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岡村ヘッドコーチ(右)、ラトゥ キャプテン
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◎NECグリーンロケッツ
○岡村 要ヘッドコーチ
「力負けというか、我々に勝つ力がなかったことを真摯に受けとめます。ただ、今日のゲームがどうのこうのというよりも明日からどういう風に我々が前を向いてやっていくかが大事なので、この一瞬から次のゲームのためのマインドになっているような状態です」
──ラインアウトはサインを読まれていたのでは?
「その原因は分析してみないとわかりませんが、このゲームで苦しんだひとつの大きな要因であることは確かだと思います」
──先週までチームとして勢いのあった上手くいっていたメンバーを、今日は変えた理由は?
「コンディションの状態の問題で、今のベストで臨みました。先発では二人変わりました。櫻井選手は体調を崩しました。今回は釜池選手など準備できているプレーヤーが多かったが、今日の釜池選手のプレー、タックル、最後のアタックなど予定通りのプレーをしてくれました」
──インターセプトされたところではどうでしたか?
「選手の判断ですが、シンプルに右にナドロ選手をおいていたので、あれ位の距離であればシンプルにいっても良かったのではないかと。後、準備していなかった」
──準備の問題?
「準備の問題というよりは、シンプルにいくべきであったかなと」
──プレーヤーが開く、開かないということですか?
「そこよりも、その前段階ですね」
──ナドロ選手へのマークがきつかったのでは?
「前の試合もそうであったのですがボールが動かなかった。もっと早く展開したかった。ナドロ選手云々というよりもボールが動かないことが原因です」
──これは、グラウンドの問題か?
「我々がクリーンアウトの質をもう少し上げなければならない。グラウンドの状態がなくはないですが、それに対応していかねばならないと思います」
──最終戦にプレーオフがかかっているが、最終戦に向けて修正しなければいけないことは?
「皆のビッグハートがあり、良かった点は最後まであきらめないことを春からやってきました。諦めないで、最後のワントライは次につながるものです。修正するのはクリーンアウトとコンタクトエリアを修正すれば勝利できると思います」
○ニリ・ラトゥ キャプテン
「今日勝てなかったのは残念な結果ですが、NTTドコモさんは我々よりもハングリーで、相手に勝利を与えた結果に至りました。この時期、下位のチーム、特にボトムの4チームはハードに来るので相手の勝利に貢献してしまった。我々もミスを多くしすぎてしまったのが敗因でした」
──12-21でインターセプトされる前のところで、ショットではなくスクラムを選択したが、まず3点入れて6点差にする考えはなかったか?
「ショットを選んでいても相手のキックオフから攻められるという状況があったし、50:50の判断でしたが、まずはトライをとってからという逆の戦略で臨みました」
──相手にはNECのスタイルを良く知っている選手がたくさんいたことについて、どのようなフィーリングだったか?
「今日の元NECの選手3人はドコモのプレーをしっかりしていましたが、今日はNECのラグビーができなかったのが敗因です」
──相手は、NECの持ち味を止めようとディフェンスにしつこく絡んでいると感じたか?
「NTTドコモさんからラック周辺でプレッシャーを受けるのは事前にわかっていましたが、プレッシャーを受けてしまったことは事実です。先方も勝利を望んでいて、NECが本来の力通りプレーできなかったのが結果となりました」
──今日勝っていれば、プレーオフが決まっていたが、プレッシャーを感じていたか?
「最後20分にとった戦法としては、まず普通に勝って4点を、それからボーナスポイントをと思って戦いましたが、NTTドコモさんもディフェンスが良く、我々はミスをおかし過ぎてしまったことで結果が実りませんでした」
──最後トライをとって試合が終わる前にハドルを組んで熱く語っていたようですが?
「プランとしていた、勝利してプレーオフに行くということがまだできないもののポジティブに位置づけ、トップ4に入るために今年ハードに練習してきたこと、まだプレーオフを狙えるチャンスがあるという話をしました」
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