4節 マッチサマリー(ヤマハ発動機 26-50 トヨタ自動車)


ヤマハ発動機ジュビロ 26-50 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
【week4/2010年10月2日(土) at 長野・松本平広域公園総合球技場(アルウィン)】

2年ぶりに長野県での開催となったトップリーグ。
開幕から2勝1敗と好発進のヤマハ発動機ジュビロと、開幕から3戦全勝とこちらも好調のトヨタ自動車ヴェルブリッツが、爽やかな秋晴れの下、松本平の地で熱い戦いを繰り広げた。

キックオフ前には中学生の長野県代表vs新潟県代表の試合が行われ、トップリーガーの前でのびのびとしたプレーを披露した。この中から将来のジャパンに選ばれるような選手が出ることを期待したい。

13:00にトヨタ自動車のキックオフで始まったゲームは、開始6分にトヨタがHO上野のトライで先制。対するヤマハは、今シーズンより加入のLOダニエル・ケートがトライを返す。その後、15分にヤマハはFB五郎丸がPGを成功させ、8-7と逆転。開幕戦で8PGを成功させた五郎丸のキックが、ゲーム展開を引き締める。しかし、ここからトヨタはCTB八役・FB松下・FL中山のトライとSOオレニ・アイイのPGでヤマハを突き放す。対するヤマハはFB五郎丸がPGを返すものの、前半は11-31とトヨタがリードして折り返す。

後半に入り、なんとか反撃したいヤマハは後半4分、五郎丸がこの日2本目のPGを成功させる(14-31)。ここから反撃かと思われたが、その直後の後半5分にトヨタのSH麻田がトライをあげ、ヤマハに反撃の糸口をつかませない(ゴール成功:14-38)。さらに後半9分PR伊東、12分には麻田が再びトライをあげ、スコアは14-50となり、試合の大勢は決した。その後シンビン(ハイタックル)で一人少ないトヨタに対し、ヤマハも後半18分にSO越村、25分に途中出場のジョシュア・レヴィがトライを上げ、あと1トライでボーナス点1獲得というところまで迫るが、反撃もここまで。26対50でトヨタの完勝となった。合計7トライを上げ、勝ち点5を獲得したトヨタは開幕から無傷の4連勝、一方のヤマハは前節の三洋戦に続き、手痛い連敗となった。

マン・オブ・ザ・マッチはトヨタ主将FL中山義孝。ブレイクダウンでのハードな仕事ぶりが評価されての受賞となった。
爽やかな陽気のなか行われた一戦は、トヨタにイエローカード1名が出たものの、両チームとも反則数が1ケタというゲームだった。長野県のファンに好ゲームを披露してくれた両チームのフィフティーンに感謝したい。

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