6節 マッチ&会見リポート(三洋電機 16-41 サントリー)

第6節、三洋電機ワイルドナイツ対サントリーサンゴリアスは三洋の地元前橋で行われた。注目のカードに好天も相まって3,086人のファンでスタンドが埋まった。ここまでに2敗の三洋にとっては、プレーオフに繋げるために落としたくない試合だったが、今シーズン2位につけるサントリーが前後半にわたってゲームを完全に支配した。前年度リーグ準優勝の三洋を相手にセットプレー・接点で圧倒し、ディフェンスにおいても常にプレッシャーをかけ続けて、相手に攻撃のきっかけを与えなかったサントリーの出来は素晴らしく、今後の上位チームとの対戦が非常に楽しみ。リーグ屈指の展開力を持つ三洋の奮起にも期待したい。
ラインアウトで終始優位に立ったサントリー   攻守にひとり気を吐いたトニー・ブラウン  
ラインアウトで終始優位に立ったサントリー(提供:上毛新聞社) 攻守にひとり気を吐いたトニー・ブラウン(提供:上毛新聞社)

三洋電機ワイルドナイツ

宮本監督(右)、ブラウン ゲームキャプテン
宮本監督(右)、ブラウン ゲームキャプテン

三洋電機ワイルドナイツ 16-41 サントリーサンゴリアス(10月15日)

◎三洋電機ワイルドナイツ
○宮本監督

「スコア通りの完敗です。今日の課題を明確にし、明日からやり直したい。
ラインアウトでの苦戦は予想をしていたが、それ以上にやられてしまった。サイズで劣っている分、低いところで戦うバリエーションを用意したが、サントリーの反応がそれに勝っていた。セットプレーであれだけやられてしまうと、やはり攻撃のパターンが限られてしまう」

○トニー・ブラウン ゲームキャプテン
「サントリーの攻撃はとても強力だった。これまでトップリーグで戦ったどのチームよりも強かった。サントリーがトップリーグを次のステージに導いていくだろう。そのサントリーに挑んでいくことが我々のチャレンジとなる」

素早いサポートと効果的なオフロードパスでつなぐサントリー   池田のサイド攻撃からのトライで一矢  
素早いサポートと効果的なオフロードパスでつなぐサントリー(提供:上毛新聞社) 池田のサイド攻撃からのトライで一矢(提供:上毛新聞社)
サントリーサンゴリアス

清宮監督(右)、小野澤ゲームキャプテン
清宮監督(右)、小野澤ゲームキャプテン


◎サントリーサンゴリアス
○清宮克幸監督

「今日は選手たちがプライドを見せてくれた試合だった。"ALIVE勝ち"といえる内容。普段から、相手のムーブに合わせるのではなくその場の"リアクション"を重視した練習をしている。リーグ戦では一戦一戦ミスや改善すべき点というものが必ずあるが、それを繰り返さないことを徹底してきた。今日はその成果が現れたと思う」

○小野澤宏時キャプテン
「ここ1、2週間、練習でやってきた通りのことを試合で実行することができた。ディフェンスにおいて、常にライン全体でコミュニケーションをとって連携する"ALIVEポジション"がインターセプトやターンオーバーを生んだ」

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