7節 マッチ&会見リポート(ホンダ 15-31 福岡サニックス)

マッチリポート
ホンダヒート 15-31 福岡サニックスブルース
【week7/2009年10月24日(土) at三重・鈴鹿スポーツガーデン】

トップリーグ初勝利を目指すホンダヒートが、今季3勝目を狙う福岡サニックスブルースを地元鈴鹿に迎え、ゲームが行われた。前半5分、サニックスSO小野がDGを狙うも失敗。6分、ホンダのノックオンにより得たゴール前中央のスクラムから左に展開、最後は右LOパリンガタイがトライ、ゴールも決まって0-7とサニックスが先制する。ホンダは23分、敵陣10mL付近中央のPGを決めて3-7と追撃。さらに33分に敵陣22mL付近右中間からの攻撃、右CTB守屋が突破、ディフェンスラインの裏に出て、右WTB山田にパスし右隅にトライ、8-7と逆転に成功する。しかしサニックスは37分、HL付近中央でSO小野がPGを決め、8-10と再逆転して前半を終了した。

後半9分、HL付近でホンダボールをサニックスがターンオーバー、SO小野がゴール前まで攻め込み、最後は右LOパリンガタイが右中間に飛び込んでトライ、ゴールも決まって8-17とする。13分、サニックスは敵陣22mL付近右で左CTB濱里がゴール前にキック、右WTBヴァレンスが押さえてトライ、ゴールも決まって8-24とリードを広げる。
対するホンダは21分、フェーズを重ね、SHヤンがゲインラインを突破、最後は右FL北川がトライを決める。ゴールも成功し、15-24と追撃開始。早い時間に追いつきたいホンダは24分、右WTB山田がドロップアウトのボールをキャッチし攻め込むもターンオーバーされ、チャンスを生かせず。35分にはポンギ、上田が大きくゲインしてゴール前に攻め込むものの得点することができなかった。
終了直前にホンダがコラプシングの反則、サニックスはゴール前ラインアウトとする。モールを押し込み、最後は右LOミュアがトライ。ゴールも決まって15-31でノーサイド。ホンダは地元でのトップリーグ初勝利をあげることができなかった。なおこのゲームのマン・オブ・ザ・マッチにはサニックスの菅藤選手が選ばれた。(後藤樹雄)

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ラグビー教室1 ラグビー教室2 3000人以上で埋め尽くされた観客席 エスコートキッズと共に入場 小野選手のペナルティゴール

会見リポート
ホンダヒート
シェラット ヘッドコーチ(右)、木村キャプテン
シェラット ヘッドコーチ(右)、木村キャプテン


◎ホンダヒート
○ジョン・シェラット ヘッドコーチ
「結果は残念だった。選手は一生懸命やってくれて感謝している。レフリーのコンタクトポイントでのコントロールには不満が残る」

○木村允彦キャプテン
「ホームゲームで勝利したかったが、残念な結果になってしまった」

──トップリーグ前半戦終了の区切りの試合だったが、結果をどうとらえているか。
○シェラット ヘッドコーチ
「1勝もできずに残念。このレベルではシンプルなことをきちんとしないと勝つことはできないと実感している」

──後半戦に向けての課題は。
○シェラット ヘッドコーチ
「トップリーグではセットピースが重要。強く、安定したプレーをしたい。コンタクトポイントで勝ちにいく。速くてプレッシャーのあるディフェンスに対してしっかりと戦わなければならない」

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ポンギ選手の突破 チアガールによるハーフタイムショウ ヒートのラインアウト・モール フィフィタ選手のアタック マン・オブ・ザ・マッチは菅藤選手
福岡サニックスブルース
藤井監督(左)、杉浦副将
藤井監督(左)、杉浦副将


◎福岡サニックスブルース
○藤井雄一郎監督
「ボーナスポイントが取れてよかった。ホンダの激しいプレッシャーでうまくいかないところがあった。後半戦も今の流れを持っていって戦いたい」

○杉浦敬宏副将
「ファーストタックルが下に入れず、サニックスらしいリズムが出なかった。ボーナスポイントが取れてよかった」

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