8節 マッチ&会見リポート(トヨタ自動車 16-8 ヤマハ発動機)

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マッチリポート
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 16-8 ヤマハ発動機ジュビロ
(week8/2008年12月6日 at愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場)

東海ダービー。今シーズンお互い苦戦が続いているが、トヨタはFWに日本代表組が揃いBKも遠藤が戻った。ヤマハもFWにオールブラックスのキャプテン ルーベン・ソーン、BKには日本代表HB団と五郎丸を配し話題の多い一戦となった。
北風の吹きつける寒さのなか、トヨタのキックオフで開始された。早々、トヨタがヤマハゴール前に攻め入るもノッコンでスコアチャンスを逃す。ヤマハも相手キックを好捕し攻め入るもノッコンでスコアできず。拮抗した状況が続くなか、12分トヨタはゴール正面のPKより左WTB水野がゴールを決め3点を先制。ヤマハも24分に22m付近左中間のPKよりFB五郎丸がゴールを決め3-3の同点とする。風上のトヨタは大きなキックで攻め入り、守っては幾度も相手ボールをターンオーバーするがミスでスコアに至らない。39分トヨタは、ゴール正面でヤマハの倒れこみでPKを得て、SO正面がゴールを決め、トヨタ6-3ヤマハで前半を終了する。

後半に入るとヤマハが風上に立ち、キックを多用し攻め入るが、6分トヨタはキックのカウンター攻撃より左タッチライン沿いをアタック。左FLアンガス・マクドナルドのキックを右WTBセコベが左中間にトライ。トヨタ11-3ヤマハとなる。15分ヤマハは、敵陣22m付近中央ラックより素早く左に展開し、9-13-15-22と渡り左WTB中園が左中間にトライ。トヨタ11-8ヤマハとなる。拮抗した状態で試合が進むが、お互いミスが多くスコアできない。25分トヨタは相手キックのカウンター攻撃よりパスをつなぎ、最後はFB遠藤が左隅にトライ。トヨタ16-8ヤマハとなる。トヨタのこのトライが決勝点。ヤマハが終盤まで攻めるが、トヨタがゲームコントロールしノーサイドとなり東海ダービーを制した。


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会見リポート

ヤマハ発動機ジュビロ
堀川監督(左)、山村主将
堀川監督(左)、山村主将

◎ヤマハ発動機ジュビロ
○堀川隆延監督
「前半我慢強く、ターンオーバーも多く、良い展開だった。後半、フィールドポジションでのキックの選択でミス。テリトリーの差が勝負を分けた。でもゲームコントロールを学べたので、次に生かし修正したい」

○山村亮主将
「前半はDFが良かった。後半キックとボールキープが悪かった。この点を修正しコカコーラ戦に生かしたい」

──すごいメンバー。どう生かしていくのか?
○堀川監督
「やるべきことはできているが、長いキックかどうか選択の問題だけ」

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トヨタ自動車ヴェルブリッツ
石井監督(左)、麻田主将
石井監督(左)、麻田主将
◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ
○石井龍司監督
「選手が苦しい戦いをよく頑張った。微妙な順位であるが、収穫があった。反省を修正しサニックス戦にのぞみたい」

○麻田一平主将
「ヤマハもトヨタも落とせない一戦。勝ってうれしいが、まだ厳しい状況。一戦一戦戦いベスト8にくい込む」

── 一番の反省点は?
○石井監督
「ラインアウトのセットが不安定。イージーミスが多い。次節には修正していく」

──勝つことが大きいのでは?
○石井監督
「能力が高いのに勝てず自信が持てなかった。勝てて非常に良かった」

──後半、風下でも回したのはゲームプランか?
○麻田主将
「積極的にまわし、ボールを動かしていったことがトライに繋がった」

──どっちに転がるか分からない試合であったが?
○石井監督
「ヤマハが勝利をくれた。キックの多いチームなのでそのうち自分のリズムになれると思った。チャンスがスコアに繋がり良かった」

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