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					|  | 中嶋監督(右)、霜村キャプテン 
 
 |  ■パナソニック ワイルドナイツ中嶋則文監督
 「お疲れ様でした。正直、今日の試合は"勝ててよかった"という内容でした。なかなかマイボールを確保できず、特に後半は攻撃の時間が少ない中で、うまくエリアと取ることができていたがペナルティはミスでリズムを崩していた。序盤に簡単にトライを取れたことで緊張が緩んだのかもしれない。L.O.の後のモールなどの時に、しっかりと対応をせずに楽をしてボールを奪おうとしたり、簡単にスコアまで持っていこうというような雰囲気が見え、それが今日の結果につながった。ここで1カ月試合が空くのでしっかりと修正して、次のトヨタ自動車戦に準備したい」
 ──ディフェンスのプランはどんなものだったか? 「近鉄さんは、ブレイクダウン周辺ではなく、攻撃の幅を持ってゲインラインの少し後ろ目のところでの攻撃オプションで攻めてくるチーム。そこに対してプレッシャーをかけようと1週間取り組んできた。選手はそれをよく実行してくれていたと思う」 ──NZから戻る田中、堀江、アイブス選手。調整の時間は少ないが不安は? 「彼らは昨日今日チームに入った訳ではなく、私たちのスタイルは理解しているので1週間もあればしっかりフィットしてくれると思う」 ──なぜ、坊主頭に? 「不祥事を起こして丸めた訳ではありません(笑)。オセアニアの子どもたちのためのチャリティーに参加しました。キャプテンと副キャプテンが刈ったので自分もやらないわけにはいきませんでした。もう少し威圧感が出ると思ったが、かわいくなったと笑われました」
 霜村誠一キャプテン 「勝ててよかったというゲームでした。ゲーム内容はこの後よくチェックしたいが、序盤でサニー(ソニー ビル)が怪我をしたり、山田がトライできなかったりと、不完全燃焼で"何かができた"という感じがしない試合だった。しかしそれ以上に、勝てたこと、三宅選手の100キャップの試合を勝利で飾れたことがよかったと思う。1カ月空くので修正すべき点は修正し、自分たちの強みをもっと伸ばせるようにしっかりと準備したい」
 ──苦戦の要因は? 「自陣に入られた時のタックルミス、簡単にゲインを越えられてしまったこと、また自分たちが攻めた時にミスを犯してしまったこと・・・。なんとなく『行こうと思えばいつでも行ける』というような雰囲気で、走り出しが遅く"見て"いる場面が多かった。相馬さんがしきりに『動け!』と声を出していたので、FWの中でもそういうムードがあったのかもしれない。堀江が帰ってきたらしっかり尻を叩いてくれると思います」 |