ファーストステージ・第7節 マッチサマリー(神戸製鋼 33-11 NTTコミュニケーションズ)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 33-11 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス ファーストステージ・第7節 プールA 秋晴れとなり、涼しい風が心地よくスタンドを駆け抜けるコカ・コーラウエスト広島スタジアム。トップリーグに先立ち、ラグビースクールを対象としたラグビークリニックやトップキュウシュウAリーグ、マツダブルーズーマーズ vs 中国電力の試合も行われた。 昨日の試合でトヨタ自動車が勝利し、プールAのTOP4を確定。2ndステージ上位グループに進むために残り1枠をかけて直接対決となったこの試合は、神戸製鋼コベルコスティーラーズのキックオフで始まった。 前半7分、神戸製鋼、敵陣ゴール前右サイドでのラック、相手のオフサイドがありPK。10番 森田が落ち着いてゴールを決め、3点先制。 後半3分にNTTコム、自陣22m内右サイドでモールコラプシング。神戸製鋼、森田のPGで14-3。 何とかトライを奪いたいNTTコムは後半19分、神戸陣内22mでの相手ボールラックをターンオーバー。9-15と繋ぎ、11番 友井川に代わって後半途中出場の23番 栗原がラストパスを受けて左隅にトライ(G失敗)。26-11とする。 ● 記者会見ダイジェスト ●
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 林雅人監督(右)、友井川拓キャプテン 林雅人監督 「セカンドステージ、さらに上を目指して戦いました。勝てば3位、負ければ5位という大事な試合でしたが、神戸製鋼の強さに屈し力負けの感がありました。自分の責任です」 友井川拓キャプテン 「多くのファンの皆様が広島まで駆けつけて下さって大変ありがたいと思います。その前で勝利をお見せしたかったですができず申し訳ないです。また大事な試合を落としたことを残念に思います」 ──前半風下の中でうまく戦えたように思うが、今日の成果は? 林監督 「トスに勝って太陽の逆光と風下をあえて取り、ハイパントを多用しました。そこが神戸製鋼の弱点だという判断です。前半終わった段階では風下としては悪くない点差だったと思います。チャレンジャーとして真正面から勝負を挑み、キックではより高い位置で、ディフェンスでは低いところで足を止めることにフォーカスを絞り戦うことしかありません。後半はミスと反則の部分で心のコントロールを失うところがありました」 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 苑田右二ヘッドコーチ(右)、伊藤鐘史ゲームキャプテン 苑田右二ヘッドコーチ 「勝つことができてよかったです。(前節の)サントリー戦が糧となりました」 伊藤鐘史ゲームキャプテン 「フィジカルの面で勝ったところが勝因だと思います」 ──前半、硬さがあったように思うが? 苑田ヘッドコーチ 「気持ちが前にいったミスはいいと思っています。セットプレーでのミスはハーフタイムで修正できたと思います」 伊藤ゲームキャプテン 「前半節から良いプレッシャーの中でプレーできています。それがチームの底上げになっています」 ──ラインアウトのミスが目立ったが、その原因と修正できた要因は? 伊藤ゲームキャプテン 「自分としてはラインアウトよりスクラムの方が課題だと思っています。ラインアウトは放り手(スロアー)とのタイミングが合っていなかっただけです」 ──次のステージではさらに厳しい戦いになると思われるが、一番の修正ポイントは? 苑田ヘッドコーチ 「第1ステージの7試合、48人中38人がジャージを着て勝ち抜いてきました。色々なプレッシャーの中、総力戦で戦えているのでチーム全体のレベルアップはできていると思います。勝負所でのミスがゲームを左右するので、自分たちにさらにプレッシャーをかけながら練習していきたいです」 (広島県協会広報 西原 利典) |