セカンドステージ・第2節 グループA マッチサマリー(NEC 24-52 サントリー)
セカンドステージ・第2節 グループA ジャパンラグビー トップリーグ セカンドステージ第2節、NECグリーンロケッツvsサントリーサンゴリアスの一戦が秩父宮ラグビー場で行われた。 前半NECのキックオフで試合が始まった。 後半はサントリーのキックオフで始まった。 後半は怒涛の攻めで5トライを挙げたサントリーがファーストステージのリベンジを果たした。 次節は2連勝のサントリーサンゴリアスが同じく2連勝中のパナソニックワイルドナイツと対戦。2連敗で苦しくなったNECグリーンロケッツは2連勝の東芝ブレイブルーパスと、ともに12月14日(土)に秩父宮ラグビー場で試合を行う。 ● 記者会見ダイジェスト ●
NECグリーンロケッツ グレッグ・クーパー ヘッドコーチ(右)、浅野良太キャプテン グレッグ・クーパー ヘッドコーチ 「サントリーさんのパフォーマンスが良く出た試合でした。ハーフタイムではついていける段階でしたが、強い相手に2人シンビンを出して14人で戦うとこのような結果になります。1対1のタックルに行くが、外され、プレッシャーを受けて、追う形のゲームになってしまいました。残念ですが、ストラクチャーが機能しませんでした」 ──ナドロ選手を入れたのは? 「前半を終わった時点で接戦でしたが、最初の(シンビンで)14人の時に14点入れられ、次の14人の時に17点入れられました。流れは良かったのですが、後半すぐに入れざるを得ませんでした」 浅野良太キャプテン 「最初に、秩父宮に大勢のNECファンの皆様が来てくださったことに本当に感謝しています。サントリーさんに対して、フィジカルで、1対1で圧倒することを目指していましたが、ディフェンスの1対1のミスが非常に痛かったです。サントリーさんのゲームスピードをスローにするには、1対1のディフェンスとブレイクダウンが大事ですが、その部分でプレッシャーを掛けらなかった反省があります。レフリーとのコミュニケーションを含めて、80分、規律の面は改善が必要です。規律とアグレッシブさの狭間というか、規律正しくアグレッシブに行かなくてはいけません」 ──カードが出たが? 「NECは外側の選手のラインオフサイドを指摘されていました。ブレイクダウンで立っていないとも言われていました」 ──サントリーの変化はあったか? 「戦い方は、そう大きくは変わったとは思えません。前回はブレイクダウンで規律良く、1対1のタックルも精度が高かったと思います。今日は、結果としてサントリーさんがやりたい速さのゲームをやられたと感じています。NECのリズムの時間、ボールを持つ時間が少なくなってしまったと思います」 サントリーサンゴリアス 大久保直弥監督(右)、畠山健介選手 大久保直弥監督 「本日はありがとうございます。内容はともかく、9月14日の敗戦(対NEC戦)からたくさん学ばせていただいたことを、どれだけ成長に生かせたかを示す大きな意味のある試合ととらえていました。ミスもありましたが、50点取れたというのは成長です。チームを前進させる勝利だったと思います。しかし、まだ通過点ですので、来週のパナソニック ワイルドナイツ戦に向けてしっかり準備したいと思います」 ──喪章の意味は? 「マンデラ元大統領に対してのものです。フーリーから提案があり、もちろん、世界中の人間がリスペクトする偉大な方ですし、ラグビーへの貢献も大きい方で、日本人、南アフリカ人関係なく敬意を表したかったからです」 ──11月は? 「この4週間、我々はどこでコンテストするのか、見つめ直しました。10番のインサイドでコンタクトというプレーがファーストステージでは多かったのですが、今日は、外でコンタクトしたことで、NECさんのディフェンスの幅が広がり、そこで突破口を見つけられるようになり、相手のディフェンスをコントロールできるようになったと思います」 ──塚本選手の評価は? 「もともとアタックは良いセンスを持っている選手で、フィジカルはファーストステージでは不足していたので、出していたら壊れていたでしょう。スピードを維持しながらバンプアップできてきましたので。塚本に限らず、うちのBKには競争できる環境が整ってきたと思います。今日出た選手もいつ、外されるか分からない、良い緊張感が生まれています。チームとしても、歓迎すべきことです。あとはハタケ(畠山健介)を脅かすプロップが出てこないと(笑)」 畠山健介選手(真壁キャプテン負傷の為) 「前半はNECさんのペースで失点し、特にセットピースでの失点がありましたが、来週、パナソニックさんと良い試合ができる程度まで改善できたことは良かったと思います」 ──前回負けたチームに対して? 「準備はいつもどおりでしたが、先週アウェーでショートウィークの準備をスタッフがしっかりしてくれました。リベンジは英語でとても強い意味があるとフーリーから聞いていましたが、気持ち的には燃えるものがあり、FWはしっかり準備できました」 ──マンデラ氏への喪章について? 「真壁から言われて、僕は真壁の発案だと思って、真壁も成長したなあと(笑)。南アフリカとサントリーはフーリーやエディーさんのつながりがあるので、すんなり受け止めました」 マン・オブ・ザ・マッチはサントリーサンゴリアス、塚本健太選手
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