2006.10.01 [SUN] 協会リリース Twitter Facebook Google+ LINE 4節 マッチ&会見リポート(クボタ 25-55 サントリー) 一年でもっとも素晴らしい季節、実りの秋を迎えたここ新潟の地で注目の一戦が、午後1時キックオフされました。まず最初のキックオフからいきなりクボタFWがプレッシャーをかけ攻め込み、サントリーの反則からゴール前のペナルティキックを伊藤選手が決め、先制。次のキックオフをクボタ ケフ選手が個人技で前進してラック。クボタ左ウィングがパントを上げ、自らキャッチした瞬間、サントリーがタックルからの速攻、クボタ自陣で反則、ラインアウトからSO菅藤選手が抜け出し中央にトライをした。8分、中央右ラインアウトからサントリー ニコラス選手が裏へ出て片手パスで、有賀選手へと渡り最後、小野沢選手が左隅へトライをした。サントリー陣、22mラインアウトから右へ展開、右タッチ沿いラック、左へ展開しサントリーのオフサイド。伊藤選手が中央から決めてトライ。クボタ5mラインアウトからモールを押し込み、9トライ。クボタにゼブラカードが続く反則で、佐川選手がシンビンでサントリー認定トライ。一人少ないクボタボールのスクラムをサントリーが押しこみ、クボタのパスが乱れたところをサントリー田中選手がインターセプト。50mをジグザグに抜け出した。ゴール成功でハーフタイム。 サントリーは左ラインアウトでクリーンキャッチできなかったが、左ウィング 小野澤選手がギャップをつき前進。ラックから、沢木選手が細かくパスをつなぎ有賀選手が右端へトライ。サントリー7番シンビンのあと、クボタ スクラムからサイドアタック、モールを押し込み中央へトライ。有賀選手が中央へミスキック、クボタ カウンターアタックから左サイドでラック、吉田選手が抜け、ケフ選手が中央へトライ。ゴール前ラインアウトからモールを押し込み青木選手がトライ。全く同じパターンでサントリー トライ。中央のクボタ ノッコンをサントリーバックス陣がつなぎ、最後はニコラス選手の個人技で抜け出し、中央へトライ。ゴールは成功し、ノーサイド。ブレイクダウンの攻防は、両チームとも圧力をかけ続けた試合の中で、サントリーは後半立ってつなぐプレーができたこととSH田中選手のリードとニコラス選手の攻守にわたる活躍がゲームのポイントとなった。(高橋芳廣) 清宮監督(左)、小野澤ゲームキャプテン クボタスピアーズ 25-55 サントリーサンゴリアス(9月30日) ◎サントリーサンゴリアス ○清宮克幸監督「素晴らしいグラウンド、スタンドでできてよかった。細かいところはあるが、三洋電機に勝ったクボタに勝ててほぼ満足しています」 ○小野澤宏時ゲームキャプテン「個人としては粗いなりに最後までアタックしようとした。後半、クボタに流れがいった時、キャプテンとして声をかけた。アライブが意識できました。(「本当に?」と清宮監督)」 ――「ほぼ」の部分はどういうことか。 ○清宮監督 「1戦1戦チームとして前に向かっていく。あと9試合、チームが どのように成長していくか、試合から反省・修正を積み重ねていきたい」 ――後半、長谷川選手を下げた意図は? ○清宮監督 「スクラムコントロールが思ったほどできていなかったので」 ――後半、クボタに流れがいったのはなぜか? ○清宮監督 「シンビンで14人になった時、15人と同じようなディフェンスをしてしまい、穴ができた」 ――新しい選手のパフォーマンスはどうだったか? ○清宮監督 「本人たちも『まだまだ』といっているので、まだまだなのでしょう」 ――有賀選手については? ○清宮監督 「一瞬のスピード、後半の良いタックル。これができる選手は彼しかいない」 ○小野澤ゲームキャプテン 「トライを取られたあと『アライブ!とにかく攻めよう』と言ったら、皆、あたりまえだよといった顔をしていた(笑)。そういう奴が一番後ろにいてくれるとやっていて楽しい」 山神監督(左)、鈴木キャプテン ◎クボタスピアーズ ○山神孝志監督「今日のゲームは前半だけでペナルティが12個もあって、シーズン前から多かったのだが、修正できなかった。チーム、選手ともに、意識はしているが今後新たなアプローチが必要である。 アタックではファーストフェイズでいい形ができているが、その後のプレーでミスが出てしまった。今後その精度を上げたい。ディフェンスではファーストフェイズからサントリーにやられ、相手のやりたいことをやらせてしまった。今日のゲームプランとしてはねばっていきたかったが、早い段階で離されてしまった」 ○鈴木力キャプテン 「1~3節でペナルティが多く、チームで反則を起こさないようにと臨んだが、ペナルティをストップできなかった。もう一度見直したい。強い時はひたむきに向かっている時。今日はレフリーに対して『どうして』という声が多くキャプテンとしてまとめきれなかった。次のリコー戦は修正したい」 ――ペナルティが多いのは? ○鈴木キャプテン 「ラック・モールが斜めになった時、ポストが1人でいってしまい笛。2人でいけばオンプレーだったが…」 ――クボタが強い時はシンプルだが、持ち味が出なかったのはなぜか? ○山神監督 「ブレークダウンの時の勢いはあるが、その後のつなぎでミスが出ている。サントリーの圧力が強かった」 ――相手シンビンで数的有利の中、モールでトライを取られた理由は? ○山神監督 「サントリーがまとまったモールを組んできた。サイド、ポストを見るあまりモールに入る人間が少なかった。ゴール前ラインアウトもコンテストしたため、モールが遅れた」 新潟スタジアムでの2試合を控えた9月29日、参加4チームの監督・部長によるトークショーが新潟で開催されました。新潟県協会のサイトで内容が紹介されています。