4節 マッチサマリー(サントリー 92-8 豊田自動織機)

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サントリーサンゴリアス 92-8 豊田自動織機シャトルズ
【week4/2010年10月2日(土) at 東京・秩父宮ラグビー場】

サントリー、豊田自動織機に圧勝

絶好のラグビー日和となったこの日、トップリーグ第4節、サントリーサンゴリアス 対 豊田自動織機シャトルズの試合が秩父宮ラグビー場で行われた。共に1勝2敗同士ではあるが、昨季リーグ戦2位であった強豪サントリーを相手に、今季トップリーグに初昇格した豊田自動織機がどこまで挑むか、注目された。

豊田自動織機のキックオフで試合開始。サントリーが自陣から左右への攻撃を繰り返し、じわりじわりと相手陣内へ攻め入っていくがトライには至らない。しかし、豊田自動織機FLトペニのシンビンによるペナルティから得た味方ラインアウト後、サントリーは激しく突進。14分、SOピシからパスを得たCTB平がトライ(ゴール成功7-0)。その3分後、今度は豊田自動織機が相手のオブストラクションから得たPGを成功させる(7-3)。
しかしその後、FWを一人欠いた豊田自動織機はセットでなかなか主導権をとれず、19分、マイボールスクラムをターンオーバーされ、サントリーFL佐々木にトライされる(ゴール成功14-3)。

勢いに乗ったサントリーは攻撃を緩めることなく23分No.8竹本、30分LO篠塚、33分LO眞壁といずれもスピード感溢れる連続攻撃でFW陣がトライを重ねる。36分には、SOピシからFB有賀へのキックパスが見事に決まりトライ(38-3)。豊田自動織機のFLトペニがレートチャージによる二度目のシンビンで再び退場となった直後の39分、サントリーは相手ゴール前の右ラインアウトから左に短く回し、No.8竹本が密集を突いてトライ(ゴール成功45-3)。

後半開始早々、相手ノックオンボールを拾ったサントリーは、左右に展開しながらゴール前に迫り、CTB平がラックサイドを突いてトライ(ゴール成功52-3)。7分、豊田自動織機も意地を見せる。右ラインアウトから左に大きく展開しWTBバーティーがトライ(52-8)。
続けて豊田自動織機の反撃が期待されたが、既にFLトペニの退場で1名少ない上、9分にはLOターナーが、19分にはFL高田がそれぞれシンビンを受け、防戦一方に。
他方、サントリーは後半途中出場したSHグレーガンなどを基点に、攻撃するスペースを見つけては縦に横にと次々と繋いでいくアタッキングラグビーの勢いが止まらない。12分にWTB小野澤、21分にFLファンニエルデン、25分、34分とFB北條の2トライに加え、36分、40分には続けて自陣内から60m以上攻め入るなど、WTB長友、FB北條のBK陣が自由奔放に快足を披露してトライ。豊田自動織機は途中からFWに侍バツベイを投入するも相手の勢いを止めることができず、終わってみれば92-8というサントリーの圧勝であった。(小林吉文)

会見ダイジェスト
豊田自動織機シャトルズ
田村監督(右)、吉田キャプテン
田村監督(右)、吉田キャプテン


◎豊田自動織機シャトルズ
○田村誠監督
「カードが出て残念です。申し訳ない試合になってしまいました。選手も退場になるプレーを意図的にしたわけではないと信じています。対トップ4の中で、一番ミスマッチになりかねない試合と感じていましたが、その中で、シンビンで15対14では、まず勝てないと思います」

──敗因は?
「サントリーさんの選手は場数を踏んでいて、ちょっとズレても平気でやってきました。こちらも、前節、東芝さんにもかなり良い試合をすることができて、だいぶ良くなったと思いましたが。サントリーさんはうちとスタイルが似ているチームで、ミスマッチもあり得ると思っていましたが、やはりカードが痛かったですね」

──侍バツベイ選手の使い方は?
「できれば、スタートでも使いたいですね。練習でフィットしてきて、3セッションこなしています。ゲームにも出さないといけないので、どこかで冒険をしないといけないと思っていました。今日は期待値を込めて出しました。1週間ごとに良くなっていますので、もっと良くなると思います」

○吉田正明キャプテン
「カードで、自分たちのしんどい場面が多く、それを少なくするように頑張らなければいけなかったが、できませんでした。残りの試合があるので、切り替えて、しっかりやっていきたいと思います」

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サントリーサンゴリアス
ジョーンズ監督(右)、竹本キャプテン
ジョーンズ監督(右)、竹本キャプテン


◎サントリーサンゴリアス
○エディ・ジョーンズGM兼監督
「(日本語で)まあまあ、ハッピー。(英語で)今日は、まあまあ良いラグビーをしました。キックのスタイルからアタッキングラグビーに変えられたと思います。先々週、チームは45回キックしていましたが、今日は時々だけのキックで、良いプレーになったと思います」

──これまでのスタイルとの違いは?
「(日本語で)選手の頭の中。(英語で)選手も変わりたいと思って、難しいことでしたが、先週、ハードな練習に良く対応してくれました。竹本キャプテンの下で、リーダーグループができて、良いプレーにつながったと思います」

──詳しく説明をすると?
「ルールが変わったことがそもそもの要因です。ボールをキープするほうが有利になりました。今日は若いレフリーでしたが、よく分かっていました。ボールを持ったときに攻撃するスペースを見つけてアタックしていくスタイルです。しかし、キックをしないということではありません」

──これまでのスタイルとの違いは?
「昨夜の東芝さんを見て、フィールドポジションで何をやってくるかが分かりました。例えば、ヒル選手は自陣からは高いキックか、長いキックを蹴ってくるなど、分かりやすいラグビーでした。私たちはそうではないスタイルのラグビーを作りつつあります」

──新しいスタイルは定着したのか?
「12月以降は今のチームより良いチームになっているでしょう。1月以降はもっと良くなるはずです」

○竹本隼太郎キャプテン
「選手サイドからも新しいスタイルへ変えたくて、先週から練習してきました。それが出て、良かったと思います。点差が開いた後半にも手を抜かず、攻め続けることができました」

──月寒の試合後の変化は?
「網走合宿では、意識を変えようと、まったくキックを蹴りませんでしたが、1節から3節で元のラグビーに戻ったところがありました。今日はスタイルを新しくして、攻撃がまとまったと思います」

──前半で点差が開いたが、100点超えを目指さなかったのか?
「100点取るという意識はありません。ただ、後半も手を緩めずにやりました。声が出ていない時間帯がありましたが、リーダーが声を出して注意してくれて良かったと思います」

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