皆既月食から一夜明けた甲府盆地は放射冷却で氷点下の朝を迎えましたが、日中は穏やかに晴れ渡り、絶好のラグビー観戦日和になりました。トップリーグの試合に先立ち、ラグビースクールの子どもたちによるミニゲームのアトラクション。前座試合として女子7人制日本代表候補によるセレクションマッチを開催しました。彼女たちの高い技術、スピードに観客席も盛り上がりました。スクールに所属する女子小学生がボールガールを行い、目の前での激しいプレーに感動していました。
サントリーサンゴリアスvsリコーブラックラムズ戦、サントリーのジョージ・スミス、ダニー・ロッソウ、フーリー・デュプレア、トゥシ・ピシ、リコーのマア・ノヌー、ジェームス・ハスケル、タマティ・エリソンという世界を代表する選手が山梨に集結。地元山梨県日川高等学校出身のサントリー有賀とリコー河野がスタメン出場ということで、多勢のファンの方が駆けつけてくれました。そして一番の注目はリコーのノヌー。サントリーの日本代表センター陣との対決に、子供たちから大人まで興奮していました。
サントリーのキックオフで前半開始。前半立ち上がり、河野のキックを有賀がカウンターを仕掛けトップスピードに乗ったところをノヌーが激しいタックルでひっくり返すと会場にどよめきが。リコーディフェンスのプレッシャーでサントリーのミスが目立つ。
11分リコー、サントリーのキックからカウンターを仕掛け、ハーフウェイ付近左サイドから右に展開しハスケルから小吹が抜け出しトライ。河野のコンバージョン成功で0対7。
16分サントリー、敵陣サイド22m付近ラックから左に展開、有賀が深くゲインしラックから素早く左にデュプレア、佐々木とつなぎ左隅にトライ。ニコラスのコンバージョン成功7対7。
20分サントリー、敵陣サイド10mラインアウトから真壁が突破し、ラックからデュプレア、ピシ、スミスとつないで中央にトライ。コンバージョン成功14-7。
27分リコー、敵陣サイド10mライン手前ペナルティキック成功14-10。
31分サントリー、敵陣中央からニコラスが突破しラックからデュプレア、ピシ、小野澤とつなぎ左隅にトライ。コンバージョン失敗19-10。
35分にサントリー、シンビンにより1人少なくなり、リコーがインゴールまで攻め込んだが、押さえきれず前半終了。
ハーフタイムでは、ファン・オブ・ザ・マッチと題し、両チームを応援してくれている観客の中から1名ずつサイン入りジャージがプレゼントされました。
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ファン・オブ・ザ・マッチ |
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ファン・オブ・ザ・マッチ |
リコーのキックオフで後半開始。後半立ち上がりはリコーの連続攻撃でサントリー陣内へ攻め込むが得点ができず。
8分サントリー、ハーフウェイライン付近からニコラスが抜け、真壁につなぎゴール手前まで持ち込みラックから右に展開、佐々木がトライ。コンバージョン成功26-10。
16分リコー、一気に4人の選手を入れ替えた直後の、敵陣左サイド22mライン奥のラインアウトからモールを押し込みカウヘンガ 桜エモシがトライ。コンバージョン成功26-17。活きのいい選手の投入でモールが走った。
37分リコー、敵陣左サイド10mライン奥ラインアウトから右に連続攻撃、エリソン抜け出しトライ。コンバージョン成功で26-24。
リコーの逆転なるか。リコー応援団の興奮の中、しかしサントリーが落ち着いてプレーをして、ノーサイド。
マン・オブ・ザ・マッチには2トライを記録したサントリーFL佐々木選手が選ばれました。両チームの白熱したゲームには、会場内から大きな拍手と声援が送られました。
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