セカンドステージ・第4節 グループA マッチサマリー(神戸製鋼 48-19 キヤノン)
![]() 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 48-19 キヤノンイーグルス セカンドステージ・第4節 グループA 前節セカンドステージで初勝利するも、徳俵(とくだわら)に足が掛かった状況が続く神戸製鋼コベルコスティーラーズ。勝ち点で並ぶ今節の対戦相手キヤノンイーグルスも、プレーオフ進出を狙うに、もはや負けは許されずサバイバルマッチの様相を呈したゲーム。 キヤノンの積極的なアタックから幕を開けるが、神戸製鋼は正面とウィングが柔軟なポジションチェンジで、キヤノンのギャップを鋭く突き、リズムを掴む。 22分にキヤノンSOブルースとFBスライマンケルの連携でTを奪われ(G成功12-7)緊迫感が高まる展開になるが、これを打開したのは神戸製鋼の積極アタック。 後半早々2分にもCTBフーリーとLOベッカーがつないだチャンスを、SO正面が巧みなステップで活かし切りポスト下へT(G成功38-7)。昇格2年目、もはや上位チーム撃破もジャイアントキリングとは言えない迄にチーム力が上がったキヤノンだったが、ここで勝負あり。双方2Tずつ重ねるも、キヤノンはボーナスポイント獲得につながる4T目は奪えずタイムアップ。(48-19) 前節よりディフェンスの精度が低い神戸製鋼だったが、それをカバーするに余りあるアタックでセカンドステージを五分に戻し、プレーオフ進出に望みをつないだ。 ![]() ![]() ● 記者会見ダイジェスト ●
キヤノンイーグルス ![]() 永友洋司監督(右)、和田拓キャプテン 永友洋司監督 「素晴らしいゲーム環境を整えてくださった皆様に感謝します。ゲームは点差通り神戸製鋼に完敗しました。立ち上がりのミスから失点し、キヤノンのラグビーができませんでした。 和田拓キャプテン 「神戸製鋼の勢いを止めることができませんでした。(連敗中の)流れをいかに自分たちへ持って行けるかが今後のポイント。反省を活かし、次節へつなげたいです」 ──自陣でミスが多かったが? 永友監督 「ゲームの入りが悪いです。セカンドステージに入り、規律面で問題が多く、反則で自滅しています。自陣からのアタックはキヤノンのスタイルだが、オフロードパスで無理が目立ち、結果相手に得点を与えました。ボールのリサイクルに反省すべき点があります」 ![]() ![]() 神戸製鋼コベルコスティーラーズ ![]() 苑田右二ヘッドコーチ(左)、橋本大輝キャプテン 苑田右二ヘッドコーチ 「今年最後のゲームに向け、いい準備をしてきましたが、それを体現できたことは素直に喜びたいです。水曜(12/25)開催のトレーニングマッチへ向け、プレーヤーのサポートをしっかりするとともに、残り3ゲーム全勝を目指し、いい準備を進めていきます」 橋本大輝キャプテン 「前節に引き続き、いいラグビーができています。理想のラグビーに近づいている手応えを感じます」 ──正面のSO起用について。 苑田ヘッドコーチ 「セットプレーの安定を狙ってのLOベッカー起用です。ウィングをCTBへ戻し、よりアグレッシブなプレーを求めましたが、意図したプレーができつつあります。 ──理想のラグビーとは。 橋本キャプテン 「今日垣間見えたアタックです。次のレベルにアップしていると実感しています」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (記事:廣島治 写真:長谷川昭男 広報担当:廣島治) (この他の写真については、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます) |