トップチャレンジ1・第3節 マッチサマリー(三菱重工相模原 63-10 横河武蔵野)

三菱重工相模原ダイナボアーズ 63-10 横河武蔵野アトラスターズ

トップチャレンジ1・第3節
2014年1月26日(日)12:00キックオフ/大阪・近鉄花園ラグビー場


2節を終わり、白星が無い両チーム。来る入れ替え戦に向けて、いかにチーム力を上げていくかが焦点のゲームは強風下、風下の三菱のキックオフでゲームが開始される。

キックオフのボールを横河がハイパントで仕掛けると、高くバウンドしたボールを三菱が巧く処理、FL7三輪谷が抜け出しビッグゲインすると、FB15青木に繋ぎ、左中間にノーホイッスルトライで先制(G成功7-0)。横河の出鼻を挫く。

3分横河がHL付近で展開攻撃を図るも、パスが乱れたところを三菱WTB11ウィリアムズに足で引っかけられる。巧みなドリブルでインゴールに持ち込むと簡単に抑えT(G成功14-0)。一方的な展開になる予感。

ブレイクダウンで劣勢の横河、なかなかゲインラインを突破出来ずにいたが、17分三菱陣ゴール前ラックからNO.8竹中が倒されながらも右隅にT(G不成功14-5)、食らいつく。

風下の三菱は自陣からも積極的にアタックし、横河FWにボディーブローを‘連打’、21分横河陣ゴール前ラックからSH9芝本→LO4内田に繋ぎ右中間にT(G成功21-5)。

寒風吹き荒む中、風上の横河はキックを敢えて多用せず、ボールキープからFW近辺での攻撃を意図(横河・山崎監督談)するが、三菱FWの激しいブレイクダウンの前にゴールラインが割れない。前半終了間際、ようやくキックとFWプレーが噛み合い出すも、三菱陣を崩し切れずハーフタイム。

後半早々の41分横河陣中盤の左中間ラックからWTB11ウィリアムズが抜け出しT(G成功28-5)。46分、49分とWTB11ウィリアムズが‘世界レベルのプレーで連続T(いずれもG成功42-5)。57分横河も三菱陣ゴール前モールからLO5明本が右隅にT(G不成功49-10)で一矢報いるも、三菱はWTB11ウィリアムズが5本目のトライを重ねる等、9T9Gの猛攻で最終スコア63-10。

ゲーム後の記者会見では、両チーム首脳陣とも厳しい表情のまま臨む等2週間後の入替戦を見据え、課題が山積みの様子。2週間でどう立て直すか、まだトップリーグ昇格への扉は閉ざされていない。
(廣島 治)

● 記者会見ダイジェスト ●

横河武蔵野アトラスターズ

山崎豪監督

「今日は東京からも多数応援にきていただき感謝している。前々節・前節のホンダ・サニックス戦でかなり失点をしてしまい、三菱重工戦に向けては、リーグ戦では0対40で負けていることもあり、立て直してリベンジしようと1週間準備をしてきた。前半は、プラン通り選手も頑張ってくれて1対1も止めることができ、ホンダとサニックスでやられていたところは修正もでき、そこの部分ではよかったと思っている。後半は、ボディーブローのように効いてきて1対1で止め切れず、こうした結果になった。リーグ戦は2位で通過したが、この舞台で戦えたことは本当にいい経験になった。入替戦の相手はNTTコムとなったが、夏に試合をしているのでわかっている部分もある。しっかり立て直して勝ちにいきたいと思っている」

川嶋雄亮キャプテン

「ホンダとサニックスに大敗したが、今日の試合はリセットして諦めずにやろうと準備して臨んだ。選手は体現してくれたと思うので悔いもないし、よく頑張ってくれたと思う。我々は日本人選手だけのチームであるが、三菱重工のアタックに関してはほとんどが外国人選手のものであった。日本人だけでやっていれば勝っていたのではないかと思っている」

──前2試合と比べて改善できた点は?

川嶋キャプテン

「春からディフェンスを強化してきて、今日の試合では気持ちの入った最後まで諦めない気持ちで挑んだ」

──前半、強風下の風上でのゲームプランは?

山崎監督

「これまで2試合の反省からアタックの時間を増やそうと考えていた。風上であったので前に出てボールをキープする時間を増やすこと、あとFWの近い所で戦おうというプランで臨んだが、ゲームの入りのところが前2試合のままで先制されてしまい、それを引きずってしまったことに悔いが残る。もう少しそこを修正できていたら違う展開になっていたかなとも思う」

──入替戦での戦い方は?

山崎監督

「4月からディフェンスにフォーカスしてやってきたので、まずそこを前面に出していきたい。ただ、リーグ戦では1対1で止められていた部分が、トップチャレンジではできていない。まず1対1で、プラス2人目のところでしっかり止めること、そこに重点を置いて3週間準備をしていきたい」

三菱重工相模原

高岩映善監督

「今日の試合は、もう自動昇格のチャンスがない中、入替戦でトップリーグ再昇格を目標に準備をしてきた。1週間かけてディフェンスの整備をしてきたが、まだ不十分なところがあった。入替戦まで2週間あるのでしっかり準備して、ぜひコカ・コーラウエストに勝って昇格を果たしたい」

小松学キャプテン

「ディフェンスを重点的に練習してきたが、今日も横河のアタックでプレッシャーをかけられるという場面が多々あった。ここを入替戦に向けて修正していきたい」

──ディフェンスで具体的に気になった点は?

高岩監督

「前節まで甘かった1対1で仕掛けるところ、ここは今日できてきたが、タックルのパックが甘く外れてしまうという点。こうなると人数を使ってしまうので、ここを修正したい」

──リーグ戦では40対0の大勝だったが?

小松キャプテン

「ディフェンスラインは上がれてきているが、タックルに入ったところの1対1でパックを外されてしまっている場面があった。気持ちの部分もあるのかもしれないが、しっかり低く入って1対1で反対側に倒すということをやってきたが甘く、今日はアタックでプレッシャーをかけられてしまった」

──今日大活躍のシェーン・ウイリアムズ選手のチームにとっての存在感と影響力は?

高岩監督

「一言で言うと、価値のある選手。あらゆる面でチームにとって価値を高めてもらっている。取組姿勢を含め、練習でも一切手を抜くことなく選手のお手本になっている。それ以上にオフ・ザ・グラウンドでも彼はなくてはならない存在」

小松キャプテン

「選手にとっては、やはり精神的な支柱であることは間違いない。要所要所で良いアドバイスをもらっている。プレーはもちろんのこと精神面で非常に勉強になることが多い」

(蜷川善夫、廣島治、高橋茂治 広報担当:村島博)

RELATED NEWS