「ジャパンラグビー トップリーグ プレスカンファレンス」再現リポート1

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8月21日(月)、東京・赤坂プリンスホテルにおいて、「ジャパンラグビー トップリーグ プレスカンファレンス」が盛大に開催されました。9月1日の開幕を間近に控え、トップリーグ参加全14チームの監督・キャプテン・代表選手を中心に、プレス関係者、チーム関係者など、多くの方をお招きしての、シーズン前恒例のイベントです。プレスカンファレンスはまず、森喜朗・日本ラグビーフットボール協会会長の挨拶から始まりました。

全14チームを代表する選手がユニフォーム姿で勢ぞろい 全14チームを代表する選手がユニフォーム姿で勢ぞろい

プレーオフトーナメント「マイクロソフトカップ」では延長戦を導入

森喜朗・日本ラグビーフットボール協会会長   真下昇・ジャパン ラグビー トップリーグチェアマン  
森喜朗・日本ラグビーフットボール協会会長

真下昇・ジャパン ラグビー トップリーグチェアマン

「いよいよ今年も、ラグビーシーズンが間近に迫ってまいりました。開幕試合では、東芝とNECという両巨頭が対戦します。そして今年は12から14チームに増え、厳しい戦いが予想されます。ぜひラグビーの、まさにトップゲームを期待したい。
2011(年のラグビーワールドカップ日本開催)は残念ながら実現なりませんでしたが、2015については、多くの期待が、日本のみならず世界から寄せられています。そのためには、このトップリーグの成果も大切です」

続いてジャパン ラグビー トップリーグチェアマンである、真下昇・日本ラグビーフットボール協会副会長兼専務理事から挨拶。
「いよいよ今年のラグビーシーズンの到来です。トップリーグに参加される各チームも、開幕に向けて合宿などを重ね、コンディション等用意ができているときいています。
過去3年をかえりみますと、リーグ戦を全勝したチームはありません。それだけ厳しい戦いがあったのだろうと思います。各チームとも上を目指し、切磋琢磨することによって、トップリーグの発展があり、それが日本のラグビーの将来を左右するといっても過言ではありません。
またトップリーグは進化しています。12チームから14チームにリーグが拡大し、上位8チームによるマイクロソフトカップは発展的に解消。マイクロソフトカップは今シーズンから、上位4チームによるプレーオフトーナメントとして行うことになりました。これにより、マイクロソフトカップの王者が、トップリーグのチャンピオンとなります。

水谷眞・ジャパン ラグビー トップリーグコミッショナー  
水谷眞・トップリーグコミッショナー

そして今シーズンのキャッチフレーズは「日本にはトップリーグがある」というものに決りました。世界に通用するトップリーグ、世界で勝つことができる日本代表、そこを目指したい。
また今シーズンより、マイクロソフト株式会社様をトップリーグのオフィシャルパートナーとして迎えることになりました。そしてトップリーグのみならず、ラグビーの普及・発展にも支援をいただきます。この場を借りて御礼申し上げます」

4シーズン目を迎えるトップリーグは、14チームにリーグが拡張し、プレオーフが導入され、延長戦も導入されるなど、新たな施策が実施されます。その点については、水谷眞・ジャパン ラグビー トップリーグコミッショナーから説明がなされました。

「今シーズンのトップリーグは、昨シーズンの12チームに加え、トップチャレンジを勝ち抜いた日本IBMビッグブルー、コカ・コーラウエストレッドスパークスの昇格があり、14チームとなります。1チームあたり13試合で、全91試合が行われます。これまでよりもシーズンが長くなり、よりタフな戦いになるでしょう。

そして一番の注目点はプレーオフトーナメント、マイクロソフトカップです。リーグの総合順位より、上位4チームが出場、リーグのチャンピオンを決します。さらにそのマイクロソフトカップでは、延長戦を採り入れることが決定しました。日本ラグビー界では初めてのこととなります。80分の熱戦の末、同点でノーサイドを迎え、トライ数、ゴール数でも優劣がつかない場合、10分ハーフの延長戦を行います」

鈴木和典・マイクロソフト株式会社執行役  
鈴木和典・マイクロソフト株式会社執行役

挨拶の最後は、オフィシャルパートナー、マイクロソフト株式会社の鈴木和典・執行役です。
「本来であれば、弊社社長のダレン・ヒューストンが出席するところですが、海外におります関係で、私が代わりにご挨拶させていただきます。
この3年間、マイクロソフトでは、トップリーグのトップ8トーナメントの冠スポンサーとしてマイクロソフトカップを支援させていただきました。その間、日本ラグビーフットボール協会、参加チーム、チーム企業各社様を通してさまざまなことを体験し、学ばさせていただきました。その結果、ラグビーの協賛活動をしてよかったと高い満足感を得ています。すでに4月に発表していますが、今シーズンはトップリーグオフィシャルパートナーとして、トップリーグ全体の活動に1年を通して関わらせていただくことになりました。トップリーグの発展、日本ラグビーの発展に微力ではございますが貢献できればと考えています。
弊社では大会の協賛にとどまらず、地域社会への貢献にも力をいれたいと考えています。たとえばこの2年回に20回、4000名以上の子どもたちが参加したマイクロソフトキッズラグビースクールを、今後もトップリーグ各チームの協力のもと続けていくことで、子どもたちが芝のグラウンドでラグビーを体験する機会を増やしていきたいと考えています」


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