開始早々にクボタ10番がゴール前22m右中間のPGを成功させ先取、その後6分にゴール前ラックから8番が左すみにトライ、12分にもPGを決め得点を重ねる。
対するワールドも23分ゴール前ラインアウトから2番が押さえてトライ、26分にはハーフウェイ中央のラックからクボタが持ち出したボールがノッコン、それをワールド2番が素早く拾い上げ、9番につなげゴールポスト右にトライ、相手ミスをチャンスにつなげた見事なトライでああった。
その後はクボタが30分にトライ、40分にPGと21-12でクボタリードで折り返す。
後半に入って天気が荒れてきたなかワールドのミスが目立つ、11分にクボタが22m右中間ラックから15番トライ、ワールドも16分、37分にトライと追い上げるも及ばず、結局28-24でクボタが逃げ切った。ワールドはミスと痛い3PGで初勝利を逃した。
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カーター ヘッドコーチ(右)、本多ゲームキャプテン
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クボタスピアーズ 28-24 ワールド ファイティングブル(12月9日)
◎ワールド ファイティングブル ○マーク・カーター ヘッドコーチ
「勝つための方策は充分に行ってきた、セットプレー、ディフェンスとも前回より向上していた。この数週間でチームは向上したと自信をもって言える。しかし勝利に近づいたが勝てなかったことは不満だ」
○本多ゲームキャプテン 「今まで勝てそうで勝てなかった。ミスが原因であることは明確、ミスをなくして来週こそ勝てるようにしたい」
――アタック面でペナルティーからBK展開するケースが目立ったが?
○カーターヘッドコーチ
「今日のゲームは展開を早くすることが目標だった」
――就任して整備したところは?
○カーターヘッドコーチ
「シンプルなことに焦点を当ててやってきた、それはいかにミスを減らすか、どのようにしてトライを取っていくかということ」
――ディフェンスが前より向上した?
○カーターヘッドコーチ
「もう一度システムを見直して、コミュニケーションの向上に取り組んだ」
――ミスの原因は?
○本多ゲームキャプテン
「セットプレー、ラック周辺での焦り、全員が冷静に攻撃できたらもっと取れると思う。あと攻撃のパターンでFWを前面に出していけばよいと思う」
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山神監督(左)、鈴木キャプテン
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◎クボタスピアーズ
○山神孝志監督
「ワールドさんには今まで勝てていなかったので今日は勝ちたいと思っていた。ワールドさんはブレイクダウンが激しく、波に乗せると怖いと思っていた。クボタのリズムでできなかった。勝ち点5を取れなかったことを教訓にしてトヨタ戦に向かう」
○鈴木力キャプテン
「一度も勝てないワールドに勝ててよかった、ブレイクダウンでワールドのプレッシャーが強く、大事なところでこちらが体を入れずに見てから入ってしまい後手に回ってしまった、修正してトヨタ戦にのぞみたい」
――今日のゲームプランは。
○山神監督
「1、ブレイクダウンを支配すること、2、ワールドはディフェンスが飛び出し、2線防御がないのでそこで球を動かしていく、3、ラインアウトを安定させる、の3点がポイントだった」
――競ったゲームになった原因は。また自分たちの思うように行かなかったところは?
○山神監督
「テンポアップできずリズムに乗れなかった。いかにブレイクダウンでボールを守って継続していくか。ワールドは激しく来るチーム、その勢いを断ち切れなかったのが点差が開かなかった原因」
○鈴木キャプテン
「ブレイクダウンで後手に回り、自分たちのプレーを選択してポイントに早く集まることができなかった。例えばイーブンでFW対FWなど、パターンごとに自分たちで決めたプレーをすること。ラインアウトについては分析したとおりできたと思うが、うちは大きなチームではないのでボールを入れるところで集中力がなく、自分たちで苦しんでしまった」
――赤塚選手の退場は、ケガは。
○山神監督
「目を打撲し、かすむということで救急車で搬送した。今日は重さが欲しかったので、彼の退場は痛かった」
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