2006.08.24 [THU]
「ジャパンラグビー トップリーグ プレスカンファレンス」再現リポート2
キャプテンが語る プレスカンファレンスも中盤にさしかかると、全14チームのキャプテンが壇上に登場。それぞれチームスローガンとともに、意気込みを語りました。
監督・ヘッドコーチの意気込みは その後、監督・ヘッドコーチがずらりとステージに並び、トークセッション。それぞれにチームの特色を語っていただきました。短時間ながらも、チームカラーをにじませるようなトークに会場は沸きました。サントリーサンゴリアスの清宮監督からは、事実上の優勝宣言も。 コカ・コーラウエストレッドスパークス 向井昭吾監督 「うちのチームは小さいので、ディフェンスを強化しています。ディフェンスをし続けて、そのなかでボールを確保してトライを奪います。それと、最後まで諦めずに戦うのが特徴です」 リコーブラックラムズ 佐藤寿晃監督 「ブリッツ・ディフェンスは封印して、オーソドックスにいきます。注目してほしいのは外国人ではロバートソン選手。元オールブラックス代表という実績もあり、日本人の手本になるプレーをしてくれます。コンタクトの状況で、いろいろなオプションがありますね。スイッチが入ったときの激しさ、カードをもらわない程度の激しさに期待しています」
日本IBMビッグブルー 大西一平ヘッドコーチ 「(去年、トップリーグをどう観ていたかと問われ)落ちたという悔しさもあって、極力観ないようにしていました。 さして特別なことはしないです。以前にこの場で、特別なことをしそうな気配を出して、結果(トップリーグから)落ちたことが一番特別なことだったので(笑)。 福岡サニックスブルース 藤井雄一郎監督 「去年はひとつも勝てなかったので、今年はぜひ、まず1勝したい。走り続けることにこだわって練習してきているので、走り負けないことで、ぜひ勝ちたい。そして勝つことで九州ラグビーを盛り上げていきたいと思います」
ワールド ファイティングブル ピーター・グリッグ ヘッドコーチ 「チームが安定した力を出すことが大切。去年、いいディフェンスラインができていたので、それをキープしつつ、お客さんのためにもトライを量産できるチームにしていきたい。コカ・コーラと同様に体格には恵まれていないので、ボールを生かし続けてコンタクトを避けるラグビーを目指しています」 ヤマハ発動機ジュビロ 堀川隆延監督 「(去年、観客動員が最も多かったことについて)磐田という地域性か、非常に熱い応援をいただいています。敗戦のときに、選手といっしょに涙を流しながら、旗を振り続けてくれるようなファンがたくさんいるところです。 今シーズンはディフェンスをベースに、ブレイクダウンを中心にゲームを進めたい」 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 増保輝則監督 「(神戸らしさ)とは、やはり歴史のあるチームですし、先輩たちが積み上げてきたよさを失わないことが大切だと思っています。常にボールが動き続けるラグビー。それを練習で積み上げて、試合で表現できるように努力しています」
セコムラガッツ ウェイン・ラブ ヘッドコーチ 「トップリーグのビデオはよく観てきました。トップリーグはニュージーランドのNPCの2部リーグのレベルにあり、非常に高いレベルにあると考えています。やや継続性が不足している印象はありますが。セコムラガッツでは、選手全員が参加できるような展開ラグビーを目指します」 クボタスピアーズ 山神孝志監督 「クボタはフォワードが重いチームで、これまでもオーストラリアのスタイルを志向してきました。そうしたなか、足の速いバックスも増えて得点力が上がってきた一方、失点も増えてきている。No.8のトータイ・ケフを中心に、フォワード・バックス一体となったラグビーをしていきたい。注目してほしい選手は、日本人ではウイングの小堀選手、外国人ではケフ選手、ダミアン・マクイナリ選手ですね」 サントリーサンゴリアス 清宮克幸監督 「(チームの特色についてきかれ)それはさておき、(甲子園での高校野球で)いま早稲田実業が優勝しました。奇跡を現実にしてきた彼らの姿が、スタンドに足を運ばせたし、関心を呼んだ。同じスポーツマンとして、あれだ、と思いましたよ。不可能を可能にするパワー、前年6位で終わったチームが、1年で優勝する。そういう姿をみせることが、お客さんをスタンドに呼ぶことになると思うし、話題を提供することになると思います」
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 朽木英次監督 「昨年、トップリーグの得点王となった廣瀬がいるように、得点力得はありました。しかし失点も多かった。ですから得点力を維持しながら、ディフェンス力をいかに高めるか、春からそのことを中心にやってきました」 三洋電機ワイルドナイツ 宮本勝文監督 「去年は、とにかくボールを動かすことを心がけました。早いうちにチームをつくったので(シーズンの)前半から走れたのですが、なかなか応用がきかなかった。今年はオプションを増やしていきたいです。キープレーヤーは、まず昨年けがで出られなかったセンターの霜村です。あとはウイングの三宅です」
NECグリーンロケッツ 高岩映善監督 「やはりディフェンスのNECは、ディフェンスのNECで、昨年は(1試合あたりの)平均失点が12だったので、今年は10点台を目標にしていきたいと思っています。またトップリーグ優勝が目標なので、ディフェンスに加えて、攻撃力もつけていきます。あえて注目選手をあげると、辻・藤戸のふたりのハーフバックです」 東芝ブレイブルーパス 薫田真広監督 「けが人が多くて、チームがつくれていないのが現状ですが、昨年以上に、スタンディングラグビーというものを進めていきたいと考えています。スタンドオフが複数抜けましたので、新しくスタンドオフに誰が入るのか、注目してほしい」
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