キャプテン会議、「1点10円募金」宮城県ラグビーファミリー招待レポート

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『1点10円募金』 東日本復興支援活動 宮城県ラグビーファミリー招待 レポート

6月21日、秩父宮ラグビー場で行われた「リポビタンDチャレンジ2014 第2戦 日本代表vsイタリア代表」の テストマッチに、宮城県からラグビーファミリー120名が招待され、キャプテン会議のメンバーと一緒に日本代表の熱戦を応援しました。

■キャプテン会議 東日本復興支援活動「1点10円募金」 東北ラグビーファミリー招待 実施概要はコチラ

ジャパンのトライに沸きます

■ 当日実施レポート

この日行われた取り組みは、トップリーグチームが垣根を越え全16チームの発案で行った「1点10円募金」より集まった寄付金を集約し有効に活用することを目的に初めて行われた企画となり、東日本大震災により甚大な被害を受けたラグビーファミリーへの応援を継続的に行うこと、また今シーズンは宮城県石巻市でトップリーグのリーグ戦初開催を応援するという意味も込め、宮城県からの招待が計画されました。今回は「白石工業高校、東北学院高校、仙台高専名取、仙台ラグビースクール、鹿折ラグビースクール、佐沼プラタナスジュニアラグビーフットボールクラブ」総勢120名のラグビーファミリーが招待されました。

試合当日にも参加したキャプテン会議メンバーは、ラグビーファミリーと一緒に代表戦を応援するために、応援フラッグやメンバー表などのお土産セット作りも自ら行い、宮城県からの到着を待ちました。
バスの到着にあわせてラグビーファミリーと一緒にテストマッチの行われる秩父宮ラグビー場のスタンドへ着席。冒頭に、キャプテン会議代表・竹本選手から「遠くから長時間かけて来てくださってありがとうございます。今日は日本代表を一緒に応援して、日本ラグビーの発展を盛り上げていきましょう」と挨拶がありました。
キックオフまでの時間は、お土産が配られ、一緒にお弁当を食べたり、写真撮影やサインをもらったりと、参加者と選手の交流を行う良い時間を過ごしました。
いよいよキックオフとなった日本代表戦では、日差しの強い暑い陽気のなか、キャプテン会議メンバーと一緒に日本代表の奮闘を熱心に応援していました。

最後までわからない均衡した試合運びでしたが、26-23と3点リードで迎えた後半40分。FWがスクラムでイタリア代表を圧倒。ペナルティーを得た日本代表はタッチに蹴り出し勝利のノーサイドを迎えました。最後にFB五郎丸選手が蹴った勝利を決定するボールは、スタンド上段で応援する宮城県ラグビーファミリーの応援する座席に飛び込んできました。イタリア代表を見事に破る熱戦を見届けた参加者は大きな拍手で日本代表を激励してくれました。

試合後、竹本代表から参加の御礼のメッセージが伝えられ、興奮の冷めないスタンドを後にしました。キャプテン会議のメンバーは、スタジアムの出口に並び、ラグビーファミリーと一人ひとり握手をしながら、ラグビーファミリーを見送り試合観戦を終えました。

今回、招待された仙台ラグビースクールの飯沼健人君からは「朝が早くてちょっと眠かったけど秩父宮に着いたらきれいな芝生と生の日本代表を見て興奮して目が覚めた!招待してくれたキャプテン達に感謝します。試合もキャプテンと一緒に見られて、選手の体の大きさにびっくりしました。次は、キャプテン達に仙台に来てラグビーを教えてほしいです。明日も朝から練習があるので、早くラグビーがしたいです!」
また今回引率で参加していただいたコーチからは「このような機会をいただきキャプテン会議のメンバーには本当に感謝です。代表戦を見る機会は本当に貴重なので、子供達も本当に楽しみにしていました。今年は石巻でトップリーグの試合もあるので、今からPRを頑張って1人でも多くの観客で応援して恩返しがしたいです。」との感想をそれぞれいただきました。

リコーブラックラムズ・高橋選手
「今回、16チームすべてが賛同してくれました。津波の被害を受けたことを忘れないためにも、このような取組みが出来たことが大事だと思います。なぜこの取り組みが始まったかを思い出すためにも、今後も継続していきたいです。参加してくれた皆さんには、まずラグビーを楽しみ、まわりの友達と一緒にワールドカップを応援してもらえるよう頑張ってほしいです」

東芝ブレイブルーパス・吉田選手
「このような活動は継続していくことが大事。キャプテン会議として選手みんなの同意で初めて出来たことに意義があると思います。今日1日の実施には色々な人の協力があって実現できていることを嬉しく思います。今日の試合を観て、色んなことを感じ、ラグビーだけでなく普段の生活も一つひとつ熱い思いを持って取り組んで欲しいです」

NTTドコモレッドハリケーンズ・三浦選手
「被災された東北にはなかなか行けないので、こういう機会に参加できることに感謝します。今日応援に来てくれた皆さんには、ラグビーを通じて色々なことを学んでほしいです」

サントリーサンゴリアス・竹本選手
「復興支援とラグビーの輪を広げることを目的に取り組んでいるキャプテン会議の活動ですが、選手も良い刺激を受けており目的を果たしていると思います。最初は難しいとも思いましたが、16チームが揃って行動をしてくれたことに感謝しています」

キャプテン会議メンバーでお土産セットづくり

秩父宮到着 スタジアムへご案内

参加メンバーから歓迎の挨拶

バーンズ選手からお土産

ひとりひとりに応援グッズをプレゼント

荻澤選手とお弁当タイム

ウィング選手、三浦選手とお弁当タイム

吉田選手とお弁当タイム

高橋選手とお弁当タイム

五郎丸選手のタッチキックが目の前に

キャプテン会議メンバーが握手でお見送り

1点10円募金の取り組み報告

ラグビーファミリー120人と一緒に

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