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C:2010, JRFU(Photo by A. HASEGAWA)
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クボタスピアーズ 21-28 コカ・コーラウエストレッドスパークス
【week11／2010年12月18日(土) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】
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前節ヤマハに逆転勝ちし勢いにのるコカ・コーラウエストレッドスパークスと、残り2試合上位との対戦を残しているクボタスピアーズ、12、13位と下位に甘んじているだけにどうしても負けられない一戦。
先蹴はコカ・コーラウエスト、前半の4分にクボタがゴール前40m左中間ラックから右へ展開、8番ジョシュア・フイマオノが中央にトライ、ゴールも決まり7点先取。しかし16分にゴール前左中間ラックより右へ展開し11番小柳がトライを返す。こちらもゴールを決め同点とする。21分にもトライを決め逆転するが、その後クボタは31分、36分とトライを決め21-14と再逆転し前半を終わる。
後半16分にコカ・コーラウエストは、ゴール前25mラックから12番ティム・ベイトマンが左中間にトライを決め同点とする。さらに27分にゴール前ラックから11番小柳が左隅にトライを決め逆転する。
後半の残り10分を切ったころからクボタが勝負に出る。コーラ陣で激しい攻防が続くがコーラの粘り強いディフェンスにクボタはミスもあり攻めきれない。コーラがシンビンで1人欠く中で7点を守りきった。
マン・オブ・ザ・マッチは3トライをあげた11番小柳泰貴選手。
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佐野監督(左)、荻原主将
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◎クボタスピアーズ
○佐野順監督
「本社社員はじめ多くの関係者の皆様に応援していただき、本当に感謝している。ただ、今は敗戦をなかなか受け入れられず、頭の中も整理できていない。
ゲームプランはFWでゲームメイクすることだった。万全の状態でないプレーヤーも精一杯のプレーだったが、まとまってトライを獲りきれなかったことが敗因。なにより、ゲームマネジメントできていない私の責任である。残りの2ゲーム、スピアーズの誇りを胸に戦いたい」
○荻原要主将
「多くの社員やファンの方々に応援いただいたのに、残念な結果となってしまった。今はうまく言葉にできないが、残りの2ゲームを精一杯のプレーで恩返ししたい」
──レッドスパークスの2度にわたるシンビンなど、チャンスは多かったが。
○佐野監督
「反応が鈍かった。大事な場面での反則が多かったことが致命傷。フィットネスの問題もあるが、体が動いてなかった」
○荻原主将
「自分たちからチャンスを潰してしまった。ブレイクダウンでの反則が多く、結果攻め急いでいたのかもしれない。体力的にもキツく、焦りも募った」
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◎コカ・コーラウエストレッドスパークス
○向井昭吾監督
「ぜひ4トライを挙げて勝ちたいゲームだったが、いきなりクボタにトライを献上してしまった。とはいえ、最後に目標を達成したことに粘りと手ごたえを感じている。アタック・ディフェンスともミスを少なくし、残り2ゲームで勝ち点5ずつの積み上げを目指したい」
○豊田将万主将
「自分で言うのもはばかられるが、14人でも粘って勝てたことがうれしい。(苦笑：主将自身シンビンで10分間退場)
この粘りを糧に残り2ゲームに向けていい準備をしたい」
──チームに対する手ごたえとは。
○向井監督
「最後のボールキープで残り時間を消化したことは、サニックス戦(17-22で敗戦)での反省をふまえての経験値と言える。自信を持って臨めばもっと飛躍できるチームだ」
──キックの精度について。
○向井監督
「松岡(元気)は安定している。原留(大祐)は不調だったが、これで吹っ切れたのではないか。さらなるレヴェルアップが期待できる」
──主将は重責ですか。
○豊田主将
「大学と違い、皆個々に自立しているので、自分はプレーに集中するだけ。ヴェテランに支えていただき、楽しくプレーしている」
──経験値が上がっているとは。
○豊田主将
「チームのためになにをすべきか、個々で考えることができつつある。若手がヴェテランに支えられながら、自立しつつあり、チームも良い方向に向かっている」
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