のサントリーらしいラグビーをしてきているという印象があります。ディフェンスにしてもある程度堅くなってきていますし、その辺、しっかりブレイクダウンの攻防で獲られないようにしていきたいと思います。ここまで来たら、目標は一つだけです。トップリーグの最終節の二の舞を選手はしないだろうし、一戦一戦戦ってくれると思います。
<立川選手の怪我は>
開放骨折で脱臼ということですので、今季は絶望です。緊急手術を始めている頃です。
(いつも飲むビールは、という質問に)モルツ以外です(笑)」

○冨岡鉄平キャプテン
「1週間、準備してきました。限られた時間でしたが、監督、スタッフが良い練習メニューを考えてくれました。特に新しい練習ではなく、サポート、立って動くということをイメージとして植えつけてもらいました。練習が功を奏して思い通りの試合ができました。怪我人も出ましたが、次の選手が遜色なく働いてくれて全員ラグビーで勝つことができたと思います。決勝戦は貴重な試合の一つとして目の前の相手を全力で倒していきたいと思います。
<NECのブレイクダウンに対して>
NECと戦ってみて、(相手)タックラーが同時に倒れないとボールを獲られやすいことが分かりました。今までNEC戦では倒れるのを待ってから入るのが多かったのですが、今日は倒れる前、ボールを抱えられる前にパンチを打ち込むという感じで入りました。それがブレイクダウンを制したと思います。NECさんはいつもどおり激しかったですし、東芝も激しかったと思います。
(いつも飲むビールは?)僕はお酒を飲まない人なんで‥‥はい(笑)」


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