ファーストステージ・第4節 マッチサマリー(パナソニック 34-16 クボタ)

パナソニック
ワイルドナイツ
パナソニック ワイルドナイツ
34 合計 16
7 前半 7
27 後半 9
5 勝点 0
13 総勝点 6
クボタ
スピアーズ
クボタスピアーズ

パナソニック ワイルドナイツ 34-16 クボタスピアーズ

ファーストステージ・第4節 プールB
2013年9月29日(日)15:00キックオフ/栃木・足利市総合運動公園陸上競技場

9月29日、秋晴れの心地よい天候の中、栃木県足利市の足利市総合運動公園陸上競技場でジャパンラグビー トップリーグ1stステージ 第4節 パナソニック ワイルドナイツ vs クボタスピアーズの試合が開催された。
開催前の前座として、栃木県内のラグビースクールによる交流試合、県社会人の交流試合、60才オーバーのラガーマンによる交流試合も行われ、和やかな雰囲気の中、パナソニック ワイルドナイツ vs クボタスピアーズの試合が15:00にキックオフされた。

両チーム共に一進一退を繰り返す中、前半14分パナソニックCTB JP・ピーターセンが先制トライ、FB三輪忠寛がゴールキックを決め7-0。その後、21分にパナソニックがペナルティゴールで追加点を狙うが失敗。
両者激しい攻防を繰り返す中、26分クボタがSO立川理道、FB森功至、WTB根岸康弘とボールをつなぎインゴール左端にトライ。難しい角度のゴールキックをSO立川がしっかりと決めて7-7で前半は終了。

後半戦、開始1分、パナソニックがペナルティゴールを狙いFB三輪が決めて10-7とするも、4分にクボタもペナルティゴールを狙いSO立川が決めて10-10と返す。
怪我の影響で先発出場していなかった堀江翔太が後半6分にHO設楽哲也と交代し、後半10分にその堀江がWTB北川智規にキックパス、そのボールをキャッチした北川がトライし、FB三輪がゴールを決めて17-10と追加点を挙げる。

その後、クボタも2度のペナルティゴールを決めるが、パナソニックに2トライ2ゴール、1ペナルティゴールを追加され、試合は34-16でパナソニック ワイルドナイツが勝利した。
尚、マン・オブ・ザ・マッチはパナソニックのFB三輪忠寛が受賞した。
(山下 健治)


● 記者会見ダイジェスト ●

クボタスピアーズ


石倉俊二監督(右)、今野達朗キャプテン

石倉俊二監督

「非常に強いディフェンスに対し、選手たちは80分間良く頑張ったと思う。それでも、後半はミスも出始めてミスから失点につながった」

──ディフェンスは上手くできていたと思うがチームの方針は?

「チームとしてはしっかり前で止めるタックルをイメージさせていた」

──栃木県の会場、フィールド、雰囲気、また本県出身の選手について。

「栃木県出身だからといって選んだわけではないが、栃木県出身の3名は非常に良いプレーをした。また、パナソニック、クボタ、(県出身者の)出身校の国学院栃木、作新学院などから応援に来てもらい、沢山の声援があり大変良い雰囲気だった」

今野達朗キャプテン

「前半はしっかりディフェンスもでき、個々の役割を果たしていたが、後半はミスも出始め、またプレーの精度も落ちていた。ここはしっかり修正していきたいと思う」

──後半は(相手に)経験値の高い選手が出てきて、疲れもありコンタクトも甘くなったのでは。

「開始1~2分に同じペナルティを2回やり、次は(同じペナルティを犯すと)シンビンなのでブレイクダウンで甘くなってしまった」

──大事な場面でのプレーの精度が損なわれた原因は。

「ゴール前、ラインアウト、連続攻撃などで相手のプレッシャーが強い事もあるが、やはり個々の判断があまり良くなかった」

パナソニック ワイルドナイツ

中嶋則文監督

「前半はクボタも元気で自分達のやりたい事ができなかったが、その中で選手は良く我慢をしてディフェンスをした。後半はゲインを割られてもゴールを割らせない粘り強いディフェンスをして、そこから、ターンオーバーで攻撃することができた」

──前半はなかなか結果が出なかったが。

「前半は上手くいかないのはどの試合も一緒で、リザーブにベテランの選手を置いて後半に入れることにより、チームのテンポを上げたり、落ち着かせたりした。若い選手もアタックディフェンス、キッキング、フィールディングが良かった」

──開幕から厳しい試合が続いているが、修正点は?

「自分達のスタイルを確立して、自信を持って選手を送り出している。個々がプレーの精度を上げしっかり役割を果たせるようにしていく」

堀江翔太キャプテン

「前半はかなりハラハラしたが、皆良く我慢した。前半の点数であれば後半は何とかできると確信していた。また、ペナルティが多かったので修正が必要」

──リザーブスタートでしたが。

「怪我もあり100%のパフォーマンスを出せないのが理由ですが、前半はタイトで厳しい展開になるので、皆には頑張ってもらい、自分はチームをまとめる事に集中した」


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