「トップリーグ FOR ALL ミニ・ラグビーフレンドリーマッチ」レポート

報告:佐々木文昭(日本ラグビー協会普及・競技力向上委員会普及部門アドバイザー)

「トップリーグ FOR ALL ミニ・ラグビーフレンドリーマッチ」が開催されました!

ラグビープレーヤー憧れの地、聖地・秩父宮ラグビー場において、1月27日(日)抜けるような青空の下、ジャパンラグビートップリーグの協力を得て、ジャパンラグビー トップリーグ2012-2013「プレーオフトーナメント ファイナル」、サントリーサンゴリアス対東芝ブレイブルーパスの試合の前座として「トップリーグ FOR ALL ミニ・ラグビーフレンドリーマッチ」が開催されました。

 

この「トップリーグ FOR ALL ミニ・ラグビーフレンドリーマッチ」は、(株)ベースボールマガジン社の主催により、関東ラグビー協会・関西ラグビー協会・九州ラグビー協会の3地域において開催された「ラグビーマガジンカップ」に参加したチームの中から、試合結果、ラガーとしてのマナー・態度等を参考に主催者より推薦された、世田谷区ラグビースクール(関東協会・東京都)、徳島ラグビースクール(関西協会・徳島県)、筑紫丘ラグビークラブ・ジュニアスクール(九州協会・福岡県)の3チームによる総当たり3試合が行われ、フレンドリーマッチに相応しくどの試合も沢山のファインプレーがみられ、気温の上昇と共に手に汗握る熱戦が展開されました。

3チームは共に前日の26日(土)午後、秩父宮ラグビー場に程近い国立オリンピッ ク記念青少年総合センターに入寮し、食事・風呂を済ませた後、会議室にて選手・コーチ・大会役員等関係者が集まり代表者会議が開催されました。
体表者会議は、日本ラグビー協会普及・競技力向上委員会・山本普及育成部門長から「勝ち負けよりも、グランド内外の交流を楽しんで下さい!」との挨拶に始まり、北畑普及育成部門・小学生部門長からも「この交流会で、これからのラグビーに対する"気持ち"を育てて下さい!」と激励の言葉がかけられました。
その後、試合の組合せ抽選に加え、エントリー選手15名全員をもれなく試合に出場させるとの配慮から、後半のキックオフ時には全員が出場している事等のフレンドリーマッチに関する諸注意が伝えられ、翌日の試合での健闘を誓って散会となりました。

大会当日の秩父宮ラグビー場は天候には恵まれたものの、前日・前夜からの冷え込みで、水分を含んだ芝のグランドが凍り付き、グランド設営時にはコーナーフラッグ・ポールが立てられない程固くカチカチの状態で、子供達の足・膝への負担が心配される厳しいグランド状況でしたが、時間の経過とともに陽射しがグランドに射し徐々に状況が改善されて行きました。

 
 
 
 

好天に助けられ、フレンドリーマッチ・試合の開始時間には気温も上がり、スタンドには大勢の観客が入場しだし、小学校の先生で往年の名レフリー下井さんが、3試合全てのレフリーを務め、第1試合、筑紫丘ラグビークラブ・ジュニアスクール対徳島ラグビースクール戦の結果は、35対10で筑紫丘ラグビークラブ・ジュニアスクールが勝利し、第2試合、筑紫丘ラグビークラブ・ジュニアスクール対世田谷区ラグビースクール戦の結果は、5対45で世田谷区ラグビースクールが勝利し、第3試合、徳島ラグビースクール対世田谷区ラグビースクール戦の結果は、0対65で世田谷区ラグビースクールが勝利しました。

 
 

試合終了後、早速グランドで表彰式が行われ、好ゲームを披露した3チームに対して、日本ラグビー協会・真下副会長より「優秀賞」が授与され、加えて、南アフリカ大使館・ノシセロ・ンベレ全権公使より、全選手に対して記念品が贈呈されました。

その後、参加選手全員でジャパンラグビー トップリーグ2012-2013「プレーオフトーナメント ファイナル」のエスコートキッズ、リーディングフラッグとキックオフボールデリバリーを務め、サントリー対東芝戦をスタンドで観戦し、ノーサイドの後、場所をジャパンクラブに移して、楽しいアフターマッチファンクションが開催されました。

日本ラグビー協会・森会長、真下副会長に加え、南アフリカ大使館・トーマス・クロニエ1等書記官等が出席され、森会長から、「2019年日本で開催されるワールドカップには、代表選手になるには君達は間に合わないね!」との挨拶に対して、子供達から「間に合います!」との元気の良い言葉・やり取りが交わされ、各チームから歌、一発芸及び徳島ラグビースクールから阿波踊りが披露されました。
最後に、真下副会長から「親・コーチ等への感謝の気持ちを忘れずに、皆この交流会で友達になり、将来、秩父宮ラグビー場で闘えるように頑張って下さい!」との中締めの挨拶が行われ、楽しく和やかなアフターマッチファンクションがお開きになりました。

最後に、この場を借りて本大会をご支援いただいた、ジャパンラグビートップリーグ、及び、(株)ベースボールマガジン社に対してお礼と感謝の言葉を述べ、レポートの纏めと致します。

 

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